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男は惨めな家具の悶絶を堪能する

2022.07.13.Wed.21:00
殺風景な地下室の壁際に置かれた観音開きの扉を有する収納棚の上には、黒革製の目隠しを装着された青年の頭部が存在している。それは決して作り物などではない。苦しげな、そして抑えきれぬ怯えの感情を交えた吐息を漏らしているその頭部は間違い無く生きた人間の物で。家具に見せかけた悪趣味な器具に首から下を囚われた哀れな青年は、自分一人の地下室で恐怖に歪んだ呼吸を繰り返しながら来るかも分からぬ救助をただひたすらに待ち望み続けていた。

「はぁ……はぅ、んふぅ……っ」

我を忘れて助けてくれと鳴き叫びたい衝動を制しながら、青年は無駄な体力の消耗を避ける為に大人しく待ち続ける。
救いが訪れたならすぐさま逃げ出せるようにと首から下を縛める収納棚との格闘も行わず、青年は力を浪費しないよう努めている。
そんな涙ぐましい努力が何時間保たれた頃だろう。不意に地下室の扉が開き、青年の耳に自分へと歩み寄る誰かの足音が聞こえた。

「っ! た、助けて下さい……俺の横に鍵が吊るされてます。それを使って、ここから出して下さいっ!」

一生懸命に紡がれる懇願に対する返事は無い。足音の主は必死に叫ぶ青年の願いを耳にしても安堵を与える言葉を放たず、言葉で示された収納棚の側面に用意された鍵束に触れることもせず、持参した鍵を用いて観音開きの部分に施された南京錠を、青年に非道極まりない恥辱をもたらす作動スイッチも兼ねた扉の南京錠を外し始めた。
そこで、青年は気付く。今目隠しの向こうにいるのは味方じゃない。目隠しの向こうにいるのは、自分を捕獲しこの残忍な収納棚に組み込んだ張本人である男だ。

「いっ、嫌ぁぁぁぁっ!? やめて! 助けてぇぇ!! もう嫌! 許してぇぇぇーっ!!」

絶望に打ちひしがれた青年が数十秒前の様子からは想像も付かない態度で半狂乱になって慈悲をねだっても、男は手をとめない。
自分に敵対した愚かな青年を拉致し自分を無様に愉しませることだけが存在意義の醜悪な家具へと貶めた男は、最高に愉快な絶叫を味わいつつ南京錠を外すと、そのまま何の躊躇いも無く扉を最大限に開き、透明な強化ガラス製の壁で外界と仕切られた収納棚の内部に間抜けな格好で飾られた青年の裸体に甘く苦しい拷問を加え出した。

「ふぎっ、んいぃぃっ!? あぁ、りゃめ、やら、やらぁぁぁっ!!」

収納棚内部の機構によって左右の手首から先と足首から先を機械の中に飲み込まれた青年の裸体が、内部の天井に仕込まれた装置から溢れ始めた粘性の強い液体媚薬によって容赦無く、まんべんなく撫で回されていく。両手両足を真横に伸ばしきった状態に固定され、前に嬲られた際に用いられた媚薬の効果がまだ抜けきっていなかった哀れな裸体が、新たに滴り出した媚薬に為す術無く火照らされ意に染まぬ快楽を覚えさせられていく。

「おにぇがい、じまずぅぅっ!! どめでぇぇーっ!! やっ、やらやらぁ! ゆるひへ……やりゃぁぁぁぁっ!!」

このままではまた、全身を伝う媚薬だけで絶頂に次ぐ絶頂を迎えさせられてしまう。その事実を拒む思いのままに喉が破れんばかりの悲鳴を上げて許しを請う青年を無言で嘲笑う冷酷な男は、あらかじめ地下室に置いておいた椅子に腰掛けくつろぎの姿勢を取ると、自分専用の淫猥な家具に堕ちた青年が発情しきった裸体と限界まで体積を増した乳首と男根を踊り狂わせながら媚薬の雨に打たれつつイきまくる様子を満面の笑みで鑑賞しいびつな至福が抱かせる充足を噛み締めていくのだった。






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