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傷付いた少年は優しき快楽であやされる

2022.05.10.Tue.21:00
普段と違う道を通り、通常の自分ならば決して行かないような裏路地へと足を運んだ男の記憶は、断片的にしか残されていない。
残された記憶は、いつもとは違う行動を取っていた理由である行方知れずとなっていた不良少年が寂れたビルの中で見知らぬ不良少年達の手で自由を奪われ辱められている光景を目にした記憶と、思わず名を叫びながら嬲られている不良少年を救い出す為に凌辱を加える少年達へと殴りかかった記憶。そして、誰かからの通報を受けてやって来た警察に暴行に走ったことへの説教をされつつ逮捕への感謝と、心身を痛め付けられた不良少年の一時的な保護を任された記憶だ。
現場からどういう流れで自宅のマンションへと帰ったのかも、もはや覚えてはいない。何故不良少年の本来の保護者がやって来ないのかももう、思い出せない。ボロボロにされ以前見せていた反抗を跡形も無く失った不良少年を支えることしか思考に無かった教師の男は、裸体に自身の上着のみを羽織った少年を自身が使っているベッドに腰掛けさせた後に思い出せぬ記憶の復元を諦め減らず口を叩いていた口をつぐませている少年に言った。

「とりあえず、お風呂を沸かすから入りなさい。先生は○○がお風呂に入っている間に、夕食を作っておくからな」

上着で隠しきれぬ手足に痛々しく刻まれた拘束の証である縄目の跡に己の不甲斐無さを感じつつ休息を提案した教師の男が、宣言通りに入浴の準備を進めようと少年に背を向ける。すると、無言を貫いていた少年は教師のシャツを掴む形でその行動を制し、貸し与えられた上着をベッドに落としつつ、意を決して震える声で風呂よりも食事よりも求めている願望を口にした。

「□□、お願い。俺のケツ、気持ち良くしてぇ……!」

シャツを掴んだ手に振り返った男は、想定など欠片もしていなかった懇願に困惑が混じった怪訝な表情を浮かべる。
そんな男に対して、不良少年は金に染められた前髪の下で切なげに目を潤ませつつ、荒い呼吸を交えてより詳細な願いを紡いだ。

「俺、もう……おかしくなる。あいつらに飲まされた薬のせいで、あいつらにほじられまくったせいでぇ……ケツが、変になりそうなんだよぉ……お願い、助けて。□□、お願い……っ!」

素行の悪さを毎日のように咎めていた自分に、一不良として毛嫌いしていた自分に男の尊厳を投げ捨てた懇願を放つくらいの状況へと追いやられたのか。
非道な凌辱を眼前の不良少年に叩き込んだ者達への怒りを再燃させながら、教師の男はわずかに逡巡する。しかし、その迷いは怯えと苦悶の深さを表わすようにシャツを掴む手に込める力を強めた不良少年を目にした瞬間跡形も無く瓦解した。
今この子の苦しみを取り除けるのは自分しかいない。この子にとって今信頼出来る相手は自分だけしかいない。その情報を改めて認識した男は、教師としての倫理を使命感と慈愛と小さな欲情に塗り潰されながら、不良少年が望む悦びを与える為に再度ベッドへと歩み寄り床に直接腰を下ろし、安堵に表情を緩ませつつ自らの足を手で抱えて持ち上げヒクつく尻穴をさらけ出した少年をあやす快楽をもたらし始めた。

「○○、苦しくないか? 辛かったら、すぐに言ってくれ」
「だい、じょうぶぅ……ふぁっ、んうぅ! □□、上手い。あいつらより、ずっと優しいよぉ……っ!」

愛の無い恥辱にいたぶられ続けていた穴を慰める本当の快楽の心地良さに声を蕩けさせながら、不良少年が探り探り尻穴へと侵入してきた男の無骨な中指を熱烈に締め上げる。
ずっと太い物を受け入れさせられていたはずなのに比べ物にならない程気持ち良い。自分を気遣ってくれていることがはっきりと分かる教師の指と、膨らんだ自身の男根越しに見える教師の顔が、これ以上無い至福を味わわせてくる。
もう、不良少年は気持ち良いしか思考に浮かばない。眼前の教師を疎ましく感じていた凌辱前の態度も思い出せない。尻穴を優しく責める教師の指によって強ばっていた心を甘く解された少年は、不良であった頃の面影を一切伺わせない鳴き声を発しながら、男がくれる悦びで絶頂へと上り詰めていく。

「あぁっ、せんせぇ、せんせいぃっ! 俺、イくぅ! せんせいにケツほじられながら、イくっ、イっ、ちゃ……っ!」

初めて自分を先生と呼んだ少年に驚き、幸せ色の声で叫びつつ迫り来る絶頂に伴って身悶えを激しくさせた少年に抑えきれぬ愛しさを募らせながら、教師の男は嬉しそうに脈打つ男根に無意識で唇を寄せて舌を這わせ、可愛くよがる少年を更なる快楽に導く為の刺激を辱められた少年を安らぎへと運ぶという建前も忘れて優しく注ぎ込んでいくのだった。






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