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反転した衣服に少年達は嬲られる

2022.03.03.Thu.21:00
少年達は誰一人として、欠片の油断もしていなかった。
敵が本拠地として使用している施設に乗り込むことを決めた時から気を緩めれば即座に負けが訪れる熾烈な激戦は覚悟し、可能な限りの準備を周到に整えていた。
そんな彼らの敗北の理由はたった一つ。敵が本拠地に有していた戦力が、想定を遙かに上回る量だったからだ。
倒しても倒しても、恐怖も痛覚も疲弊も知らぬ人型の機械兵が次々と現われる。戦略的撤退を選ぼうにも逃走経路を機械兵の壁に断たれている状態では五人はただひたすらに戦い続けるしか無くて、無限とも思える数との戦闘を強いられた少年達はやがて体力の限界から攻撃を捌ききれなくなり、ほぼ全員同時に機械兵達に床へと組み伏せられる形での鎮圧に追いやられてしまった。

「ぐあっ! くぅ……離せ! 離せよぉっ!!」
「や、やめろぉっ! くそっ、くうぅ! ちくしょぉぉっ!!」

首から下を隙間無くぴっちりと包み込む五色のパワードスーツを纏った肉体に必死で力を込めながら、五人の少年はそれぞれ別の場所で機械兵達に囲まれた状況から抜け出そうとなりふり構わずに足掻く。
スーツの機能で飛躍的に向上された身体能力を持ってしても振り払えない無感情な機械兵達の腕に縛められた手足を暴れさせながら、少年達は自らと仲間を危機から救い出す為の試行錯誤を焦りに歪んだ叫びを放ちつつ繰り返す。
しかし、やはり一旦確定してしまった圧倒的な不利はもうどうやっても覆せない。幾ら抵抗を試みても、少年達は創造主が設定したプログラムに沿って動く機械兵達の要求通りに支配下へと置かれた肉体を扱われるしか無い。悪趣味なプログラムを遵守する機械兵達によって自分達の腕を床へと縫い付けられ、でんぐり返しをしている途中のような体勢となるよう大きく持ち上げさせられた足を腕とは反対側の床へと固定され、スーツを内側から押し上げている幼い男根を天井に向かって間抜けに突き出させられた無様な少年達はもはや、誇りであり力の源でもあったパワードスーツに無慈悲な改造を施されながら惨めに悶え狂う様を機械兵の頭部に仕込まれたカメラを通して別室で悠然と観察している敵達に愉しまれつつ、肉体に続いて心までもを否定しきれぬ敗北へと追いやられるしか無いのだ。

「ほっ!? おごっ、ぎひぃぃっ!? にゃ、何をしへ……んひぃぃぃーっ!?」
「やっ、やめりょ、や、あぁ! ひぁぁぁぁぁっ!!」

纏っている者に戦いの為の力をもたらすスーツの機構を書き換えられ、ただの無力な少年に戻されてしまった上にスーツが直接触れている箇所全てに気が狂う程の悦楽を加えられ出した少年達は、味方から敵へと反転したスーツの内側ではしたなく尖った乳首とパンパンに膨れ上がった小ぶりな男根を震わせつつ、淫獄からの解放を欲して先程を超える勢いで手足をもがかせる。
もちろん、力を失った五人がどんなにもがこうとも状況は何一つとして動かない。むしろもがけばもがく程、少年達はスーツと皮膚の摩擦で余計な悦楽を自らに注ぐ形となり、五人の努力は機械兵から中継される映像を堪能している敵達の目と耳に黒い至福を届けるだけに終わってしまう。
ほんの数分前まで正義の使者として諦めとは無縁の戦いを見せていた気高き少年達は、すぐ近くにいる仲間の存在も忘れて甘い苦しみに鳴き叫びながら滑稽な格好に固められたスーツ入りの肉体を淫らによじらせること以外、出来ることなどありはしないのだ。

「あぁっ、ふあぁ、んあぁぁぁんっ!! りゃめ、ひぐぅぅ! ずっと、イぐぅ、イっぐぅぅぅぅんっ!!」
「もぉやら、やべで、ゆりゅじでぇぇっ! あひゃま、変になりゅぅ……きもひよしゅぎへぇっ! 身体、ごわれっ、ぢゃうぅぅぅぅっ!!」

残忍な改造を施されたスーツを全身から噴き出した汗と男根から放出した精液でぐしょぐしょに濡らしつつ我慢さえ叶わずにイきまくる少年達の痙攣する肉体を押さえ付ける機械兵達は、自身から送られる愉快な痴態を無言で黒く嘲笑っている創造主とは裏腹に淡々と五人の支配を継続し、心と身体を淫猥な崩壊に突き落とされていく少年達の痛々しい懇願の絶叫全てを冷たく聞き流し続けていた。






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