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予想外の怪物は捕らえた男達を淫猥に作り変える

2021.11.20.Sat.21:00
どうせもう罪に問われるのは確定しているのだから、巡り巡って自分が襲われる可能性を排除しておこう。そんな前置きと合わせて壊滅へと追い込んだ犯罪組織の幹部の口から語られた秘密の拠点へと赴いた特殊部隊の男達は、そこで研究及び作製されていた生物兵器の対処を行っていた。
幼体を培養していた装置を罪無き命への謝罪を抱きながら停止させ、一網打尽にした犯罪組織の者が訪れなくなった後に檻から自力で抜け出した怪物に懺悔を乗せた銃弾を撃ち込み、悪の勝手で生み出された哀しき生物達を油断無く確実に屠った特殊部隊達は、最後の大仕事の開始だと気を引き締めつつ一際巨大な建物に最大の警戒と共に足を踏み入れた。
だが、そこには何もいなかった。特殊部隊達の視界に映ったのは、空っぽの広い建物。生物兵器が何十体と生み出されていた直前の建物とは雰囲気が全く違う殺風景な空間が銃を構えて慎重に中へと入った男達の前に広がっていた。

「ここは……集会所、か?」
「怪物がこっちにやって来た形跡も……見当たらないな」

杞憂で済んだのだろうか。疑問を脳裏に浮かべつつ、男達はゆっくりと奥に進んでいく。
一つ前の建物でも幹部の説明には無かった予想外の能力を開花させた怪物達がいた事実を改めて意識しつつ、特殊部隊達は一切の油断を見せずあらゆる方向に危機の可能性を想定しながら、奥に見える扉の方へと近付いていく。
そんな特殊部隊達に向かって、姿を隠していた怪物は前触れ無くその悪意を露わにした。突然に全員の肉体を足元からじわじわと飲み込み、逃走と抵抗を奪っていくという形で怪物は誰も想定していなかった恐怖の正体を示したのだ。

「っ!? 何だっ!? まさか、この床……!?」
「いや、違う! 床だけじゃない……この建物全てだ!」
「退避、退避だ! せめて一人だけでも……こいつの、存在を……っ!!」

ぐにゃりと変形しつつ自分達目掛けて縮まっていく天井と壁にどんなに発砲しても効果は無い。発砲を諦め扉があった場所に走ろうにも、粘つく床に絡め取られた足では脱出になど辿り着けない。
足首までを沈められ、膝までを飲まれ、抵抗虚しく腰までもを取り込まれていく特殊部隊達は、所持していた武器と衣服を愉快そうに蠢く建物に擬態していた触手達に剥ぎ取られながら、対処しようとしていた怪物の支配下へと為す術無く堕とされていくのだった。




「あひっ、んひっ、くひひひぃっ! もっ、やめっ、やめへ……うひひっ、あひゃははぁぁっ!!」
「ゆりゅじっ、えひっ、おひひぃっ! イぐの、りゃめ、くしゅぐっだいの、もぉ、ひゃははっ、やら、いやらぁぁぁぁぁっ!!」

自分と仲間達全員を己の内部に閉じ込めた怪物によって全裸に剥かれ、両手両足をX字に引き延ばした姿で固められた特殊部隊達が暗闇の中で幾ら鳴き叫ぼうとも地獄は終わらない。
捕らえた者を淫らに調教し商品として仕立て上げる目的で作り上げられた怪物は、自身の生みの親である犯罪組織の者ですら欠片も予想していない程の大きさへと成長したその身から分泌される媚薬を自身の一部を変化させた触手を用いて特殊部隊達の裸体に塗り込みつつ、無防備にさらけ出させた乳首と男根と尻穴をめちゃくちゃに蹂躙する快楽調教を叩き込みながら理性の崩壊を早めさせる為のくすぐりの地獄を容赦も休みも無く味わわせていく。

「えぉっ、ほひっ、んぉぉんっ! おほぉぉぉんっ!」
「あひゃ、はっ、ひゃひっ、ふっひひっ、んひぉぉぉっ!!」

媚薬で無理矢理に感度を高められた性感帯を嬲られるだけでも苦しい。裸体を弄ぶ触手と怪物によって作られた天井から滴った媚薬が生み出した火照りに苛まれている箇所を巧みにくすぐり回される責めが、快楽に乱された呼吸を余計に乱して気が狂う程の息苦しさを与え意に染まぬ笑声を強要する。
そんな拷問を決して目が慣れることの無い真の暗闇の中で加えられている男達はもう、自身が誇り高き特殊部隊に属していた記憶以前に人間としての自覚すらも跡形も無く削ぎ落とされるしか無い。自分と仲間が発する笑い混じりの悲鳴のような喘ぎと、悦楽に耐えきれずに放出させられた精液の淫臭と、絶え間無く染み出す新鮮な媚薬の甘い香りが充満している怪物製の檻に閉じ込められた男達はもはや、今まで積み上げた全てを砕き尽くされながら甘い悦びを追い求めることだけが存在意義の色狂いへと躾けられるしか無い。
帰還の気配を見せず報告すらも行わない自分達の異変に気付き、幹部との対話を深めて本来無いはずの建物があるという事実に辿り着いた仲間達が救出に来る展開を空想し希望を寄せる思考能力も失った哀れな特殊部隊達は、触手によって宙に固定された裸体を情けなく悶えさせつつ延々と笑い、延々と絶頂し、何もかもを淫猥に作り変えられていくのだった。






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