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とどめをねじ込み残忍な男は陥落を待ち侘びる

2021.12.18.Sat.21:00
二の腕を胸部に結び付けた上で左右の手の平を背中側で合わせた状態に固定し、腕の自由を完全に奪っている縄が味わわせてくる食い込みと関節の軋みによる痛みが苦しい。胴体の前で交差させた足首を縛り、強制的に重ねさせた足首と左右の太ももを上半身の縄へと遊び無く繋いでいる縄がもたらしてくる腹部への圧迫と身じろぎすらも許さぬ状況が、硬く丸めた布を詰め込まれ黒色の粘着テープで厳重に栓を施された口から思わず苦悶の呻きを漏らしてしまうくらいに辛い。
下手に縄との格闘を行えば、全身に容赦の無い縄の絞め上げが襲い掛かる。丸出しにさせられた男根と尻穴を隠したくても隠せず、塞がれた口で助けてを乗せた悲鳴を放つことさえも満足に行えない立場に追いやられ、自身の監禁場所に選ばれた地下室からの脱出はおろか拘束からの脱出を試みることすらもままならない惨めな姿へと変えられてしまっている。
そんな八方塞がりとなった男の絶望の反応と、恐怖に歪んだ哀願の眼差しを目にした非道な男は、自分の支配下に堕ちた愉快な男の縄塗れの裸体が黒色をしたマットの上で情けなく跳ねる様を堪能しつつ一切の抵抗を禁じた裸体に嬉々として無慈悲な責め苦を加えた。
それは、縄由来の苦痛を塗り潰し、全ての意識を無防備な尻穴へと集中させる非道な責め苦。絶望と哀願を示しながらも胸の内に残されていた捜査員としての誇りをやすやすと打ち砕き、理性と本能の両方で救いを求めさせるくらいに残忍な拷問。特殊な薬剤を固めて作られた小さな薄桃色の球によって作り出される、気が狂う程の痒みを用いた尻穴への冷酷な地獄だ。

「むぐっ、ぶふぅ! うぶっ、んみゅぅぅぅ!!」

痛々しく見開いた目から涙を零し、口内を埋め尽くす布と黒いテープの栓ごしにくぐもった絶叫を発しながら、捜査員の男はいやいやと顔を振って慈悲をねだりつつ尻穴を嬲る痒みから抜け出そうと裸体をじたばたともがかせる。身体中から噴き出した汗を周囲に飛ばし、縄を耳障りに鳴らしながら、捜査員は憎んでいたはずの悪の男に対して心の底から許しを請いつつ自覚出来るくらいに収縮を繰り返し痒みにいたぶられている尻穴を慰めようと努力する。
もちろん、捜査員がどんなに頑張っても縄は解ける気配さえ見せない。捜査員が半狂乱になって助けを欲しても、捜査員を転がしたマットの横にあぐらをかいて腰掛けている悪は薄い青色のゴム手袋を嵌めた右手を休み無く動かして痒み薬を固めた球をつまみ上げ、温度と水分を受けて溶けきった球と半分溶けかかっている球による痒みに蹂躙されている腸内へと新たな球を次から次へと、無意識に嫌がって窄まる肛門をこじ開けつつ押し込んでいく。

「むーっ! ぶぐ、うぶぅぅぅ!! ぐふ、ぶぅ、ぶぉぉぉぉっ!!」

何処までも強まっていく痒みに悶絶し、縄の痛みも忘れて鳴き喚きつつめちゃくちゃに裸体をよじらせる捜査員。痒みを誤魔化す為の手段さえも没収された裸体をガクガクと痙攣させながら、肛門を貫く悪の指に屈して新品の痒み薬を腸壁でしゃぶらされていく滑稽な捜査員。
終わりの見えない屈辱と恥辱に苛まれながら、思考を痒いで満たされる。そんな地獄が助けの望めぬ地下室で数時間に渡って続いた頃、不意に捜査員は尻穴に痒み薬を追加され続ける責めから解放された。悪が慈悲を見せた訳では無い。責めの前に用意した痒み薬の球を入れていた金属製の容器が、空となったからだ。

「ぐふ、んふうぅ……! んぉ、ぶぐうぅ」

何故かは分からないが、苦しみが和らいだ。理由を追及し原因を把握する力も失った脳で安堵を募らせながら、捜査員は快楽の上乗せから解き放たれた尻穴を、長時間に渡る痒みによってヒクつき続け閉じきることも出来なくなったはしたない穴をパクパクと嬉しそうに開閉させる。
そうして痒みが消えた訳でも無いのに悦びを表わし、濃厚な体臭を漂わせている火照りきった裸体を悶えさせている捜査員を眺め醜悪な笑みを浮かべた悪の男は、痒み薬と腸液に汚れたゴム手袋を慎重に空になった容器に放り込むと少し離れた位置に準備していたとどめ用の器具を右手に持ち、そのまま何の躊躇いも無く崩壊寸前となっている捜査員の尻穴の奥深くへと潜り込ませた。

「もごぉっ!? うぶ、むぅぅぅ!!」

痒み薬よりも大きい球を連ねた棒が、痒みを紛らわせる刺激を欲しがっている腸壁を擦り上げながら根本までを尻穴に侵入させる。
その侵入に怯える捜査員は、これから始まる更なる苦しみと辱めに打ちひしがれつつ、どうすることも出来ぬ事実を受け入れた諦めを憔悴しきった思考に抱く。
それらの最高に弄び甲斐のある痴態を独り占めし目と耳と器具を握った右手で存分に堪能しながら、悪の男は捜査員が覚悟した責めを何一つとして注がず、尻穴を責め立てる痒みに耐えきれなくなった捜査員が自らの意思で縄に縛り上げられた裸体をくねらせる時を、体内に差し込まれた棒を自分自身の身悶えで動かしどこもかしこも痒くて堪らない腸壁を夢中で抉り倒す無様その物な自慰に浸り出す時を、まだ萎えている捜査員の男根が震える光景を見つめつつ無言で待ち侘びていた。






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