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枷は新たな粘液を纏い再び口へとねじ込まれる

2021.10.12.Tue.21:00
痛々しいくらいに張り詰めた男根が喚く、快楽が欲しい、射精を迎えたいという淫らな欲に塗れた願いが、男根の持ち主である青年を内側からじわじわと狂わせていく。その願いを叶えてやりたい、出口を見失った欲を解放して苦しみから脱出したい、そんな思いが一人きりで悶絶する青年をじょじょに追い詰めていく。
叶えたくても叶えられない淫猥な願望とその願望を叶えたいと思う抑えきれぬ欲望に挟まれた状態で為す術無く心と身体を打ちのめされる青年は、助けに期待の出来ない敵の拠点地下に存在する部屋の中で厳重な拘束に自由を奪われた裸体をただただ無様にくねらせ、湧き上がる一方の淫欲に苛まれ続けていた。

「うぐっ……むぅ、ぶぐうぅ……っ!」

気持ち良くなりたい。気が触れてしまいそうなくらいに疼いている男根に快感を注ぎたい。体内で暴走する本能に身を任せて、青年は惨めに腰を振り限界まで硬度を高めた男根を上下左右に振り乱す。
黒革製の板に取り付けられている男根を模した棒を喉近くまで飲み込まされたことで言葉を封じられた口から苦悶に歪んだ呻きを漏らし、黒革で作られた目隠しの下で切なげに眉を寄せつつ溢れ出した涙を頬に伝わせている青年は、生殺しの地獄からどうにかして抜け出そうと裸体を縛める拘束との格闘を無我夢中で繰り返している。
だが、青年の努力も虚しく裸体を縛る縄達は全く緩まない。左右の手首と二の腕同士を背中で一つに結合し伸ばしたままの状態に固定させた腕を腹部と胸部にきつく括り付けている上半身の縄と、左右の足首とすねと太もも同士を遊び無く一まとめにしている下半身の縄は、上半身の縄と地下室天井に打ち付けられたフックを別の縄で結わえられつま先立ちを強要された青年が幾らなりふり構わずに身をもがかせても解ける気配すら見せない。
全身に縄を打たれ、両手両足の使用を禁じられ、地下室中央の位置で立ち続けることを強いられた上に見ることもしゃべることも不可能にされた哀れな青年。ありとあらゆる選択肢を潰され、絶えず膨らむ発情に掻き乱されている惨めな青年はもう、どうすることも出来ずに情けなく苦しめられるしか無い。
一切の抵抗の手段を没収された無様な青年は、約一時間ぶりに地下室へと戻ってきた自分を捕らえた非道な男達の思い通りに追い打ちの悪意をぶつけられながら、体内で渦巻く欲望の量を無慈悲に増幅させられるしか無いのだ。

「んぐっ!? ぶぁ、ぷあぁっ! もぉ、もぅゆりゅひへ……おかじぐなるぅっ! おにぇがい、イかへて……気持ち良くしてくらひゃいぃっ……!!」

口を埋め尽くしていた偽物の男根を無言で引き抜かれた青年は、憎んでいた男達の帰還をその身で理解すると同時に返された言葉を舌足らずに紡ぎ、恥を捨てた腰振りと合わせて快楽を希求するおねだりを行った。
理性を失った欲望剥き出しの哀願は、青年の限界をこれ以上無く分かりやすく表わしている。誇りを投げ捨てた必死の懇願は、快感が得られるならどんな辱めでも悦んで受け入れるという青年の今の思考を最高に滑稽な形で示している。
しかし、残忍な男達はそれらの意思表示を見聞きしても慈悲を欠片も与えない。自分達に刃向かった愚かで生意気な青年が一生懸命に快楽を欲しがるという愉快な痴態を何も言わずに鑑賞し醜悪な笑みを更に深めていく男達は、青年が放つ言葉全てを無視しつつ取り外した男根型の口枷に一時間前にもまぶした強力な液体媚薬をたっぷりと塗り込み、無駄に騒いでいた青年の口を再び新鮮な媚薬に濡れた作り物の男根で奥深くまで塞いでしまった。

「おにぇが、たしゅけ、んんっ!? あむっ、ぶむぁぁぁっ!?」

当然、青年は口枷の再装着を嫌がる。外される前には無かった枷の粘液に、一時間前に装着された際にもあった残酷で淫らな粘液に気付いた青年は、目隠しに遮られていてもよく分かるくらいに戦慄の表情を浮かべながら頭部を振り縄塗れの裸体をよじらせて、枷を口に押し込む男達の動きに抗おうと試みる。
無論、手足を制限されている青年がどんなに抗おうとも、それは無意味でしか無い。数でも負けている青年は数人がかりで頭部の動きを抑えられながら、媚薬の影響ではしたなく勃起し疼きに疼いている男根に触れないよう細心の注意を払って行動する男達の手で媚薬をまぶされた枷をまたあてがわれるしか無い。
追加の媚薬を摂取させられる状況と共に言葉を取り上げられた状況を改めてもたらされた青年は、これから始まる一層の発情とそれに付随する生殺しの淫獄に打ちひしがれながら、枷の装着と他の拘束の確認を手早く済ませた男達が地下室を去る靴音に絶望と恐怖を募らせることしか、出来ることなどありはしないのだ。

「んぅぅーっ!! ぶぅ! んもっ……むぎゅぅぅぅぅっ!!」

喉が破れんばかりに発せられる行かないでを込めた絶叫を聞き、尖りきった乳首と射精欲をはち切れそうなくらいに溜め込まされた男根を振り乱して救いを望む青年を作り出した男達は、敵対していた際の強気な態度を微塵も感じさせぬ姿を晒す青年に胸の内でまた一時間後の再会を告げながら、淫らに悶え苦しむ青年がいる地下室を外部から施錠し黒くいびつな高揚を携えつつその場を歩き去っていくのだった。






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