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狼は部下に監禁され発情を促される

2014.04.09.Wed.21:00
薄暗く、陽の光も差し込まない地下牢で。
捕らえられた狼の獣人は、何とかして拘束から逃れようと必死にもがいていた。

「んぅーっ・・・んぐっ!」

狼の口は、開く事を封じる形で包帯を巻かれ、声を奪われている。言葉を制限する口の拘束を外したくても、今の狼にはどうもしようが無い。
手を使って外したくても、手首を枷によって短く繋がれ。更に繋がれた手は狼につま先立ちを強制する高さで、天井から縄で吊るされてしまっていた。

「ぐ・・・うぅ・・・!」

悔しげに呻く狼。捕らわれた時に衣服と共に武器を取り上げられたせいで、拘束から脱出出来ず。
加えて裸体を隠す事も許されず晒されている屈辱に、狼はプライドを傷付けられ、一分一秒ごとに追い詰められていく。

「んむっ!?」

耐え続けていた狼は、不意に立った金属音、地下牢の扉が開く音に反応して顔を上げた。

「元軍団長、気分はどうです?」

わざと『元』を強調して狼を呼ぶのは、昨日まで狼の部下であった虎の獣人。
軍団長の狼を拘束し、牢に放り込んだ張本人だ。

「うぅぅ…っ!」

今すぐ自由にしろ。と言わんばかりに虎を睨み付ける狼。その強い視線に、虎は全く動じず、いたずらな笑みを浮かべて一つの道具を取り出した。

「これ・・・貴方なら何に使うか分かりますよね?」
「んぐっ!?」

狼は、虎の言葉通り見せられた道具の用途を知っていた。分かってしまった。
それが、狼獣人に使われる、性拷問用の口枷であると。

「付けて差し上げますよ。きっと・・・貴方に似合います」
「ふうぅっ…」

嫌だと態度で示すより先に、虎は狼の口に枷を嵌め、ちょっと暴れたくらいでは取れないように鍵を掛けた。
黒の革で作られた口枷は狼の口をすっぽりと覆い、鼻先だけが呼吸の為に少し空いている。
この鼻先の部分に、狼を狂わせる残酷な仕掛けは施されていた。

「ん、ん…っ」

鼻先の部分にあるのは、発情を促す薬品入りの布。
その薬品は狼が呼吸をする度に体内へと入り込み、甘い香りとなって狼の身体を熱くさせていく。

「貴方が発情しきった頃にまた来ますよ・・・しっかり、おねだりの台詞を考えておいて下さいね」
「ふ、ぅ…っ!」

待って、行かないで。
狼がそう思う間に虎は素早く地下牢を後にしてしまった。

残されたのは、一人きりで身体を熱くし続ける捕らわれの狼だけ。

「む、んっ…ふっ、んふぅ……っ」

どんなに拒んでも発情は拒めず、どんなに身悶えても溜まっていく熱は散らない。
狼はいつしか抱いていた怒りも忘れ、虎に甘い刺激をねだる台詞を、霞む思考で一生懸命に考えていた。





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