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幸せな口封じ

2014.02.17.Mon.21:00
「あっ…だめっ、またイくぅぅ!」

マンションの一室の、ベッドの上で。一人の青年が甘く絶頂して、射精を迎えた。
手を足首を掴んだ状態でガムテープでぐるぐる巻きにされ、青年はだらしなく足を広げた仰向けの裸体を悶えさせる。勃起したペニスの先端から精液を吐き出す青年を責めているのは、一つ年下の青年だ。

「ふふ、先輩、またイっちゃったんですか? エッチだなぁ」
「んひぃっ! しょこ、おさないれぇぇ…」

ビクビクと痙攣し、先輩と呼ばれた青年は萎えかけていたペニスを再び硬くさせていく。
それは本人の意思とは関係無しに起こっている変化で、そうさせているのは、後輩の指。抵抗出来ない先輩の隠せないアナルに挿入された中指が、弱点である前立腺を容赦無く内側から刺激しているせいだ。

「だめ、らめぇっ! そんな、ぐりぐりしたらぁぁっ!」
「気持ち良いんでしょ? 先輩」
「ひぁぁぁぁんっ!!」

リズミカルに前立腺を押し上げられ、先輩は腰が跳ねるのをとめられない。
逃げたくても、下手に暴れれば指に自ら肉壁を擦り付けて更に強い快楽に襲われてしまう。何より、アナルを責めているのとは反対の左手が軽く身体をベッドに押さえ付けている為に、身をくねらせる事は出来ても逃げる事なんて出来はしない。

「っも、やめへぇ…おれ、気持ち良過ぎて変になりゅぅぅ…」

涙を零して、与えられる激しい悦楽に身悶える先輩。
しかし、無理矢理に絶頂させられて苦しさと悔しさを覚えているはずの先輩の表情は幸福感に満ちていて、ペニスからは悦びの蜜がとめど無く垂れ流されている。
その様子を見て、後輩は意地悪く指摘した。

「やめて? 先輩は嘘吐きだね、僕に苛められて嬉しくて仕方無いくせに」

ドキッとして、思わず先輩は口をつぐんだ。その隙に、後輩は続けざまに言う。

「本当は僕にこうされたかったんでしょ? でなきゃ、大学のトイレで僕の写真見てお尻の穴弄ったりなんてしないだろうし」
「それ、は…」

何も言い返せずに、先輩は赤面する。
今日、その瞬間を見られて、口止めとして身体を求められた。

あまりに図星過ぎて何を言えば良いか分からないけれど、せめて本心だけは知られないようにと取り繕うとする先輩に、後輩は小さく微笑む。

「僕も、ずっと先輩にこうしたかったよ。初めて会った時から、ずっと…」
「え…あぅっ!?」

突然にアナルから指を抜かれて、代わりに熱い物が。後輩の硬く勃起したペニスがあてられた。

「正直に言ってくれたら、これを入れてあげるよ。たっぷり指でほぐした、先輩のエッチなここに」

言葉で、押し当てられたペニスの熱を意識して先輩のアナルがヒクン、と収縮する。
欲しい。快楽だけじゃなくて後輩自身が欲しい。信じられない気持ちと信じたい気持ちをせめぎ合わせながら、先輩は、正直に…淫らなおねだりをした。

「おれっ…お前が、好き。お前の…奥まで入れて欲しい…っ!」
「僕も、大好きです。貴方を、犯したい…!」
「んあぁぁぁぁっ」

ずぷずぷと奥深くまで太い肉棒が貫く、慣らされたとはいえ、そこは圧迫感を覚えている。
だけど、そんな苦しさなんて気にならないくらい嬉しくて、満たされていて、気持ち良くて。愛しい感情はより激しい行為を求める語句を先輩に紡がせた。

「お願いっ、いっぱい、いっぱい動かしてぇ…!」
「いいですよ。可愛い先輩」
「んっ、んぁっ」

先程とは違い、気持ちを隠す為じゃ無く気持ちを伝える為に大きく喘ぎ、蕩けた表情を晒す先輩。
手首を拘束していたガムテープを剥がしつつ、後輩は器用に唇を奪っていた。

「んむっ、むっ」

やがて手が自由になった先輩は、腕を後輩の首に回し。もっと一つになりたくて、足を後輩の腰に回して結合を深める。
愛している相手の情熱的で卑猥な求愛に、後輩は目を細め。その求愛に応える為に、先輩の中を犯す。

想いを通じ合わせた二人の甘い時間は一晩続き、部屋には粘付いた水音とベッドが軋む音。
そして、幸せに溢れた先輩の鳴き声が響いていたのだった。






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