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逃れられぬ裸体は過ぎた快楽を流し込まれる

2022.10.11.Tue.21:00
尻穴を奥深くまで貫き、そこから抜け落ちないように腰回りに這わされた縄で位置を固定された極太のアナルバイブが、自由を取り上げられた男に望まぬ恥辱を絶え間無く注ぎ続けている。
仮に指の使用を禁じる黒革で作られた鍵付きの手袋が無かったとしても解けぬ二の腕と胴体を結合する縄と胴体の真後ろで交差させた手首を縛る縄を上半身に着せられ、足首と太ももを遊び無く繋ぐ縄を下半身にあてがわれ、それらの縄とベッドの上下にある柵を後から足された縄達で厳重に結わえられてしまった男が仰向けの体勢を強要された裸体を幾ら暴れさせても引き抜くどころか触れることすら叶わない。そんなアナルバイブは、男が己の口を塞ぐ赤色のギャグボールに歯を立てて甘く歪んだ悲鳴を上げているのもお構いなしに駆動を続け、雌の快楽を容赦無く味わわせ続けている。

「んぉっ、むおぉ! あぉ、はっ、はむぅぅっ!!」

ギャグボールの穴から飲み込みきれない唾液を淫らな絶叫と共に溢れさせ、縄に許された範囲で裸体を身悶えさせながら、男は縄との無意味な格闘を繰り返しつつ尻穴だけでの絶頂を何度も何度も迎えている。
手も足も出せず、しゃべることも出来ない無様な男は、外部には一切音が漏れ出ない構造となっている地下室に情けない鳴き声を反響させつつ、ビクともしない縄を耳障りに軋ませながら忍耐の限界を超えた射精へと何回も到達させられている。
一体何時までこのままイかされるのだろう。快楽に朦朧とする頭で他人事のように考えながら、男が甘い苦悶の中でまた絶頂する。そのもはや何十度目かも分からない頂点の余韻がゆっくりと引き、思考すらも紡げなくなっていた頭がわずかな冷静さを取り戻した頃、男の視界は今まで無かった存在を認識した。
それは、尻穴をバイブに掻き毟られる雌の至福に翻弄させられている男と全く同じ顔をした男だ。

「ふぐっ!? んまっ、んむぁぁんっ!!」

涙に潤んだ目で自分と同じ顔をした男を目にした瞬間、男は乱れに乱れた呼吸を交えつつ哀願の叫びをなりふり構わずに放ち、尻穴を蹂躙するバイブの停止を、引いては淫獄の終了を請うた。
しかし、ベッドに縫い付けられた裸体をよじらせながら救いをねだる男を黒い笑顔で見下ろしている男は慈悲など示さない。バイブが突き刺さった尻穴と男自身が噴き出させた精液に汚れている恥部に顔を近付ける形で片膝を付いた男は、萎える暇さえ認められずに精液を分泌させられている男根ごしにもうやめてくれの思いを寄せる男の涙と唾液に塗れた必死な表情を無言で嘲笑いつつ、嬲られている男と同じはずの顔を残忍な愉悦で満たしながら更なる甘い拷問を宣告した。

「ケツだけでたくさんイけるようになったね、兄貴。じゃあここからは、ケツと一緒にチ○コを苛めながらイかせまくってやるよ」

言いながら、弟である男は口を大きく開き苦しげに、けれど心地良さげに跳ねている男根を先端から根本まで口内に収めていく。

「ふうぅ!? むぐっ、んっ、むぐぁぁぁっ!?」

一層の淫獄に怯え、湧き上がる戦慄に任せて兄の矜持だけで無く雄として人間としての尊厳もかなぐり捨てた制止の絶叫を発する兄を目と耳で愉しみつつ、弟は愛しき兄の心と身体を陥落させる為の悦楽を根本まで口に含んだ男根と、一段上の駆動をまだ残しておいたバイブに最奥までを埋め尽くされた尻穴目掛けて叩き込んでいく。

「おごっ!? ぶぎゅ! んみゅぅぅ!! はごっ、えぉ、んむぉぉぉぉっ!!」

イかされ続けたせいで感度が異常なまでに高まっていた男根を舐めしゃぶる弟の舌が気持ち良い。より激しい首振りを開始し腸壁全体を荒々しく掻き毟り出したバイブが堪らなく気持ち良い。
兄としての己を忘れ、快楽に溺れた方が幸せなのではないか。そう思わせるくらいの悦びに理性を削り落とされつつ断続的にイき狂わされていく兄を独占する幸福に酔いしれながら、弟である男は兄を自分だけの物に躾ける為の空間として選んだ地下室に響き渡る淫猥な咆哮をもっと獣じみた物へと変化させるべく舌をより巧みに男根へと這わせつつ右手に握ったバイブで自らが暴いた兄の弱点を嬉々として抉り、逃れられぬ裸体にはち切れんばかりの快感を送り込んでいくのだった。






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