男達は張り詰めた恥部の行方を残忍に見守る
2021.10.24.Sun.21:00
天井に作られた溝に沿って動く箱型の機械から伸びた太く長い棒の先にある頑丈な金属製の手枷を外そうと試みる気力すら、今の男には無い。つま先立ちを強いられた左右の足を短い鎖で繋いでいる足首に施された黒革の枷を鳴らしながら小さい歩幅での移動をさせられている男は、屈辱の改造を加えられた裸体を責め嬲る淫猥な欲求に理性を押し流されないよう耐えるのに精一杯であり、拘束との格闘はおろか口を塞ぐ黒色の棒枷越しに助けを求める叫びを放つことさえも出来はしない。
黒と白に彩られた指先から二の腕までを覆う手袋を装着された腕の動きを万歳の状態から離れられないように制限され、同じ黒白をしたニーソックスにつま先から太ももまでを包まれた足を遊び無く一つに結合された上で意に染まぬ歩行を延々と強いられる哀れな男は、言葉にならぬ悲鳴を漏らし頭部を飾る牛の角の飾りと腸内で空気を用いて膨らまされたアナルプラグと一体化している牛の尻尾の飾りを情けなく揺らしながら、天井の機械の命令に従って限界へと追い込まれた華奢な裸体を自らの足で運ばされるしか無い。
非道な薬品と機械を使った調教によって無慈悲に作り変えられ、男の物とは思えぬくらいに肥大化させられた乳房の先で絶えずはしたなく尖るようにされてしまった乳首から母乳が出る体質へと、何度射精しても精液の枯渇には辿り着けない淫らな男根へと、何より常に発情しっぱなしの淫乱な肉体へと改造された男は、たったの数日おあずけされただけで噴乳と射精に対する欲を気が狂いそうなくらいにまで掻き立てられた裸体を痛々しく惨めに震わせながら、焼き切れそうになる理性を必死で保ちつつ自分を残酷に辱めた敵が所有する建物の中を少しずつ少しずつ前進させられるしか無いのだ。
「うぅ……んふっ、むぐぅっ……!」
上下に引き延ばされた不自然な体勢が生み出す肉体への軋みすらも、意識出来ない。自力ではひり出せないよう体内で膨張させられたアナルプラグが一歩ごとに味わわせているはずの苛烈な圧迫も、男は感じられない。
見開いた目から涙を零し、悲痛に唸る口から唾液を溢れさせ、数日分の母乳で張った乳房の先端と溜めに溜め込まされた射精欲でパンパンに張り詰めている男根の先端から本来必要な刺激を待ちきれなかったかのように白く濁った体液を滲ませている男の思考は、乳を搾って欲しいと、精液を出させて欲しいと、その二つに押し潰されそうになっている欲望に流されてはいけないという三種類の感情で隙間無く埋め尽くされている。
甘い苦しみと辛さしか覚えられぬまま、腕を引く天井の機械に屈して歩かされる男。瓦解寸前の正気をギリギリで支えながら、味方はもちろん敵すらも誰一人としていない道をただただ移動させられる男。
そうして終わりの見えぬ強制的な歩行が、どれくらい続いた頃だろう。男はようやく最終目的地とおぼしき開けた空間へと辿り着き、そこで自分を待たされていた存在を目にして驚愕した。
自分と同じ牛柄の衣装を纏わされ、その衣装の上から手足を縛められ、今の自分と全く一緒で乳房と男根の欲望を破裂せんばかりに蓄積させられた存在は、淫欲に翻弄させられていても忘れる訳の無い仲間であり親友でもある男で。同じ立場に追いやられた仲間の姿をお互いに目にした二人の男は、友に痴態を見られている羞恥を強く認識しながらわずかに気力を取り戻し、手足の拘束から抜け出そうと仲良く裸体をくねらせ始めた。
「んもっ、むぁっ、うぅんっ!」
「ふぶっ、んむっ、ふぐぅぅん……っ!」
