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可愛い虎は矜持を捨てて一生懸命に痴態を捧げる

2022.01.01.Sat.21:00
自分には似合わない。何より恥ずかしい。そんな抗議を口にしながらも、男は特別なお年玉と称されつつ取り出された衣装を熱意に押される形で纏わされてしまった。
自分よりも華奢な上に年齢も下であるはずなのに、何故か逆らえない。そんな有無を言わせぬ圧を有する恋人の青年に促されるがままに男は己の肉体に合わせて作られた虎の衣装へと、肌に隙間無くぴっちりと吸い付き薄く伸縮性のある生地ごしに恥ずかしい場所を浮き彫りにさせる淫らな虎の衣装へと、着替えさせられてしまった。

「○○さん、とっても可愛いですよ。やっぱりその服、○○さんに似合ってますね。値は張りましたけどオーダーメイドした甲斐がありましたよ」

優しくも愉悦に満ちた意地悪な笑みを浮かべながら、薄茶色のソファーに腰掛けた青年が虎の衣装を首から下に着込んだ男に満足げな褒め言葉を口にする。
青年の目に、薄い生地を押し上げている乳首と、男根が晒されている。全裸を見られるよりも羞恥を掻き立てられる状況に顔を真っ赤に染めながら男は虎の足を模した分厚い綿の装飾に手の周りを覆われた腕で青年の視線が突き刺さっている部分を隠そうとするが、その行動は別の羞恥を引き寄せるだけだ。

「○○さん、乳首とおチ○チンを隠しても無駄ですよ。幾ら必死に隠しても、いやらしくて逞しい○○さんの腹筋や引き締まった足は丸見えです。○○さんはもう、エッチな虎さんとして僕にじっくりと観察されるしか無いんですよ」

特に恥ずかしい部分を守ったはずなのに、青年の言葉で鍛え上げた肉体を情熱的に愛でられた記憶を呼び起こされた男は虎の衣服が貼り付いている箇所全てを恥ずかしい部分だと認識させられてしまった。
自分の身体は、どこもかしこも年下の恋人に劣情を抱かせる淫猥な器官だ。青年に可愛がられる悦楽の虜になり抑えきれぬ興奮で硬く膨張し衣装の上からでもはっきりと分かるくらいにビクビクと跳ねていた乳首と男根を視姦から遠ざけても、青年専用の従順な奴隷に貶められた肉体全てを容赦無く視姦されていては羞恥も発情も制御なんて出来はしない。

「□□君……もう、良いだろう? 俺、こんな服着続けてたら、もぉ……っ」

このままではまた、年上の威厳と共に人間としての理性を砕かれながら、青年無しではいられない存在に躾けられてしまう。何時でも青年に甘えて、何もかもを青年に委ねて甘い快楽のみを追求する駄目な生物へと調教されてしまう。
堕落がもたらす至福に心惹かれながらも、男は正気を強く保って衣装からの解放を欲する。とっくに無意味となった乳首と男根を隠す手の位置を維持し、手と同じように虎の足型の綿に囲まれた足をもどかしげに震わせながら、男は駄目になる自分を拒絶して最愛の青年に許しを請う。
だが、青年は男の願いに応えない。年上の恋人が虎の耳飾りの下で淫蕩に煮えたぎっている脳内で真に求めている物を把握し、虎の衣装の内側で尻尾と一体化している複数の球を連ねた淫具をねじ込まれている恋人の尻穴が腸液でしっとりと湿りながら隷属が生み出す快楽に期待を寄せて奥深くまでを満たす球の淫具にはむはむとむしゃぶりついている事実を悠然と看破した青年は、蕩けた声で慈悲を望んだ虎に絶対的な支配者の態度を取りつつ命令を下した。

「○○さん、今の貴方は虎なんですよ? 人間の言葉なんて話せるはずが無いでしょう? ちゃんと虎らしく鳴いてみなさい……僕に、苛められたいのならね」
「っ!」

苛められたい。本当の願望を青年の命令で改めて思い知らされた男は、手を包む厚い綿を通してでも分かるくらいに隠した恥部を脈打たせながら、今日も恋人の目論見通りに下らない矜持を叩き壊された。
本当は、恥を抱きながら虎の衣装に裸体を包んだ時から自覚していた。手足の指の使用を封じる機構と、異物を難無く飲み込めるよう開発された尻穴を淫らに貫く機構を備えた衣装に閉じ込められ、自力ではその衣装から抜け出せないよう背中で念入りに留め具を施された時から自身の願望はとっくに知っていた。
やっぱり、この青年には逆らえない。自分の歪んだ欲望を受けとめ骨の髄まで溺愛してくれる大好きな青年の前では、年上として、人間としての誇りなど必要無い。
一年の初めである一月一日に己の淫らさと青年の慈愛をこれ以上無い幸福と共に噛み締めた男は、恥部を隠す為に使っていた腕を真逆に動かし、閉じていた足を躊躇い無くがに股に開き、顔の左右にふわふわの綿に閉じ込められた手が位置している格好を、薄い布をくっきりと押し上げている筋肉質な裸体が青年に余すところ無く捧げられている無様な姿を、ヘコヘコと腰を振り命令通りに人間の言葉を捨て去った返事を紡ぎつつ自分を愛し飼い慣らす青年に堪らない興奮を加速させつつ捧げた。

「がう……がうぅ。がう、がぉ……がおぉっ」
「うん、良い子だ。その調子でもっと一生懸命腰を振りなさい、○○。自分がどうしようも無い淫乱だってことを、辱められて悦ぶ変態だってことを、僕さえいれば他に何も要らない可愛いペットだってことを言い聞かせながら、そのエッチな身体を僕の前でたっぷりと熟成させていくんだよ? 分かったね、○○?」
「がぅ、がうがぅ! がぉ、がぅ、がおぉぉーんっ!」

これは、我慢出来ずに涙を零しながら正気を失ったおねだりを放つくらいに焦らしに焦らされてから、鳴き喚いても許されずに快楽に悶え狂わされる展開だ。
年下の恋人が加えようとしている責めの内容をこれまでの経験からすぐに見通し、青年を愉しませる為に虎になったつもりで鳴き声を上げ腰振りの速度を引き上げた男を嬉しそうに目と耳で鑑賞しながら、青年は自分からの贈り物を纏ってはしたなく身悶え悦んでいる年上の恋人に充足の感情を募らせつつ、大好きな男が自分に迷い無く甘え快楽を要求出来る関係を必ず構築するという今年の目標の達成を口にすること無く、愉悦に浸る己の胸に誓っていた。






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