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丸い檻ごしに青年達は愉しまれる

2022.02.10.Thu.21:00
愉悦を露わにした醜悪な笑みを浮かべている悪の男達と、三人の青年の間にせり出した強化ガラス製の壁が、捕らわれた三人の脱出をより困難にさせる形で丸く透明な檻を作り出していく。
この檻が完成したら、自分達は完全に逃げることを不可能にされる。焦りと恐怖に表情を歪め黒色をした強力な粘着テープで詰め込まれた布を吐き出せないよう栓を施された口からくぐもった唸りを発しつつ青年は同じ立場に追いやられた二人の仲間と共に裸体をじたばたとなりふり構わずにもがかせた。
しかし、三人の必死のもがきは状況を打破する糸口すら掴めない。裸体全体に這わされた縄を耳障りに軋ませ無防備にさらけ出された三つの男根を惨めに跳ね回らせながら死に物狂いで暴れても、青年達はとうとう目線の位置まで到達した強化ガラスの向こうに見える男達の笑みの黒さを一層濃く深めさせる結果しか得られない。
諦めの悪い試行錯誤をどんなに積み重ねてもそれは全てが無駄以外の何物でもなくて、青年達は強化ガラスが天井の溝にすっぽりと嵌まる時を、無様な裸体を憎い男達が好きなだけ観察出来る檻が完成する時を、抵抗虚しく迎えさせられてしまった。

「ふぅ、んぐっ、むふうぅ」
「んー……んむ、むうぅんっ」
「うぐっ、んぶぅ……っ、むうぅ」

背中で左右の手首同士と二の腕同士を縛られ、伸ばしきった状態に固定された腕を腹部へと縫い付ける上半身の縄を解きたい。左右の足首同士とすね同士、加えて太もも同士を遊び無く括る下半身の縄から抜け出したい。
そんな願いを込めて繰り返していた身悶えの勢いを目に見えて失速させ、背にした太く丸い柱に打ち付けられている金具と裸体に着せられた縄の服を結合する後から足された縄に寄りかかるように脱力し、三人仲良く屈辱と絶望に染まった言葉にならぬ声を漏らす青年達。その気高きヒーローであった頃の面影を失った滑稽極まりない様子を晒している三人を目と耳でしばし堪能し数えきれぬ程に計画を邪魔したヒーロー達を手中に収めた事実を達成感と合わせて噛み締めた悪の男達は、専用の溶剤が無ければ剥がせぬ粘着テープによってしゃべることを禁じられたせいでヒーロースーツを呼び出す合言葉さえ放てなくなった姿を存分に嘲笑いつつ、三人を閉じ込めた丸い檻の内部に残酷な辱めをもたらし始めた。
正義として敵対していた青年達を捕獲した悪の男達は、手も足も言葉も出せぬ愉快な格好となった三人を隔離した空間に存在する天井部分の穴を通して強烈な催淫効果を有する媚薬混じりの空気を送り込み、呼吸の度に嫌でも淫欲の増幅が訪れる拷問を、どうすることも出来ずに発情を掻き立てられる淫猥な地獄を生み出してしまったのだ。

「んぅ……んふぅ!? むぐっ、むおぉぉんっ!?」
「うー!? ふぅぅーっ!? んぐ、んも、ふぎゅぅぅぅーっ!!」
「ふーぅっ、みゅぅぅぅっ!? んー! んぅーっ!! むぶぅぅぅぅっ!」

見えない位置で操作され知らぬ間に作動させられた天井の機構がこれから味わわせてくる非道を知る由も無い三人の青年ヒーロー達は、突然に襲い掛かった淫らな火照りに困惑しつつ先程とは違う意味を持ったもがきを開始し、もうすぐ始まる出口を見付けられない快楽への渇望に為す術無く追い詰められ理性を突き崩されていく自分達という見世物に期待を寄せる悪達に観察されながら、意に反して張り詰めた男根を揺らして縄と無意味に格闘する光景を歪んだ至福に浸る悪の男達に前菜感覚で愉しまれていくのだった。






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