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男達は残忍な催しの主役に抜擢される

2022.07.02.Sat.21:00
二の腕と胸部を結合し左右の手首を背中で縛る上半身の縄と、足首と太ももを短く括り両足に折り畳んだ状態を強要する下半身の縄を与えられた男は、壁に作られた四角いくぼみの中に恥部を見せ付けるような姿で吊るされた裸体を一心不乱にもがかせながら口を塞ぐ黒い棒状の枷に歯を立ててくぐもった唸りを発しつつ自身を入れたくぼみに施された強化ガラス製の蓋ごしに見える景色から脱出に繋がる情報を掻き集めていた。
電話ボックスのような形状をした縦に長い強化ガラス製の箱に閉じ込められた男は、左右の手首と二の腕を背中できつく一つにまとめ肘の部分を腹部に縫い付ける縄と、左右の足首同士と太もも同士を遊び無く繋ぐ縄を着せられた裸体を暴れさせ箱に体当たりを繰り返しながら口に栓をしている黒色の粘着テープ越しに怒りと焦りを込めた唸りを発し続けていた。
大人の腰程の高さがある台の上に裸体を乗せられ逃走を封じる強化ガラスの囲いをすっぽりと被せられた男は、自らの太ももを抱え込んだ形から離れられないようにさせている手首同士を短い鎖で結ぶ黒革の枷を鳴らしながら、黒革のベルトで足首を縛られた足でしっかりと固定された囲いを必死で蹴り付け、黒革の本体と一体化した輪状の金属を噛まされたせいで閉じることを禁じられた口から言葉にならぬ呻きと飲み込めない唾液をだらだらと零していた。
三人の男は、それぞれ違う拘束と戦いながら、捕らえられた事実をどうにかして覆そうと試行錯誤を積み重ねていた。丸出しにさせられた男根が足掻きに合わせてみっともなく揺れる度にやって来る屈辱と恥辱に苛まれながら、男達は自分達を捕らえた憎き組織の思惑には決して屈しないという思いを言葉にならぬ声で共有しつつ危機からの解放を求める行動を積み重ねていた。
しかし、幾ら頑張っても三人の拘束は緩む気配すら見せない。どんなに鳴き喚こうとも、敵の組織が所有する建物の一室に響く声は救いをもたらしてくれる存在の耳には決して届かない。事前に伝えられていなかった逃げ場の無い空間に訪れた絶望的な変化に戦慄し焦りを加速させる三人が足掻きの勢いを強めようとも、状況は三人が望む方向には決して進まない。
そうして無様に閉じ込められた三人の男が、非道な変化に抗えず憔悴し反抗の面影を跡形も無く失った頃、三人が惨めに飾られた空間の扉が前触れ無く開いた。扉を開けたのは、三人を捕らえた組織の構成員である男。情けなく生け捕りにされ、身動きと言葉を封じられ、強化ガラスによって隔てられた狭い檻の中に充満した媚薬混じりの空気によって意に染まぬ発情へと導かれた滑稽な捜査員達の鑑賞を愉しみに足を運んだ好事家達を引き連れた無慈悲な組織の男は、見世物に堕ちた三人の観察を許可する言葉の代わりに扉を大きく開け放ち、仮面で顔を隠した好事家達の目と耳をこれ以上無く悦ばせる冷酷な鑑賞会を開始させてしまったのだ。

「んんっ!? むぐ、んまうぅぅ!」
「ふっ、んう、むぎゅぅぅっ!!」
「あぉ、えおぉ、ふっ……あおぉっ!」

仮面に覆われていない口元を醜悪に歪めた好事家達が、強化ガラスの壁に顔を近付け媚薬のせいでパンパンに張り詰めさせられた隠すことも叶わない捜査員達の男根を愉しげに眺める。やめろの一言さえ紡げなくされた愉快な捜査員達の唸りを味わいながら、好事家達は飾られた捜査員達をあらゆる角度から堪能し尖った乳首や尻穴のヒクつきを目にする度に笑みの黒さを深めていく。
その残忍極まりない鑑賞会の主役に同意無く抜擢された哀れな捜査員達は、まだ流し込まれ続けている媚薬入りの空気を取り込まないよう乱れた呼吸を抑えに抑え火照りを散らそうとして無意識にくねろうとする裸体を欲に蝕まれている理性で制御し、それらの忍耐の様で好事家を余計に悦ばせ異常な催しが執り行われている部屋の熱気を虚しく高めさせていた。






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