逃れられぬ男は諦めながら次の地獄へと導かれる
2022.11.22.Tue.21:00
嫌がる理性を無視して快楽を生み出す機械達が、捕らわれた男を容赦無く淫らに弄ぶ。無意識に腰を前後に揺らして快楽を嬉しがる反応を示す本能に応えるかのように、無感情な機械達は甘い悦びを絶え間無く作り出して男を至福へと追い詰める。
だが、残忍な設定を施された機械達は、己を用意した存在の指示通りに快感を男に注ぐだけ注いだ上でその駆動を絶頂直前で没収してしまった。非道な機械達は目前に迫った解放の瞬間を、正気を上回る勢いで胸の内に射精への感謝を募らせていた男から取り上げ、お預けを強いてしまったのだ。
「んぐっ、むぐぅぅ……っ! ふぶ、んもぉぉ……っ!!」
地下室の天井から伸びた鎖の先にある黒革の枷を手首に嵌められ、床に繋げられた短い鎖と一体化している手の物と同じ枷を足首にも装着された男が、上下に引き延ばされた裸体を何十度目かも忘れたお預けの苦悶を誤魔化したい一心で無様に踊り狂わせる。
視界を遮る黒革の目隠しの下で眉根を切なげに寄せ、口に噛まされた黒い棒状の枷に歯を立てて悲鳴を上げながら、男は自身を嬲る機械達が停止したことによってわずかに戻ってきた思考で十数秒前の射精に感謝を向けていた己に対する嫌悪を加速させつつ汗に濡れた裸体をくねくねと惨めによじらせる。
そうして間抜けその物な悶絶を次々とさらけ出す男の光景がしばらく繰り広げられた頃、萎え始めた男根を認識した機械達は男に改めて快楽を与え始めた。それはもちろん、次のお預けを前提とした絶望色の快楽だ。
「うぐっ、むぐっ、ふぶうぅ! あぉ……むあぁ……っ!!」
分厚い胸板の上で慎ましく自己主張していた乳首を乳輪ごと吸い上げる形で取り付けられた吸盤型の淫具が小刻みな振動を再開し、尖りを緩めかけた乳首を再び硬く情けなく尖らせていく。男根全体を包囲する形で被せられ、睾丸の根本を絞り上げるベルトによって自力では外せないよう位置を固定された器具が、己の内側で硬度を失おうとしていた男根に罰を加えるかの如く振動をまた行い出し、気が狂いそうな程に溜め込ませた射精欲の更なる蓄積を無慈悲に要求していく。尻穴にねじ込まれた複雑な形状を有する器具が、力んで吐き出そうとしたらそれよりも先に前立腺を苛烈に抉って脱力を促してくるエネマグラと呼ばれる器具が、敵の手に堕ちた日から仕込まれた躾によって雌の器官へと貶められた恥ずかしく間抜けな穴にまた悦楽に直結した振動を味わわせていく。
けれど、その全ては自分を射精したくても出来ぬ地獄に突き出す為の物だ。恐怖し、打ちひしがれながら、嫌というくらいに寸止めをさせられた男は延々と継続される生殺しに逃れられぬ身体を火照らせ、心を冷え切らせていく。このままでは今日も、あの男の思い通りに自我を欲望に染め上げられてしまう。屈辱の展開を予想しながらも、男は為す術無くありとあらゆる自由を奪われた裸体を絶頂の寸前へと導かれていく。
「むぁ、んむ、ふぶあぁ……っ!」
諦めを抱きながら、次の寸止めへと上り詰める男。手足の拘束を鳴らす気力を失った状態で、迫り来る寸止めにただただ怯える男。その、最高に滑稽な男を無言で堪能しながら、ひそかに地下室へと舞い戻っていた残酷な男は今日も計画通りに精神と肉体を擦り減らされている自分専用の淫らな奴隷が達したくても達せないもどかしさを煮詰めた拷問に壊れなりふり構わずに射精をねだり始めるまでの過程を、目隠しと口枷に遮られていてもはっきりと分かる歪みきった表情を愉しみつつ鑑賞していくのだった。
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「んぐっ、むぐぅぅ……っ! ふぶ、んもぉぉ……っ!!」
地下室の天井から伸びた鎖の先にある黒革の枷を手首に嵌められ、床に繋げられた短い鎖と一体化している手の物と同じ枷を足首にも装着された男が、上下に引き延ばされた裸体を何十度目かも忘れたお預けの苦悶を誤魔化したい一心で無様に踊り狂わせる。
視界を遮る黒革の目隠しの下で眉根を切なげに寄せ、口に噛まされた黒い棒状の枷に歯を立てて悲鳴を上げながら、男は自身を嬲る機械達が停止したことによってわずかに戻ってきた思考で十数秒前の射精に感謝を向けていた己に対する嫌悪を加速させつつ汗に濡れた裸体をくねくねと惨めによじらせる。
そうして間抜けその物な悶絶を次々とさらけ出す男の光景がしばらく繰り広げられた頃、萎え始めた男根を認識した機械達は男に改めて快楽を与え始めた。それはもちろん、次のお預けを前提とした絶望色の快楽だ。
「うぐっ、むぐっ、ふぶうぅ! あぉ……むあぁ……っ!!」
分厚い胸板の上で慎ましく自己主張していた乳首を乳輪ごと吸い上げる形で取り付けられた吸盤型の淫具が小刻みな振動を再開し、尖りを緩めかけた乳首を再び硬く情けなく尖らせていく。男根全体を包囲する形で被せられ、睾丸の根本を絞り上げるベルトによって自力では外せないよう位置を固定された器具が、己の内側で硬度を失おうとしていた男根に罰を加えるかの如く振動をまた行い出し、気が狂いそうな程に溜め込ませた射精欲の更なる蓄積を無慈悲に要求していく。尻穴にねじ込まれた複雑な形状を有する器具が、力んで吐き出そうとしたらそれよりも先に前立腺を苛烈に抉って脱力を促してくるエネマグラと呼ばれる器具が、敵の手に堕ちた日から仕込まれた躾によって雌の器官へと貶められた恥ずかしく間抜けな穴にまた悦楽に直結した振動を味わわせていく。
けれど、その全ては自分を射精したくても出来ぬ地獄に突き出す為の物だ。恐怖し、打ちひしがれながら、嫌というくらいに寸止めをさせられた男は延々と継続される生殺しに逃れられぬ身体を火照らせ、心を冷え切らせていく。このままでは今日も、あの男の思い通りに自我を欲望に染め上げられてしまう。屈辱の展開を予想しながらも、男は為す術無くありとあらゆる自由を奪われた裸体を絶頂の寸前へと導かれていく。
「むぁ、んむ、ふぶあぁ……っ!」
諦めを抱きながら、次の寸止めへと上り詰める男。手足の拘束を鳴らす気力を失った状態で、迫り来る寸止めにただただ怯える男。その、最高に滑稽な男を無言で堪能しながら、ひそかに地下室へと舞い戻っていた残酷な男は今日も計画通りに精神と肉体を擦り減らされている自分専用の淫らな奴隷が達したくても達せないもどかしさを煮詰めた拷問に壊れなりふり構わずに射精をねだり始めるまでの過程を、目隠しと口枷に遮られていてもはっきりと分かる歪みきった表情を愉しみつつ鑑賞していくのだった。
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