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甘い尋問は正義の矜持を淫らに叩き潰す

2021.11.06.Sat.21:00
「どんなに暴れたって無駄だよ、逃がしはしないぜ?」
「いい加減大人しくして、こんな夜中に資料室で何をしようとしてたのかを教えてくれないかな? ん?」

箱に近い形状をした金属製の机の上へと仰向けで転がした青年に対して、男達が醜悪に微笑みながら問いを浴びせる。
頭上に持ち上げさせた左右の腕を数人がかりで机に押さえ付け、逃走を求めてじたばたと暴れ幾度と無く蹴りを放とうと目論んでいた足を手分けして抱え込み無様に開かせた状態に固定した男達が、机の上で間抜けに足を広げている青年を嘲笑いつつ質問を嬉々としてぶつけている。
そんな男達に向ける青年の返事は、悔しげに表情を歪ませ反抗的な目で鋭く睨み付けながらの沈黙だ。青年は圧倒的に不利な状況に置かれながらも、気高く男達への嫌悪を貫いている。任務中に敵に発見された己の不注意を恨みはしても捜査員としてこの企業に潜り込んだ事実は決して後悔せず、青年は一切言葉を発すること無く裏で悪事を働く企業に属する男達への静かな怒りを募らせている。
四肢の動きを封じ、捕らえた青年に一方的な問いを寄せる悪の男達。悪の支配下に追いやられているとは到底思えない態度を保ち、問いを無視し続ける捜査員の青年。その状況が十数分に渡って続いた頃、悪は情報の提供を頑なに拒絶する青年の様子にわざとらしく呆れた仕草を見せると、本当はやりたくないと言わんばかりの声音を白々しく作りながら質問を切り上げ、尋問の準備へと取り掛かり始めた。

「全く……強情だねぇ。さっさと白状すれば非道いことされずに済むって言われなくても分かるだろうに」
「ま、話したくないってんならしょうがない。非道いことをされるのがお望みなら、可哀想だけどその通りにしてあげなきゃねぇ」
「っ!?」

笑い混じりに言いながら、四肢を縛める側に回っていない手の空いている男達が青年捜査員の無防備な股間に手を伸ばし、ズボンのファスナーを下ろし出す。予想外の行動に隠しきれぬ狼狽の反応を一瞬見せた青年を細めた目で愉しむ男達は、仲間の手で自由を奪われた肉体を一層激しく無意味によじらせる青年の姿を味わいながらファスナーを最後まで下ろしきり、無言で嫌がる青年の意思を却下して手を無遠慮に突っ込むと太く逞しい萎えている男根を衣服の外部へと躊躇い無く露出させた。

「おぉ、デッカいねぇ。立派だねぇ。これは……尋問のし甲斐があるねぇ」
「あらかじめ多めに用意しておいて良かったよ。そうじゃなかったら途中で足りなくなってただろうねぇ」

愉快さを隠しもしない男達は、丸出しにさせた青年の男根の雄々しさに歪んだ感心を募らせつつ、上着のポケットに入れていた小瓶と筆を取り出し、小瓶に突っ込んだ筆を何処にも逃れられぬ男根へと近付けていく。

「や、やめろ……何をするつもりだ。やめろぉっ!」

小瓶に注がれている正体不明の液体に湿った筆を自身の男根へと接近させられた青年は、引き結んでいた口を堪えきれずに開き焦燥を露わにした声で男達に制止を放った。
だが、捜査員としての誇りを捨てた制止を耳にしても、男達は手をとめない。質問を無視されたお返しと言うかの如く青年の声を聞き流す男達は、手足を拘束する腕の力を強めながら、隠しきれず怯えを滲ませた青年の目の前で男根と筆の距離を狭めていく。

「頼む、やめてくれぇっ! い、嫌だ、嫌だぁぁぁっ!!」

恐怖に屈した青年が陥落と同じ意味を持つ哀願の絶叫を資料室中に響かせても、無駄で。捕獲した青年を弄ぶことを確定とした男達は無様に許しを請う様にこれ以上無い充足感を湧き上がらせながら、救いの代わりに小瓶の中身である残酷な薬品を、塗り込まれた箇所に強烈な発情と暴力的なまでの感度の上昇をもたらす淫薬を、青年の男根へと与えてしまった。
即効性を有するその薬品の威力は絶大だった。

「ひぎっ!? んぉっ、あぉぉぉぉっ!? やべっ、やめへぇぇっ! こんにゃの、りゃめ! しゅぐイぎゅっ! ひんこ壊れりゅぅぅぅっ!!」

ほんの数秒前まで萎えていたはずの男根を一気に絶頂寸前へと上り詰めさせられた青年が、捜査員としての面影を垣間見せぬ勢いで甘い悲鳴を撒き散らしながら悪の意図に沿ってイき狂い出す。ついさっきまで悪の男達に示していた態度をあっという間にすり潰された青年捜査員は、容赦無く加えられる膨大な快楽を散らすことさえままならない肉体を滑稽に痙攣させながら、纏っているスーツを全身から分泌される汗と絶頂の自覚すら無いまま噴き出た自らの精液で淫らに汚していく。

「あーあー、さっきまでの強気な態度はどうしたよ? 簡単にイきっぱなしにされちまって恥ずかしくねーの?」
「だっ、だじゅげで! もぉやめでぇぇ! うぁっ、んおぉぉぉぉっ!! おがじぐ、なりゅぅ……ゆりゅじで、イがぜないれぇぇっ!!」
「うんうん、このままじゃおかしくなっちゃうねぇ。気持ち良すぎて、どうすることも出来ずにイきまくらされちゃって、頭が変になるまで射精させられちゃうねぇ。でも、やめてなんてあげない。これは尋問なんだから、捜査員さんが情報を白状するまで終わらないよ? 捜査員さんが俺達に服従するまで、ずーっとこのままだよ、可哀想にねぇ」
「あぁっ! 何れも、言うぅ!! 何りぇも、言いまじゅがらぁぁ!! ゆるっ、ゆりゅひっ! あおぉっ! ふぎぃぃぃぃっ!!」

まだ始まってから数分しか経っていないはずのあまりにも濃密なイき地獄に心と身体を揉みくちゃにされ、正義の矜持を跡形も無く叩き潰された青年は、さも当然とばかりに自身の正体である捜査員という立場に言及されたことにも気付かぬまま男根を執拗に撫で回す淫薬を含んだ筆達に無間の絶頂を強要され続け、全てを看破した上で罠を張り捜査員である自分を堕とす為の淫薬と筆を準備していた悪達の計画通りに情報を白状させられ、悪への服従を魂の奥底から誓わされていくのだった。






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