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男は淫猥な悶絶を所有者に愉しまれる

2022.05.28.Sat.21:00
地下室の壁に何十と打ち付けられたL字型の金具は、捕らえた男を無様な姿に固定し身動きを封じる為だけに用意された醜悪な舞台装置だ。
二の腕と胸部を結び左右の手首を背中側できつく縛る上半身の縄と金具達を後から足された何本もの縄で繋がれ、足首と太ももを括り左右の足を折り畳んだ状態に維持させる縄も同様に追加された縄達を用いて金具へと遊び無く結合された男の裸体は、壁から離れることはおろか開きっぱなしにさせられた足を閉じることも許されない。黒革製の目隠しと黒色をした棒状の口枷を与えられ、それらの場所を保つ役割を持った黒革のベルトにあてがわれた幾つもの金具と壁の金具達を縄で結わえられた男は、見ることとしゃべることのみならず頭部を振り回すことすらも認められない。
ありとあらゆる形で自由を没収され、地下室の壁へと磔にされた惨めな男。厳重に施された拘束と格闘することさえもままならない格好へと追いやられ、ただただ丸出しにさせられた恥部をみっともなく露出させ続ける立場に貶められた情けない男。そんな男を作り出し手も手足も言葉も出せぬ様子を愉悦を露わにした残忍な笑みを浮かべつつ味わった男は、抵抗の手段を一つ残らず削ぎ落とされた滑稽な男の裸体に無慈悲な機械達を淡々と取り付け、焦りと怒りと抑えきれぬ恐怖に満ちた拒絶の反応を悠然と嘲笑いながらもたらした機械のスイッチを何の躊躇いも無くオンにしてしまった。
途端、男の左右の乳首を挟み込む形で取り付けられた白いクリップ型のローターが激しい振動を開始し、己の力で間抜けにひしゃげた両乳首を嬲り始める。根元と亀頭近くに巻かれた黒革のベルトに内蔵されているローターが震え、刺激に屈して持ち主の意思とは裏腹に膨張した男根へと苛烈に食い込みながら望まぬ悦楽を強制的に覚えさせていく。
その甘い責めから逃れたくても、壁際に飾られた男の身体は淫具をどうやっても振り払えない。縄を耳障りに軋ませながら縄に許された範囲でなりふり構わずに裸体を踊り狂わせても、男は乳首と男根をいたぶる機械達から抜け出せず、上半身の縄と左足の縄に差し込まれたリモコンに触れることさえ叶わない。
男はもう、自分を捕獲した非道な男の思い通りに喘ぎ鳴き淫猥な悶絶を引きずり出されるだけの存在でしか無い。冷酷な男の支配下に置かれた哀れな男はもはや、目隠しの向こうで観察を行っている支配者の気配を常に感じさせられながら忍耐が途切れる度に絶頂を迎える滑稽極まりない見世物でしか無いのだ。

「あもっ、むぉぉぉんっ! んぐっ、ふぎゅっ! むぎゅぅぅぅぅっ!!」

喉が破れんばかりの悲痛な絶叫を上げながら快楽を極め色の薄まった精液を迸らせても、機械達はとまらない。
断続的に襲い来る射精欲を必死になって堪え汗と淫液に汚れた裸体をガクガクと痙攣させながら誇りを捨てて言葉にならぬ唸りで救いをねだっても、イきまくる男を娯楽としか認識していない男は動く素振りすら見せない。
自分は、目隠しの向こうにいる男が満足するまで容赦無くイかされるしか無い。絶望の情報を思い知らされながらまた新たな絶頂へと到達していく男の光景を独占しながら、真紅のソファーにゆったりと腰掛けて鑑賞を行う男は地下室中に響く耳に心地良い悲鳴と少し離れていても鼻腔に伝わる強烈な淫臭と敵対していた時の凜々しさを欠片も残さず失った悶絶をさらけ出す男の充足を抱きつつ、自分の所有物となった男の絶頂に合わせて笑みの黒さを一層深めていくのだった。






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