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悪達は食いしん坊な犬に新たな餌を与える

2022.01.15.Sat.21:00
力の源であり、誇りの証でもあったヒーロースーツを改造した拘束服に身を包まれた哀れな青年は、自分に戦いの術を与えてくれた衣服によって自由を奪い取られているという屈辱と共に決して悪からは逃れられず閉じ込められた檻からも抜け出せはしないという絶望を絶えず心と全身に思い知らされていた。
無理矢理に折り畳まされた手足は、変わり果てたヒーロースーツに緩み無く圧迫され伸ばしたくても伸ばせない状況に追いやられている。こんな手足では、厳重に施された檻の鍵と格闘することさえままならない。肘と膝で肉体を支える惨めな体勢を強要された青年は身体の向きを変えることも許さない程に狭く自身の膝程度の高さしか有していない窮屈な檻に体当たりを試みることも思うようには出来ず、追い打ちとばかりに装着された輪状の金属と黒革の本体を組み合わせて作られた開口具と頭部を無様に彩る白い犬の耳飾りを毟り取ることも叶わず、スーツと一体化している辱めの機構から恥部を守ることすらも認められない。
かつて正義である自分を幾度と無く助けたスーツだった衣服で両手両足に制限を加えられ、閉じることを禁じられ人間の言葉を放つことも不可能にされた口から頭部を飾る白の犬耳に合わせたかのような惨めな唸りを唾液と共に零す。そんな青年ヒーローに残された選択肢は、自分を捕らえ滑稽な犬に貶めた悪達の望む通りに愉快な姿を晒すことのみで。味方のいない敵の本拠地に連れ攫われた青年は今日も、スーツから生えた白い犬の尻尾飾りと繋がっている尻穴を満たす張型と無防備な男根周辺を取り囲む形で配置された薄い機械の振動によって絶対に射精には至れぬもどかしい快楽を休み無く覚えさせられながら、左側に見える頑丈な檻の格子下部に設けられた隙間から差し込まれるピンク色をした犬用食器を満たす残忍な餌を開きっぱなしにさせられた口から伸ばした舌で胃に運ぶ様を、無慈悲な悪に属する男達に嬉々として嘲笑われるしか無いのだ。

「あっ、あぉ……はぉ、んあぉ……っ!」

器の中でたゆたう白濁の液体を、憎い悪達が自分の為と言いながら放出した精液に媚薬を混ぜた冷酷な液体を、青年はやり場の無い悔しさを誤魔化しながら無心で胃に流し込んでいく。舌で作った器に走る精液のえぐみと媚薬による発情の促進から意識を逸らし、自身の舌が立てる水音が耳に入らないよう舌を動かすことだけに集中し、それらの現実逃避や集中を常に妨げる出口を塞がれた射精欲に理性を掻き乱されながら、青年は自らの汗と涙と唾液でじょじょに色が薄まっていく餌を命じられた通りに残らず平らげていく。
だが、例え平らげたとしても青年に慈悲は訪れない。反抗の態度を跡形も無く失い、射精をねだる無駄な哀願も示さなくなった青年ヒーローが従順に自分達の精液を媚薬と合わせて摂取する光景を堪能した悪達は、ほぼ空になった器を格子の隙間から差し込んだ専用の棒で引っ張り出すと、すでに準備していた次の餌をたっぷり注いだ別の器をご褒美扱いで疲弊した青年に与えたのだ。

「美味しかったな、ヒーロー君。良い食べっぷりだぞ-」
「それじゃ、食いしん坊のヒーロー君にはお代わりだ。たんと食べて栄養付けなさい」
「まだまだ、お代わりはあるからね。遠慮せずにどんどん食べるんだよ、ヒーロー君?」
「はぉ、あぉぅ……っ!」

これを食べたら、今以上の発情に心と身体を嬲られてしまう。散らしたくても散らせない淫らな火照りに苛まれ、射精への渇望を更に掻き立てられてしまう。
けれど、食べなければそれこそ何をされるか分からない。悪の命令に逆らった罰と称して叩き込まれた思い出したくもない責め苦の数々に戦慄しながら、悪の支配下に堕ちた青年は元は自分の味方であった非道なスーツに閉じ込められた裸体を苦しげに跳ねさせつつ再び餌に舌を伸ばし、背後に位置する檻の壁に恥部を擦り付けて行う最高に情けない自慰に耽ることも悪の言葉で禁止された身体を一層苛烈な発情と生殺しが織りなす地獄へと追い詰めていくのだった。






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