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哀願する男達は望んだ通りの展開を望まぬ形で与えられる

2022.08.05.Fri.21:00
尻穴にねじ込まれた極太のアナルバイブが、雌の悦びの汲み取り方を教え込まれた腸壁を残忍に掻き毟り意に染まぬ快楽を容赦無く覚えさせる。無防備にさらけ出された男根と乳首に取り付けられたそれぞれ形の違うローターが無慈悲な振動を行い、淫らな弱点達に望まぬ快感を味わわせる。
そんな甘くて非道な責め苦から逃れたくても、男達は逃れられない。二の腕と胴体を短く結合し背中で重ねさせた肘から手首までの部分をきつく一つに括る縄を着せられ、足首と太もも、そして膝の上下を繋ぐ縄によって伸ばすことを禁じられた足を上半身の縄へと厳重に結わえ付ける縄を後から付け足され、すでに手も足も出せない裸体を狭い檻の中へと閉じ込められた哀れな男達は淫らな責め具達がもたらす悦楽を遠ざける以前に檻の底に敷かれたマットに仰向けの姿勢で寝転がり続ける状況から抜け出すことさえ叶わない。
すぐ隣にいるもう一人とこの苦悶からの脱出を手繰り寄せる為の協力さえも行えなくされた惨めな男達はもはや、見えているのに触れられはしない残酷な淫具達の駆動を涙に濡れた瞳で眺めながら惨めに鳴き喚き続けることしか出来はしない。男達はもう、同じ淫具によってもたらされる真逆の拷問に心と身体を打ちのめされながら、反抗を砕かれた声音で二人きりの地下室に悲痛な哀願を響かせるだけの存在でしか無いのだ。

「もっ、もぉやらぁぁぁっ!! イぎだぐ、にゃいぃぃっ!! ゆりゅじで、イがぜないれぇぇっ!!」
「おにぇがい、イかせへ……んっ、あぁぁぁーっ!! やら、よわくにゃるのやらぁ! もっろじでぇ! しゃせー……しゃせぇぇぇーっ!!」

乳首を挟む薄桃色をしたクリップ型のローターが生み出す振動が気持ち良い。硬く勃起した男根の根元と亀頭の真下を緩く締め上げる黒いベルト型のローターが繰り返す振動が堪らなく気持ち良い。尻穴を奥深くまで満たした位置から抜け落ちないよう縄で固定されたアナルバイブが行う首振りが、腸内全体を撹拌する首振りが雄の自覚を失わせるくらいに気持ち良い。片方の男は脳を沸騰させるような淫猥な至福の波に翻弄させられながら、休み無い絶頂へと至らされ続けている。
同じ淫具で乳首をいたぶられ、男根を嬲られ、尻穴を痛め付けられているというのに絶頂には至れない。恥を捨てて絶頂したいと懇願する程に欲望は膨らんでいるのに、いつまで経っても絶頂はさせてもらえない。快楽の頂点に到達する直前でそれを察して駆動を弱めるよう設定された淫具達に出口の無い淫獄を叩き込まれているもう片方の男は、蓄積する一方の淫欲を誤魔化すかのように檻に入れられた汗と縄塗れの裸体を無駄にくねらせながら、喉が破れんばかりの勢いで絶頂を願う叫びを発し続けている。

「だっ、だじゅげれぇ! もぉイぎだぐにゃいのぉぉぉぉーっ!!」
「イぎだい、イがじぇでぇ! イがしぇでぐらじゃいぃぃぃっ!!」

右隣に置かれた檻の中でイき狂わされている仲間の存在を忘れ、左隣の檻の中で絶頂を数え切れないくらいにお預けされている仲間の存在を意識する余裕も無くした男達が、無様に裸体をよじらせながら許しを請う。
そうして誇りを捨てた哀願をひたすらに紡ぎ続ける男達という滑稽極まりない生き物は、自分達を捕らえ正反対の快楽責めに放置した男の帰還を檻の格子ごしに潤んだ目で認識した瞬間、数時間前に抱いていた憎しみを欠片も伺わせない屈服の態度を剥き出しにした様子で、今までとは違うぶつけ先を明確にした助けての思いを放ち始めた。

「あぁ、おねがい、じまずぅぅっ!! イがぜないれ! もっ、もぉ! イぐのやりゃぁぁぁっ!!」
「たひゅけて、くらひゃい……イぎだいのぉ! せーえぎだじだい! しゃせー、したいのぉぉぉぉっ!!」

必死になって絶え間無い絶頂の終わりを欲し、絶頂を得られない生殺しの終焉を希求する男達。その最高に愉快な檻の中の敗北姿を見下ろしつつ醜悪に微笑んだ男は、上着の左右のポケットに入れた手で二台のリモコンを操作して二人が望んだ通りの展開を、望んだ人物をわざと入れ替えて与え始めた。

「ふぎっ!? ひぎゃぁぁぁっ!? なんれ! なんっ、れぇぇっ!?」

淫具の駆動を引き上げられイきたくないと告げたにもかかわらず一層短い間隔でイかされ始めた男が、困惑色の悲鳴を上げつつ男根からほぼ透明に近い液体を情けなく噴き出させる。

「あぁ、イけりゅ、イけりゅのぉ……やっと、イっ、イけ……っ!?」

強まった淫具に安堵し襲い来る絶頂に備えていた男が、ようやく得られると思った至福の目の前でそれを取り上げられた事実に絶望し、分かりやすく戦慄しながら言葉を失う。
求めた展開が手に入らなかったばかりか、拒絶していた淫獄の質を高められた二人が打ちひしがれながら悶え狂う様を悠然と堪能する男はポケットに入れた手を引き抜きつつあらゆる非道から逃れられなくされた裸体を詰めた檻の後ろに回って床に直接腰を下ろすと、格子の間から差し込んだ手を使って二人の汗ばんだ髪を鷲掴みにし、頭部を振り乱して苦しみを紛らわす足掻きを封じると同時に淫具に責め立てられる自らの肉体から目を逸らすことを禁じる形で頭部を限界まで起こさせた。

「ほら、二人共、自分達の願い通りにされた身体をもっと良く見なさい。射精したいってお願いした身体がイかされるところを、射精したくないってお願いした身体が我慢させられるところを、じっくり見ながらおかしくなりなさい」
「あぁ、ちがうぅ、ちっ、がうぅぅんっ!」
「もぉ、やべで……ゆるじで……なんれもするから、もぉ、やめへぇぇ……っ!」

髪を掴む手が作り出す頭皮の痛みを跡形も無く塗り潰すくらいに苛烈な淫獄に残りわずかな理性をすり潰されながら、縄に縛められ檻に閉じ込められた男達は生物とは思えないくらいの痙攣を行いつつ、自分達の背後に腰を下ろした男の意に沿った崩壊へと突き落されていくのだった。






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