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捕らわれた正義は無様に貼り付けられる

2022.03.29.Tue.21:00
「さ、捜査員さん。ここに足を入れなさい」

悪に所属する一人の男が、まんまと罠に嵌まって捕らえられた無様な捜査員の男に笑い混じりの命令を与える。捜査員が万が一暴れ出してもすぐ対処出来る位置に控えさせた部下達以上に表情を黒く歪ませながら、悪の男は愚かな正義を支配する愉悦に興奮を滾らせつつ真の屈辱に向けた指示を高圧的に飛ばす。
従いたくない。捜査員の胸に当然の感情が湧き上がる。憎き悪の思い通りになどされたくない。正義の誇りが、捜査員に悪への屈服を拒ませていく。
だが、幾ら心で抗おうとも捜査員にはもう、従順に命令を受け入れる以外の選択肢は無い。衣服を剥ぎ取られた裸体に無慈悲な拘束を加えられた捜査員はもはや、逆らっても望む変化を得られず無駄に頑張る様子で悪を余計に悦ばせるだけという結果を確定させられてしまっている。
右の尻肉に手の平を密着させられた右手に力を送っても、状況は覆せない。左の尻肉に隙間無く固定させられた左手を動かそうと試みても、捜査員は指一本すら縛めから逃がせない。人体から身動きを取り上げる為だけに開発された強力な接着剤によって腕の自由を没収された哀れな捜査員は、これ以上無い惨めさと己の無力さに苛まれながら前進し、悪に促された通り床に二つ固定された強化ガラス製の四角い桶に足を入れた。手と尻肉を接合する接着剤があらかじめ注がれていた背の低い桶に捜査員は自らの動きで左右の足を突っ込まされ、仮に自分を監視する悪達がいなくなったとしても逃走を行えない姿へと追い込まれてしまったのだ。

「よーし、良い子だ。手の時と同じように捜査員さんの体温と汗ですぐ固まっていくからね。じっとしてるんだよ?」
「うぅ……くっ」

すでに感じている絶望に満ちた硬化を改めて説明されながら、捜査員はじょじょに縛められていく肩幅に開かされた足を小刻みに震わせる。別の部屋で厳重に保管されている専用の溶剤が無ければ剥がせない。そんな接着剤が固まりゆく事実を足の裏で思い知らされながら、捜査員は悔しげに呻きつつ悪の手に堕ちた裸体を小さくくねらせる。
逃げられない。わずかな抵抗さえ認められない。自分はこの悪達の意に沿って裸体を嬲られ、堪えきれずに晒した痴態を愉しまれるしか無い。
隠しきれぬ戦慄に打ちひしがれる捜査員を目と耳で味わいつつ足の接着剤の硬化の完了を確認した悪達は、完全に掌握され自分達の娯楽に堕ちた情けない正義の裸体を取り囲むと、これから始まる地獄の日々を教えながら何処にも逃げられぬ裸体を好き勝手に責め立て出した。

「とても良い格好だ。こんな素敵な捜査員さんをこの先毎日堪能出来るなんて、私達は幸せ者だよ」
「捜査員さんはずっと、ここで組織全員を愉しませる見世物として生きるんだ。こうやって直接可愛がられたりしながらねぇ」
「今日は正常なまま気持ち良くいたぶってあげるけど、明日からは食事にエッチになる薬を混ぜてただじっとしてるだけでも気持ち良くなっちゃう状態でいたぶるからね? 気持ち良くなりたいって喚く捜査員さんを無視して観察したり、イかせて下さいっておねだりする捜査員さんを眺めながら焦らしに焦らしたり、もうイきたくないって鳴き叫ぶ捜査員さんをもっともっとイき狂わせてあげたりして愉しんであげるから、捜査員さんは俺達の玩具として精々良い反応を見せ続けてくれよ?」
「いっ、いやっ、やあぁ! 許して、取ってぇっ! あぁ、触らない、で……やっ、んあぁぁぁぁっ!!」

悪の指が、捜査員の乳首を捏ね回す。丸出しの男根を刺激する。捜査員自身の手で左右に拡げられた尻肉の奥で怯えるように収縮する尻穴を意地悪く引っ掻いていく。
それらの攻撃がもたらす意に染まぬ快楽に翻弄させられ、この快楽がまだ自身を待ち受ける残酷な日常の入り口に過ぎないという情報に打ちのめされながら、捜査員は悪の拠点内に立ったまま飾られた裸体を巧みな愛撫に合わせて踊り狂わせつつ、忍耐も不可能な勢いでせり上がってくる絶頂を為す術無く迎えさせられていくのだった。






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