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矛盾した責め苦で男は思い通りに弄ばれる

2021.10.11.Mon.21:00
半透明をしたオナホールに根本から亀頭の真下までを包み込まれた男根が、苦しげにビクビクと脈打つ。黒革で作られた首輪の前部から鎖で吊るされたマッサージ機のような形状をした装置の小刻みに振動する丸みを帯びた部分を上部に存在するくぼみへと嵌め込まれたオナホールが行う装置の力を借りた絶え間無い責めに苛まれている男根が、湧き上がる射精欲を堪えようと頑張っている男の忍耐を表わすかの如く跳ね先端の穴をパクパクと開閉させ続けている。
これ以上の射精を迎えさせられたくない。痛々しく見開いた目から涙を零しつつ、男は下腹部に意識を集中させて膨らむ一方の射精への渇望を必死で誤魔化す。少しでも気を抜けば、また射精に至らされてしまう。男根を模した棒を喉近くまで噛まされ、棒と一体化している黒革の板によって塞がれた口の周辺を隙間無く覆い尽くされた男が、言葉にならぬ唸りを漏らし間抜けに鼻を鳴らしつつ男にせり上がってくる熱く淫らな波をどうにかして塞き止めようと試みる。
だが、男の努力は報われない。自らに言い聞かせながら絶頂に対する拒絶を保ち続けても、男根を休み無く甘くいたぶる装置とオナホールは男の拒絶が擦り減り我慢の限界に達するまで淡々と望まぬ快楽の責めを無慈悲に流し込んでいく。

「うぅっ! むぶぅぅ! んー!! ふぐぅぅぅっ!!」

じわじわと追い詰められた男が、焦燥と恐怖を募らせた絶叫を発しながらもがいても状況は変わらない。左右の腕の指先から二の腕までを背中で包み込んで圧迫し、左右の足のつま先から太ももまでをぴっちりと覆い締め付ける黒革製の拘束具を装着された手足をなりふり構わずに暴れさせ、手足の拘束と背にした壁の金具を結合している十数個の南京錠に甲高い音を立てさせながら身悶えても、男は自力ではこの恥辱から抜け出せないという分かりきった事実を改めて思い知らされつつ決して拒めぬ絶頂へと押し上げられるしか無い。
ありとあらゆる形で自由を没収された男はもはや、自分を捕らえた敵の男達に、絶頂を嘲笑う表情と共に絶頂に対する非道な罰をすでに用意している残酷な敵の男達に痴態を余すところ無く鑑賞されながら、更なる地獄の引き金となる惨めな射精を強要されるしか無いのだ。

「むっ、ぎゅぅぅぅぅっ!! ぶふっ、むふっ、んむぉぉぉぉっ!!」

首輪から吊るされた淫具を無意識の腰振りに合わせて不規則に揺らし、自らの動きで追い打ちの悦楽を生み出しながら、男が淫猥な悲鳴を発しつつとうとう射精した。オナホールに包まれていない亀頭を一際激しくビクつかせた後に色の薄まった精液をどぷりと力無く垂れ流し先に絞り出された精液で作られた床の淫らな水溜まりの面積を拡げながら、男が壁に固定された肉体をくねくねと踊り狂わせつつ十数度目の絶頂に喘ぎ苦しむ。
そうして淫蕩に翻弄される姿を存分に鑑賞し滑稽な射精の様子を目と耳と鼻で堪能した男達は、訪れた絶頂の波が去り若干の落ち着きを取り戻した男に悪魔のような微笑みを浴びせながら、嬉々として罰を加え出す。
無論それは言うまでも無く、男が今感じている淫獄をより濃くより残忍な物へと引き上げさせる為の罰だ。

「残念、イっちゃったね。それじゃあ、追加のお薬だよ」
「イくなって言ったのにイっちゃう悪い子は、もっともっと気持ち良く苛めてあげようね。さっきと同じように駄目なオチ○チンにたっぷり薬を塗り込んでイっちゃいけないってことを、次イったらもっと辛いし気持ち良くされるってことを、しっかりおチ○チンに教え込ませてあげようね-」
「むぐぅぅぅんっ! ぶ、びゅぅぅ! おみゅっ……ぎゅぐぅぅぅぅぅっ!!」

無防備な亀頭を、強烈な発情成分を含んだ薬品が混ぜ込まれている軟膏が男達の指で丹念に塗り込まれていく。
一人が塗り終わったらまた一人、それが終わったらまたもう一人と、順番に亀頭を巧みに撫で回しつつ淫欲を過剰なまでに増幅させる薬品を男根から直接吸収させていく男達の罰に淫欲を掻き立てられ、亀頭を嬲る快感にくぐもった声で鳴き喚かされる惨めな男は、誇りを捨てて寄せた哀願の視線を無視される事実に絶望を味わわされながら、イくなと告げつつ積極的に絶頂を強いる矛盾した男達の思い通りに弄ばれていくのだった。






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