もちろん、もがきの勢いを強めてみても二人が望む状況は訪れない。無意味に身をよじる二人の男は、なりふり構わぬ身悶えも虚しく最悪の再会をした友との距離を狭められていく。
その接近の意図に欠片も気付けない男達は、別室から自分達をモニター越しに鑑賞している憎い敵達の目と耳をこれ以上無く悦ばせながら、どうやっても逃げられないというすでに分かりきっていた絶望の情報を共有しつつ、広い空間の中央に裸体を集めさせられていく。
もう一人の顔が、頭部に牛の角が飾られ口を棒に閉ざされている真っ赤に火照った汗と涙と唾液塗れの顔が、文字通り目と鼻の先の距離へと迫ってくる。天井をスライドする機械同士が密着し、密着を把握したことによって作動した機構が自身ともう一台をお互いに留め具を取り付け合う動きを行い、自身から伸びた棒と繋がっている男達に向かい合わせの状態を、欲望を吐き出したくてうずうずと疼いている己と仲間の器官を触れ合わせた状態をもたらそうとする。
「むぎゅっ!? ぶふっ、むぐぅぅぅっ!?」
「あむっ、ぶむぁぁ!! うっ、うぅ! んみゅぅぅぅぅっ!!」
母乳を垂らしている乳房と、精液混じりの先走りを分泌している男根が触れ合う直前にこれから始まる冷酷な淫獄を察した男達が半狂乱になりながら誇りを捨てた慈悲をねだる哀願を叫んでも当然、別室の悪達はそれを愉しむだけだ。
こんなに疼いている場所がくっついたら、抑えなんて効かなくなる。仲間同士で堕とし合ってしまう。そんな恐怖と戦慄を乗せた声をどんなに張り上げても、二人の男を捕らえ雌牛に躾け直した悪達は諦め悪く理性を維持する二頭を完全に崩壊させる為に用意した調教プログラムが開始する瞬間に心を躍らせつつ、二頭を真横から捉えている映像が映し出されたモニターに視線を集中させもうすぐ夢中で押し付け合い母乳を噴き出させ合う光景を晒すであろう四つの乳房と一心不乱に摩擦し合い休み無く射精に耽り合うであろう二本の男根の行方を、黒い愉悦と興奮を滾らせながら残忍に細めた目で見守っていた。
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黒と白に彩られた指先から二の腕までを覆う手袋を装着された腕の動きを万歳の状態から離れられないように制限され、同じ黒白をしたニーソックスにつま先から太ももまでを包まれた足を遊び無く一つに結合された上で意に染まぬ歩行を延々と強いられる哀れな男は、言葉にならぬ悲鳴を漏らし頭部を飾る牛の角の飾りと腸内で空気を用いて膨らまされたアナルプラグと一体化している牛の尻尾の飾りを情けなく揺らしながら、天井の機械の命令に従って限界へと追い込まれた華奢な裸体を自らの足で運ばされるしか無い。
非道な薬品と機械を使った調教によって無慈悲に作り変えられ、男の物とは思えぬくらいに肥大化させられた乳房の先で絶えずはしたなく尖るようにされてしまった乳首から母乳が出る体質へと、何度射精しても精液の枯渇には辿り着けない淫らな男根へと、何より常に発情しっぱなしの淫乱な肉体へと改造された男は、たったの数日おあずけされただけで噴乳と射精に対する欲を気が狂いそうなくらいにまで掻き立てられた裸体を痛々しく惨めに震わせながら、焼き切れそうになる理性を必死で保ちつつ自分を残酷に辱めた敵が所有する建物の中を少しずつ少しずつ前進させられるしか無いのだ。
「うぅ……んふっ、むぐぅっ……!」
上下に引き延ばされた不自然な体勢が生み出す肉体への軋みすらも、意識出来ない。自力ではひり出せないよう体内で膨張させられたアナルプラグが一歩ごとに味わわせているはずの苛烈な圧迫も、男は感じられない。
