主は競い合う犬達を凝視する
2021.12.09.Thu.21:00
窮屈に折り畳まされた手足は、分厚い綿に締め付けられているせいで伸ばしたくても伸ばせない。綿で形作られたマスクを被せられた頭部は、視界を暗闇に閉ざされ周囲の様子を伺うことすらも許されない。
手足の自由を奪われ、見ることすらも禁じられた哀れな男達。肘と膝で肉体を支える無様な四つん這いの姿勢を強要されている、ほぼ全身を笑顔を浮かべたあらゆる色合いの犬の着ぐるみに閉じ込められた惨めな男達。そんな屈辱の状況へと追いやられた男達は、不自由な手足での歩行を必死に繰り返し、制限を加えられなかった口で意に染まぬ無様な鳴き声を発しながら、着ぐるみの股間部分に内蔵された無慈悲な機械と綿に覆われなかった尻穴を貫く犬の尻尾付きの凶悪なバイブの責めに屈して、数え切れない程の絶頂へと休み無く追い立てられ続けていた。
「あぉっ、わぉんっ、きゃぅぅんっ!」
「あきゅ、ひゃぅぅんっ!! あー、わんっ、わぅぅぅんっ!」
ガクガクと震える手足で、同じ犬の姿を与えられた者と共に部屋中を歩き回りながら、男達は荒く乱れた呼吸混じりの犬の鳴き声を上げている。人間としての理性が紡ごうとする哀願の絶叫を抑え込みながら、犬達はバイブに腸壁を掻き毟られている尻穴から垂れ下がった尾を揺らし、綿の内部で絶え間無い振動に苛まれ萎える暇さえ認められずに断続的な射精へと上り詰めさせられている男根の苦悶に耐えつつ、四肢を酷使して歩行を維持し続けている。
本当はこんなことなどしたくないのに。そんな当然の思いを募らせる余裕さえも削ぎ落とされた犬達は、痙攣する手足で前進を繰り返す。
もうイきたくない。もうイかせないで。悲痛な懇願の意思を膨らませる気力すらも失われた犬達は、自身の汗と淫液を吸った着ぐるみに詰め込まれた裸体を、自分達を飼育する存在への恐怖を糧として休み無く動かし続ける。
そうして限界の肉体に鞭を打って命令通りに仲良く歩く犬達を部屋の上部に存在する強化ガラス製の壁越しに別室から鑑賞していた男は、新たな変化が発生しないまま滑稽に苦しむ犬達を見下ろすだけの自分に飽きを覚えると同時に迷い無く近くのマイクを握り、犬達がいる部屋のスピーカーを起動させつつ残忍な愉悦をたっぷりと乗せた声で、歩行と絶頂の地獄に翻弄させられていた犬達に追加の命令を嬉々として下した。
「全員よく頑張ってるね、ワンちゃん達。でも、頑張りすぎて飽きてきちゃったから、ここからは他のワンちゃんとの直接勝負をしてもらおうかな。もちろん、最初に言った通り最後まで尻尾を出さずに耐えられた子は明日一日ゆっくりと休ませてあげるよ。怪我をしない程度にお互いを邪魔し合いながら、尻尾を吐き出さないようこれまで以上に頑張りなさい。エッチなワンちゃん達」
絶対的な支配者である男に抗う選択肢など、飼い慣らされ何もかもを管理された犬達には存在しない。
部屋に響いた無慈悲な追加の命令を憔悴した脳で把握した犬達は、閉ざされた視界の向こうに感じる気配と音を頼りにして他の犬の元へと歩み寄り、主が欲した通り惨めな犬同士で淫猥に追い詰め合う痴態を各所で繰り広げ始めた。
「あぉっ、わぉぉんっ! きゃぅ、くぅぅんっ!」
「あくっ、はぅぅんっ!! あぉ、わぅぅぅーんっ!」
「んきゅ、きゃぅぅぅんっ! あっ、あぉんっ、ひゃぉぉぉぉんっ!」
「わん、わぅぅ、わぉ、あぉぉん……っ!!」
背後を取った別の犬のマスクに覆われた頭部を尻肉に押し付けられ悶絶する犬。襲い掛かった犬と襲われた側の犬同士で頭部を股間に押し付け合い、相手の淫臭に鼻腔を苛まれながら顔を振ることで男根を刺激し合い勝ちを追い求める犬達。視界を奪われているせいで相手の尻尾がすでに抜けていることに気付けぬまま無意味で残酷な追い打ちを仕掛けていく犬。そして、快楽に耐えきれず尻尾をひり出してしまった犬同士で明日に待ち受ける敗者への仕置きに対する恐怖と絶望を誤魔化し、腸壁を苛む物足りなさを慰めるようにぽっかりと口を開いた尻穴を密着させて腰をくねらせ快楽を貪る淫蕩な犬達。
