飾られた青年は火照った恥部を無様に突き出す
2022.05.09.Mon.21:00
意識を取り戻した青年を待っていたのは、四肢と言葉の自由を奪われ無様に壁に飾られた屈辱に満ちた状況だった。
壁の中に太ももから先を飲み込まれ緩み無く締め付けられた足は、どんなに力を込めても壁から離れられない。胴体の後ろ側に向かって伸ばさせられた上で二の腕の中腹から先を壁に封じ込められた両腕も同様で、青年は関節が軋む痛みに呻きながら暴れに暴れても拘束の事実を覆せない。
そんな危機的な格好に変えられた青年は、顔の下半分を覆う白い器具と一体化した棒に喉近くまでを貫かれた口で言葉にならぬ叫びを放ちながら壁に固定された裸体をじたばたとひたすらにもがかせた。丸出しにさせられた乳首と男根が足掻きに合わせて揺れる度に羞恥と悔しさと怒りを膨らませながら、捕らわれた青年は一人きりの部屋で脱出を求めて試行錯誤を繰り返した。
しかしやはり、厳重な拘束の前では必死の身悶えなど無力で。青年はその焦りとは裏腹に何一つとして望む変化を引き寄せられぬまま、手足を包む壁の機構が振動を察知したことによって作動した口枷の仕掛けに、拘束との格闘が維持出来なくなる程の苦悶をもたらされ始めてしまった。
青年から見えない位置から伸びたコードとチューブで手足を閉じ込めた物と同じ背後の壁と接続されていた白い口枷は、青年が覚醒に至ったことを示す情報を認識すると同時に口を塞ぐ棒の表面から無慈悲な淫薬を少量ずつ染み出させ、拒絶の術を絶たれた青年に淫薬の摂取を、意に染まぬ気が狂うような発情を強要してしまったのだ。
「んごっ、もっ、ごぉぉぉーっ!! あぉっ、うぉっ……ふもぉぉっ!!」
口内に訪れた変化に戦慄しながら手足に込める力を強めていた青年はもう、何処にもいない。
湧き上がる淫猥な火照りで今飲まされている液体の正体を察し、いち早い解放をと願いながら諦めとは無縁の足掻きを行っていた青年はもはや、体内を駆け巡る淫欲に悶え苦しむだけの存在でしか無い。
ぷっくりと尖った乳首とパンパンに膨れ上がった男根を、恥部が揺れる羞恥に震えていた十数分前からは想像も出来ないくらいに振り乱して疼きを誤魔化そうとしている青年。めちゃくちゃにのたうち回って肥大化させられた欲望を散らすことも許されない裸体を壁に取り込まれた手足を支点にして踊り狂わせながら、全く減らない欲望に際限無く追い詰められていく惨めな青年。
そんな青年に、自分をこの地獄に放り込んだ者への怒りを紡ぐ余裕などありはしない。一人きりだった部屋にやって来た憎い男に対して、極限まで擦り減らされた青年が反抗を放てるはずも無い。
思考を蝕む快楽への渇望を解消することしか考えられなくされた青年は、生殺しの拷問に救いを与えてくれる唯一の可能性である無慈悲な男に向かってはしたなく体積を増した乳首と男根を突き出しつつ、塞がれた口で誇りを捨てた懇願の唸りを発し始めた。
「うぉっ、あぉ、むぉぉんっ! んっ、んぅっ、んぐぅぅぅんっ!!」
ぷるぷると乳首を跳ねさせながら、青年が気持ち良くしてくださいと請う。ぶるぶると男根を上下左右に振り回しながら、屈服に追いやられた青年が弄ってくださいとねだる。
だが、残酷な男は滑稽なおねだりを眺めて笑みの黒さを引き上げるだけで慈悲を与える素振りすら見せない。壁に設置された姿でみっともなく快楽を希求する青年を堪能する男は、気丈なヒーローの面影を欠片も残さず失った痴態を嘲笑うのみで許しをもたらそうとはしない。
自分はもう、自分を拉致した悪の思い通りに壊されるしか無い。そんな絶望すらも認識出来なくなった青年の悶絶を愉しみつつ、男は正義の力を奪われた裸体が淫猥な陥落に堕ちていく様子に勝利の充足を募らせていた。
