fc2ブログ

間抜けな体勢で男達は搾取される

2022.06.10.Fri.21:00
「んーぅっ! むっ、ぐむぅぅ! ふぐぅぅぅぅーっ!!」

黒色をした棒状の口枷に歯を立てながらくぐもった絶叫を用いて許しを請うても、男を拘束と苦悶から救い出してくれる存在は現われない。口枷を頭部に固定するベルトと尻穴にねじ込まれた釣り針状の器具を繋ぐ鎖を外してくれる存在も、左右の手首へと装着された黒革の枷と床の金具を短く結ぶ南京錠を取り去ってくれる存在も、左右の足首と太ももに巻き付けられた黒革の枷と部屋の天井に打ち付けられた金具を結合し宙に浮かせた足を直線を作らせるかのように限界まで開かせ無様な格好を強要している長い鎖から男を解放してくれる存在も、この空間にはいない。
男と同じ空間にいるのは、同じ立場と姿に追いやられた惨めな男達と、ありとあらゆる行動を没収された逆らえぬ男達に非道な恥辱を加える男達だけ。
手も足も言葉も出せず容赦無く注がれる淫猥な責め苦からも逃れられなくされた無様な男達と、そんな男達の淫らな弱点にあてがった甘く冷酷な責め具を嬉々として操作し望まぬ絶頂を絶え間無く迎えさせる残忍な男達だけしか、無慈悲な搾取の現場となった地下室には存在していないのだ。

「んもっ、もごぉぉっ! ふぶっ、ぼあぁ! むぁぁんっ!!」
「あぉっ、はおぉ! んー! ふぎゅぅぅぅーっ!!」

口枷と鎖で繋がっている釣り針が、男達の尻穴を満たした状態で激しい振動を繰り返し調教済みの腸壁を意に染まぬ悦楽で殴り付けていく。男達の左右の乳房に被せられた半球状の器具が苛烈な吸引によって引っ張り出させた乳首とその周辺を内蔵されている柔らかな毛の回転ブラシを使って甘く磨き倒し、男根に被せられた筒状の器具が乳首と同様の吸引を行いつつ内部に仕込まれた柔らかな素材全体を振動させ亀頭以外を取り囲んだ男根に強烈な悦楽を叩き込んでいく。
仮に一箇所だけだったとしても耐えがたい淫蕩な拷問を三箇所の弱点へと同時に注がれている男達はもう、自分達を快感で狂わせている支配者の男達に抱いていた怒りを蘇らせることも出来ない。腕を伸ばし続けなければ口枷から伸びた鎖が引っ張られ尻穴の釣り針が強く食い込み一層の悶絶を味わわされてしまう。下手に裸体を暴れさせたら支配者達の手で全員の淫具の駆動を引き上げられてしまう。脱力することも、なりふり構わない身悶えで快楽の波を誤魔化そうとすることすらも封じられた男達はもはや、仲良く甘い拷問に鳴き叫びながら無理矢理に強いられる絶頂を迎えさせられるしか無い。
高値で売れる雄の母乳と精液をひり出す為だけに生かされ、管理されている男達は、ただただ都合の良い奴隷として飼い殺される己の境遇に打ちひしがれながら、飼い主達を潤す白の体液を勢いよく噴き出させるしか無いのだ。

「もごっ、みゅぉぉぉっ!!」
「ぶっ、ばあぁ! ぼごっ……ぶびゅぅぅぅっ!!」

本来男の乳房からは分泌されない母乳を搾乳機を兼ねた責め具に回収され、子を成す種から好事家の目を愉しませる白濁へと貶められた精液を乳房と同様に責め具の力で絞り出されながら、男達は堪えきれぬ痙攣に合わせて自らの尻穴を釣り針でほじくるという追い打ちを生み出しつつ、自分達を金づるとしか認識していない男達の前で次の絶頂へとどうすることも出来ずに導かれていくのだった。






↓よろしければ、応援クリックお願いします↓

小説(BL) ブログランキングへ

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL短編小説へ
にほんブログ村

B L ♂ U N I O N
↓よろしければ、こちらも応援クリックお願いします↓




















関連記事
スポンサーサイト
[PR]

コメント

管理者のみに表示