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こびり付く正気は雌の悦びで削ぎ落とされる

2022.12.10.Sat.21:00
左右の足首に交差させた状態を強要する薄茶色をした麻縄の拘束は、部屋の壁に打ち付けられた金具へと結び付けられている。そしてその反対側へと伸ばされている後から足首へと付け足された追い打ちの縄は、動きを封じられた男達の足首と首を、わずかな遊びを認める形で繋いでいる。
足首と壁、及び足首と首を縄で結合された無様な男達はもう、尻肉のみを地下室の床に触れさせ自由を奪われた足を頭上まで運ばされた体勢から抜け出したくても抜け出せない。じっとしている状態を維持するならば不快さだけを感じさせる首の縄は下手に暴れ出した途端息苦しさを伴う容赦の無い圧迫を生み出すが故に、男達は腕をきつく縛り上げる上半身の縄を解こうと試みることも、視界を閉ざす黒革の目隠しと言葉を封じる穴の空いた黒いギャグボールを振り払おうと暴れることも許されはしない。
間抜けな格好で裸体を固められた惨めな男達。二の腕と胴体を結び左右の手首を背中で一まとめにする縄を軋ませることも思い通りにはさせて貰えぬ姿に追いやられた裸体を、幾ら騒いでも外部に音が漏れ出ないよう設計されている地下室の壁際に並べさせられた滑稽極まりない男達。そんな男達を作り出し、毎日の餌に媚薬を混ぜて絶え間無い発情を強要している残忍な悪の男達は、今日も何処にも逃れられない裸体を良い子に火照らせ丸出しにさせた男根とその下の尻穴をみっともなく反応させている愉快な痴態を堪能しながら、何の躊躇いも挟まずに屈辱と恥辱に満ちた責め苦を抗えぬ肉奴隷達に叩き込み始めてしまった。
その責めはもちろん、肉奴隷達の元の肩書きを愉悦に染まった声音で口にし、ただでさえズタズタに痛め付けられている誇りを更に切り刻みながら行われる物だ。

「捜査員さん、おはよう。今日も捜査員さんのケツが大好きな玩具で、気持ち良く苛めまくってやるからな?」
「むあぁぉ! あぉ、ふむあぁぁっ!!」
「探偵さん、イきたい? ケツをローターで震わされながら、チ○コでイきたいでしょ? でもダーメ、簡単にイかせたら躾にならないからね? もっともっと、頭がおかしくなるくらいに我慢させてからイかせてあげようね?」
「うまっ、むぼ、ふぶあぁ! んみゅぅぅぅんっ!!」

捜査員と呼ばれた男の尻穴が、捜査員自身の体重と床からの圧力で窄まっている尻穴が、男根を模した醜悪なイボ塗れのバイブで強引に最奥までを貫かれその位置で駆動し始めたバイブによって快楽を得る為の器官に貶められた腸壁をめちゃくちゃに掻き毟られ出す。
探偵と呼ばれた男が、尻穴に押し込まれた小さなローターの振動と無防備な男根を巧みに擦る右手の摩擦に屈しながら射精目前の場所まで肉体を引き立てられ、リモコンを弄り残酷にローターを停止させた左手と男根への心地良い摩擦を途切れさせた右手の持ち主である悪の狙い通りに射精をお預けされる苦悶を嬉々として味わわされる。
二人だけじゃない。悪に捕らわれ、不自然な姿勢で裸体を縛められた正義の男達は全員同じだ。正義であった頃の立場を言葉として浴びせられながら望まぬ快楽でいたぶられる男達はもう、自分達が淫猥に作り変えられた事実を嫌でも思い知らされつつよがり狂わされるだけの存在でしか無い。
悪の構成員の欲望を満たす悶絶を披露するだけの役割を与えられた男達はもはや、悪達が地下室に訪れている間は気まぐれに内容を変化させる快楽責めに嬲られ、悪達が地下室を離れている間は食事に混ぜられた媚薬によって増幅させられた淫欲に正義の自覚と理性を蝕まれる肉奴隷以外の何物でも無いのだ。

「ほら、刑事さん。我慢なんて無駄だよ? バイブ強くしてあげるから、ケツでイきっぱなしになっちまいな」
「もがっ、ぶ、はびゅぁぁぁぁっ!!」
「ケツとチ○コを玩具で苛められながら乳首までこねこねされて苦しいね、検事さん? 自分を俺達に売った同僚への憎しみを思い出す余裕も無いくらいに気持ち良くて辛いでしょ、検事さん? さっきからずーっと射精してるもんねぇ」
「あぉ、あがっ、む、が、ぶふあぁぁっ!!」

目隠しの下で見開いた目から溢れ出る涙を抑えられない。口を塞ぐギャグボールごしに噴き出る唾液と喘ぎを制御出来ない。下手に身悶えれば首の縄が絞まると理解していても裸体の痙攣をとめられない。
ただただ快感を注がれるがままに悶え苦しむだけとなった正義の男達が時折息苦しさに唸る様子を愉しみながら、非道な悪達は逆らえぬ肉奴隷達を今以上に追い詰める目的を持って自分好みの甘い責めを手加減無く与え、壁際に飾った裸体の中にまだこびり付いている気高き心を正気と共に、雌の悦びで削ぎ落としていくのだった。






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