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壁の中に太ももから先を飲み込まれ緩み無く締め付けられた足は、どんなに力を込めても壁から離れられない。胴体の後ろ側に向かって伸ばさせられた上で二の腕の中腹から先を壁に封じ込められた両腕も同様で、青年は関節が軋む痛みに呻きながら暴れに暴れても拘束の事実を覆せない。
そんな危機的な格好に変えられた青年は、顔の下半分を覆う白い器具と一体化した棒に喉近くまでを貫かれた口で言葉にならぬ叫びを放ちながら壁に固定された裸体をじたばたとひたすらにもがかせた。丸出しにさせられた乳首と男根が足掻きに合わせて揺れる度に羞恥と悔しさと怒りを膨らませながら、捕らわれた青年は一人きりの部屋で脱出を求めて試行錯誤を繰り返した。
しかしやはり、厳重な拘束の前では必死の身悶えなど無力で。青年はその焦りとは裏腹に何一つとして望む変化を引き寄せられぬまま、手足を包む壁の機構が振動を察知したことによって作動した口枷の仕掛けに、拘束との格闘が維持出来なくなる程の苦悶をもたらされ始めてしまった。
青年から見えない位置から伸びたコードとチューブで手足を閉じ込めた物と同じ背後の壁と接続されていた白い口枷は、青年が覚醒に至ったことを示す情報を認識すると同時に口を塞ぐ棒の表面から無慈悲な淫薬を少量ずつ染み出させ、拒絶の術を絶たれた青年に淫薬の摂取を、意に染まぬ気が狂うような発情を強要してしまったのだ。
「んごっ、もっ、ごぉぉぉーっ!! あぉっ、うぉっ……ふもぉぉっ!!」
口内に訪れた変化に戦慄しながら手足に込める力を強めていた青年はもう、何処にもいない。
湧き上がる淫猥な火照りで今飲まされている液体の正体を察し、いち早い解放をと願いながら諦めとは無縁の足掻きを行っていた青年はもはや、体内を駆け巡る淫欲に悶え苦しむだけの存在でしか無い。
ぷっくりと尖った乳首とパンパンに膨れ上がった男根を、恥部が揺れる羞恥に震えていた十数分前からは想像も出来ないくらいに振り乱して疼きを誤魔化そうとしている青年。めちゃくちゃにのたうち回って肥大化させられた欲望を散らすことも許されない裸体を壁に取り込まれた手足を支点にして踊り狂わせながら、全く減らない欲望に際限無く追い詰められていく惨めな青年。
そんな青年に、自分をこの地獄に放り込んだ者への怒りを紡ぐ余裕などありはしない。一人きりだった部屋にやって来た憎い男に対して、極限まで擦り減らされた青年が反抗を放てるはずも無い。
思考を蝕む快楽への渇望を解消することしか考えられなくされた青年は、生殺しの拷問に救いを与えてくれる唯一の可能性である無慈悲な男に向かってはしたなく体積を増した乳首と男根を突き出しつつ、塞がれた口で誇りを捨てた懇願の唸りを発し始めた。
「うぉっ、あぉ、むぉぉんっ! んっ、んぅっ、んぐぅぅぅんっ!!」
ぷるぷると乳首を跳ねさせながら、青年が気持ち良くしてくださいと請う。ぶるぶると男根を上下左右に振り回しながら、屈服に追いやられた青年が弄ってくださいとねだる。
だが、残酷な男は滑稽なおねだりを眺めて笑みの黒さを引き上げるだけで慈悲を与える素振りすら見せない。壁に設置された姿でみっともなく快楽を希求する青年を堪能する男は、気丈なヒーローの面影を欠片も残さず失った痴態を嘲笑うのみで許しをもたらそうとはしない。
自分はもう、自分を拉致した悪の思い通りに壊されるしか無い。そんな絶望すらも認識出来なくなった青年の悶絶を愉しみつつ、男は正義の力を奪われた裸体が淫猥な陥落に堕ちていく様子に勝利の充足を募らせていた。
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