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敗北を求めて淫薬は無慈悲に噴射される

2022.04.25.Mon.21:00
手首同士と二の腕同士を背中できつく縛り上げる縄は、痛みを堪えつつ必死に力を加えても外れる気配を見せない。足首と太ももを短く結合し左右の足を折り畳んだ状態に固定している縄は、幾ら試行錯誤を繰り返してもその努力を嘲笑うかのように軋むのみで緩みすらしない。
そんな希望とは程遠い縄の反応に打ちひしがれながらも、男は決して諦めること無く裸体をよじらせ縄との格闘を繰り返した。口を塞ぐ黒色の粘着テープから言葉にならぬ呻きを漏らし、乱れた呼吸に合わせて鼻をプスプスと鳴らしながら、男は危機からの脱出を欲して縄を解こうと試み続けた。
しかし、やはり頑丈な縄はどんなに頑張ってもビクともしない。手足に食い込む縄は自由を奪った状況から離れず、男はその必死さとは裏腹に何一つとして事態を好転させられない。身動きを封じられ、言葉を取り上げられた男に待ち受ける未来はもう、絶望に満ちた恥辱の未来だけだ。幾ら逃れたいと願っても逃れられなくされた哀れな男はもはや、十数分振りに地下室へと帰還した敵の男達に無意味な足掻きの痕跡を嘲笑われながら、淫らな責め苦の準備へと為す術無く雪崩れ込まれるしか無いのだ。

「捜査員さん、ただいま。身体中汗でびしょびしょにして……随分と頑張ったみたいだねぇ」
「でも残念、逃げられなかったねぇ。逃げられなかった捜査員さんには、気持ち良くて苦しい拷問のプレゼントだ。この逞しい汗塗れの身体を今からたっぷりと苛めて、情報を白状出来るくらいにいやらしく追い詰めてあげるからねぇ?」
「んー! んぐっ……むぶぅぅんっ!!」

嫌がっても、縄に抵抗を没収されている上に二対一の構図では勝ち目など無い。捜査員はなりふり構わぬ抗いをやすやすと無に帰されながら手首と二の腕の縄に新たな縄を結び付けられ、その縄をすでに天井から鎖で吊るされていた金属製のフックへと繋がれていく。
それだけでも、捜査員は腕を振り回すことさえも許されない拘束の上乗せをもたらされ、無防備な恥部を背後に突き出すかのように頭部を低く下ろした体勢へと追いやられてしまった。けれど、捜査員を捕獲した男達はそこに更なる追い打ちを仕掛けた。非道な男達は腕の縄と一体化させたフックを吊るしている鎖と繋がった地下室の天井に備わっている滑車の機構を作動させて鎖をゆっくりと巻き取り、すでに緩い痛みを感じるくらいに持ち上げさせていた腕をより高い位置へと限界まで上昇させてしまったのだ。

「むごっ、もごぉぉっ! ぶふっ、んぐぅぅぅ……っ!!」

肩が外れそうになる感覚を伴いながら、腕がじわじわと上に運ばれていく。それに連動して捜査員の裸体は頭部を更に地下室の床へと近付けさせられ、恥部は尻穴と男根がはっきりと観察出来るくらいに情けなく真後ろへと見せ付けさせられていく。
そのこれ以上無い羞恥を孕んだ屈辱に突き落とされた捜査員は、腕の上昇が機構の停止によって終わると同時に苦悶と悔しさから目を潤ませ、敵に恥部を余すところ無く見られている姿で口を塞ぐテープに覆われた頬を涙で濡らしてしまった。
だが、捜査員がそんな惨めな様子を晒しても残忍な敵達は慈悲を欠片も抱かない。淫猥な拷問の下準備を済ませた敵の男達は、堪えきれずに涙を零した捜査員の隠したくても隠せぬ恥部の正面に二人で陣取ると、背後での行動を伺い知ることも体勢の都合上叶わなくなった捜査員の恥ずかしい弱点達に嬉々として責め苦を加え始めた。
それは、淫蕩な薬品を用いた責め苦。細い管が途中で斜めに折れ曲がっている漏斗状の器具を尻穴に潜り込ませ、霧吹き型の器具で伸ばせぬ足の間でみっともなく垂れ下がった男根を狙い撃ち、腸内と男根全体を強烈な液体媚薬で嬲り倒す快楽拷問だ。

「んぎゅ!? ぐ、ぎゅ! もぎゅぅぅぅっ!?」

漏斗に注がれた媚薬が、管を通って捜査員の尻穴を意に染まぬ発情と疼きで蹂躙する。噴霧された媚薬が、あっという間に勃起し亀頭を床に密着させた男根を容赦無く打ちのめし、硬度と感度を無慈悲に高めさせていく。
言葉にならぬ声で絶叫する捜査員を目にする敵達は愉快の感情を膨らませつつ、一層激しく媚薬の投与を行っていく。自身の肌に触れないよう薄手のゴム手袋を嵌めた手で扱う媚薬を使って、敵達は支配下に置いた捜査員を気が狂う程の欲情の奔流へと押し上げていく。
その残酷な仕打ちを拒めない捜査員は、性の急所を弄ぶ媚薬にただただ翻弄させられるしか無い。暴れさせられない腕と窮屈に折り畳まされた足を痙攣させつつくぐもった声で鳴き喚く捜査員は、無意識の身悶えすらも亀頭と床が擦れ合う悦楽に直結する甘ったるい地獄に打ちのめされながら、快楽からの解放を得る為ならどんな情報でも白状する屈服の心境へと導かれるしか無いのだ。

「んーぅっ! むぐ、ぶびゅぅぅぅぅっ!!」
「おやおや、早速イっちゃったね。これなら思ったよりも早く捜査員さんは陥落してくれそうだね」
「一時間後に口のテープを剥がして質問してあげるから、それまでにしっかり気持ち良く拷問に負けて何でも答えられるようになっておくんだよ? 更に一時間、お尻とおチ○チンを媚薬でイきまくらされたくないならね……」

後少なくとも一時間はこの媚薬責めで無様な絶頂を強要させられる。信じがたい情報に裸体を強ばらせ分かりやすく絶句する捜査員を堪能しながら、敵の男達は尻穴に流し込む媚薬の濃度をわずかに引き上げ、精液を床に噴き出させたばかりの亀頭を重点的に狙って媚薬を噴射し、捜査員を敗北に至らせる悦楽の量を増幅させていくのだった。






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