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真の非道で少年は全てを削ぎ落とされる

2022.01.22.Sat.21:00
ただ肌に触れるだけでも気が狂う程の発情を引き起こす液体媚薬を、直接腸内の粘膜から吸収させられている。そんな状況が生み出す淫猥な衝動は、少しでも油断すれば理性が吹き飛ぶくらいに辛い拷問以外の何物でもないだろう。
強力な媚薬に嬲られている腸内を、媚薬を染み出させている張本人でもある張型に緩く振動させられる責めは、振動の微弱さとは裏腹に苛烈な悦楽を絶えず作り出し延々と味わわせる地獄という言葉すら生ぬるい苦悶だろう。
そう、本来はとても耐えられるような代物では無いのだ。左右の手首に地下室の天井から鎖で吊るされた黒革の枷を嵌められ、足首と太ももを括り足に折り畳んだ状態を強要する黒革のベルトを加えられ、手足の自由を奪われた姿で跳び箱に似た形状を有する台の上部に取り付けられている表面から常に液体媚薬を染み出させる張型を尻穴に飲み込まされた状況は、発狂に達しても不思議ではない残忍な仕打ちなのだ。
しかし、今私の目の前にいる少年は、崩壊に至ること無く耐え続けている。身動きを大きく制限された汗塗れの裸体を痛々しく震わせ、はしたなく勃起しきった幼い男根から透明な蜜を滴らせ、大粒の涙と唾液をだらしなく垂れ流しながらも、少年は鳴き喚きすらせずに自我を維持している。それも絶頂を一度も迎えること無く、荒く乱れた呼吸混じりに私への反抗の言葉を紡ぎながら、だ。

「いい加減に、あき、りゃめろ……んっ、くふっ……どんにゃに、嬲られ、ても……おりぇは、ぜっひゃい、にぃ……にゃにも、んうぅ、しゃべら、な、あぁ……っ!」

真っ赤に火照りきった顔をこちらに向け、限界の立場に置かれている者とは到底思えない態度で陥落を拒む少年。高まりきった肌を伝う汗だけでも、それどころか自らの放った声の振動にさえも堪らない快楽を覚えているはずだというのに、せり上がる射精欲を強靱な精神で押さえ付けながら屈服を退ける気丈な少年。
その気高く、凜々しく、いたぶり甲斐のある様子を悠然と堪能していた私は、情報を白状させたら即座に処分するという当初の計画を己の脳内で変更しつつソファーから立ち上がると、自覚出来るくらいに笑みの残酷さを引き上げながら逃れられぬ少年へと歩み寄った。

「っ!? くりゅ、な……やめりょ、来る、なぁ……っ!」

無論、来るなと言われて足をとめる程私はお人好しなどでは無い。少年が初めて見せた怯えと焦りの反応を目と耳で味わい、無意味に裸体をくねらせる滑稽な様を堪能しつつ距離を詰めた私は、恐怖に支配されながらも私への抗いを抱いている少年の瞳を覗き込み、愉悦をたっぷりと込めた声音で言い放った。

「ふふっ、まだまだ余裕そうだね。それじゃあ、お尻の玩具をもっと強くして、今よりずっと苦しくしてあげようね。私に何でも白状出来るよう、泣きながら情報を吐けるよう、気持ち良く追い詰めてあげる」
「……っ!?」

まだ、この責め苦は真の非道を見せていなかった。信じがたい事実を提示され目を見開きながら打ちひしがれる少年を眺めて加速する興奮に心を躍らせつつ、私は少年を乗せた台の側面に位置するスイッチを左手で操作し、少年の尻穴を下から串刺しにする張型の振動と張型表面から分泌される媚薬の濃度を引き上げてやった。
その結果は、わざわざ説明する必要も無いだろう。少年はついさっきまで示していた態度を一瞬で崩され、堪えていた絶頂へと為す術無く上り詰め出し、我を忘れた私への哀願を口にしながらよがり狂い始めた。少年は、最高に情けない痴態を晒しながら触られてすらいない男根から精液を噴き出させる悶絶を、憎んでいた私に許しを請いつつ提供し始めたのだ。

「あぁっ!? うぁぁぁぁーっ!? むり、むりぃぃ! じぬ、じにゅぅぅっ!! イぐにょ、とまらにゃいぃ! おにぇがいやべでぇ! なんれもいうがら、イぐのっ、どめでぇぇぇぇーっ!!」

死を予感させるイき地獄であっという間に打ちのめされ、汗と精液を撒き散らし手足の拘束を鳴らしつつ裸体をめちゃくちゃに痙攣させる少年を作り出した私は、一生懸命に淫獄の終了を望む少年を嬉々として嘲笑いながらスイッチを操作した左手と右手を無防備な少年の肉体へと伸ばし、観察しているだけでも十分愉しかった男根と、誇りを捨てて喘ぎ鳴く口を指で弄んで更なる快感を容赦無くもたらし、少年からスパイとしての思考と共に人間としての自我を削ぎ落としていくのだった。






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