見開いた目から涙を零し、悲痛に唸る口から唾液を溢れさせ、数日分の母乳で張った乳房の先端と溜めに溜め込まされた射精欲でパンパンに張り詰めている男根の先端から本来必要な刺激を待ちきれなかったかのように白く濁った体液を滲ませている男の思考は、乳を搾って欲しいと、精液を出させて欲しいと、その二つに押し潰されそうになっている欲望に流されてはいけないという三種類の感情で隙間無く埋め尽くされている。
甘い苦しみと辛さしか覚えられぬまま、腕を引く天井の機械に屈して歩かされる男。瓦解寸前の正気をギリギリで支えながら、味方はもちろん敵すらも誰一人としていない道をただただ移動させられる男。
そうして終わりの見えぬ強制的な歩行が、どれくらい続いた頃だろう。男はようやく最終目的地とおぼしき開けた空間へと辿り着き、そこで自分を待たされていた存在を目にして驚愕した。
自分と同じ牛柄の衣装を纏わされ、その衣装の上から手足を縛められ、今の自分と全く一緒で乳房と男根の欲望を破裂せんばかりに蓄積させられた存在は、淫欲に翻弄させられていても忘れる訳の無い仲間であり親友でもある男で。同じ立場に追いやられた仲間の姿をお互いに目にした二人の男は、友に痴態を見られている羞恥を強く認識しながらわずかに気力を取り戻し、手足の拘束から抜け出そうと仲良く裸体をくねらせ始めた。
「んもっ、むぁっ、うぅんっ!」
「ふぶっ、んむっ、ふぐぅぅん……っ!」
もちろん、もがきの勢いを強めてみても二人が望む状況は訪れない。無意味に身をよじる二人の男は、なりふり構わぬ身悶えも虚しく最悪の再会をした友との距離を狭められていく。
その接近の意図に欠片も気付けない男達は、別室から自分達をモニター越しに鑑賞している憎い敵達の目と耳をこれ以上無く悦ばせながら、どうやっても逃げられないというすでに分かりきっていた絶望の情報を共有しつつ、広い空間の中央に裸体を集めさせられていく。
もう一人の顔が、頭部に牛の角が飾られ口を棒に閉ざされている真っ赤に火照った汗と涙と唾液塗れの顔が、文字通り目と鼻の先の距離へと迫ってくる。天井をスライドする機械同士が密着し、密着を把握したことによって作動した機構が自身ともう一台をお互いに留め具を取り付け合う動きを行い、自身から伸びた棒と繋がっている男達に向かい合わせの状態を、欲望を吐き出したくてうずうずと疼いている己と仲間の器官を触れ合わせた状態をもたらそうとする。
「むぎゅっ!? ぶふっ、むぐぅぅぅっ!?」
「あむっ、ぶむぁぁ!! うっ、うぅ! んみゅぅぅぅぅっ!!」
母乳を垂らしている乳房と、精液混じりの先走りを分泌している男根が触れ合う直前にこれから始まる冷酷な淫獄を察した男達が半狂乱になりながら誇りを捨てた慈悲をねだる哀願を叫んでも当然、別室の悪達はそれを愉しむだけだ。
こんなに疼いている場所がくっついたら、抑えなんて効かなくなる。仲間同士で堕とし合ってしまう。そんな恐怖と戦慄を乗せた声をどんなに張り上げても、二人の男を捕らえ雌牛に躾け直した悪達は諦め悪く理性を維持する二頭を完全に崩壊させる為に用意した調教プログラムが開始する瞬間に心を躍らせつつ、二頭を真横から捉えている映像が映し出されたモニターに視線を集中させもうすぐ夢中で押し付け合い母乳を噴き出させ合う光景を晒すであろう四つの乳房と一心不乱に摩擦し合い休み無く射精に耽り合うであろう二本の男根の行方を、黒い愉悦と興奮を滾らせながら残忍に細めた目で見守っていた。
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