上乗せした命令を切っ掛けにして様々な痴態を晒し始めた犬達を満足げに眺め、マイクを下ろしつつスピーカーのスイッチを切りソファーに座り直した冷酷な飼い主は、勝者となった犬を見逃さないようにという意味合いも込めて犬達が提供する淫猥な見世物を凝視し、純粋さと狂気を孕んだ愛情と興奮を己の内に際限無く湧き上がらせていた。
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「あぉっ、わぉんっ、きゃぅぅんっ!」
「あきゅ、ひゃぅぅんっ!! あー、わんっ、わぅぅぅんっ!」
ガクガクと震える手足で、同じ犬の姿を与えられた者と共に部屋中を歩き回りながら、男達は荒く乱れた呼吸混じりの犬の鳴き声を上げている。人間としての理性が紡ごうとする哀願の絶叫を抑え込みながら、犬達はバイブに腸壁を掻き毟られている尻穴から垂れ下がった尾を揺らし、綿の内部で絶え間無い振動に苛まれ萎える暇さえ認められずに断続的な射精へと上り詰めさせられている男根の苦悶に耐えつつ、四肢を酷使して歩行を維持し続けている。
本当はこんなことなどしたくないのに。そんな当然の思いを募らせる余裕さえも削ぎ落とされた犬達は、痙攣する手足で前進を繰り返す。
もうイきたくない。もうイかせないで。悲痛な懇願の意思を膨らませる気力すらも失われた犬達は、自身の汗と淫液を吸った着ぐるみに詰め込まれた裸体を、自分達を飼育する存在への恐怖を糧として休み無く動かし続ける。
そうして限界の肉体に鞭を打って命令通りに仲良く歩く犬達を部屋の上部に存在する強化ガラス製の壁越しに別室から鑑賞していた男は、新たな変化が発生しないまま滑稽に苦しむ犬達を見下ろすだけの自分に飽きを覚えると同時に迷い無く近くのマイクを握り、犬達がいる部屋のスピーカーを起動させつつ残忍な愉悦をたっぷりと乗せた声で、歩行と絶頂の地獄に翻弄させられていた犬達に追加の命令を嬉々として下した。
「全員よく頑張ってるね、ワンちゃん達。でも、頑張りすぎて飽きてきちゃったから、ここからは他のワンちゃんとの直接勝負をしてもらおうかな。もちろん、最初に言った通り最後まで尻尾を出さずに耐えられた子は明日一日ゆっくりと休ませてあげるよ。怪我をしない程度にお互いを邪魔し合いながら、尻尾を吐き出さないようこれまで以上に頑張りなさい。エッチなワンちゃん達」
絶対的な支配者である男に抗う選択肢など、飼い慣らされ何もかもを管理された犬達には存在しない。
部屋に響いた無慈悲な追加の命令を憔悴した脳で把握した犬達は、閉ざされた視界の向こうに感じる気配と音を頼りにして他の犬の元へと歩み寄り、主が欲した通り惨めな犬同士で淫猥に追い詰め合う痴態を各所で繰り広げ始めた。
「あぉっ、わぉぉんっ! きゃぅ、くぅぅんっ!」
「あくっ、はぅぅんっ!! あぉ、わぅぅぅーんっ!」
「んきゅ、きゃぅぅぅんっ! あっ、あぉんっ、ひゃぉぉぉぉんっ!」
「わん、わぅぅ、わぉ、あぉぉん……っ!!」
背後を取った別の犬のマスクに覆われた頭部を尻肉に押し付けられ悶絶する犬。襲い掛かった犬と襲われた側の犬同士で頭部を股間に押し付け合い、相手の淫臭に鼻腔を苛まれながら顔を振ることで男根を刺激し合い勝ちを追い求める犬達。視界を奪われているせいで相手の尻尾がすでに抜けていることに気付けぬまま無意味で残酷な追い打ちを仕掛けていく犬。そして、快楽に耐えきれず尻尾をひり出してしまった犬同士で明日に待ち受ける敗者への仕置きに対する恐怖と絶望を誤魔化し、腸壁を苛む物足りなさを慰めるようにぽっかりと口を開いた尻穴を密着させて腰をくねらせ快楽を貪る淫蕩な犬達。
上乗せした命令を切っ掛けにして様々な痴態を晒し始めた犬達を満足げに眺め、マイクを下ろしつつスピーカーのスイッチを切りソファーに座り直した冷酷な飼い主は、勝者となった犬を見逃さないようにという意味合いも込めて犬達が提供する淫猥な見世物を凝視し、純粋さと狂気を孕んだ愛情と興奮を己の内に際限無く湧き上がらせていた。
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