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男は無防備な穴を存分に堪能する

2021.10.06.Wed.21:00
目を覚ました男の視界に映った物は、黒い革で構成された拘束具に縛められた腕と、腕の物とは形状が全く違う黒革によって窮屈に折り畳まされた左右の足と、柔らかく触り心地の良い尻肉の谷間で息づく可愛らしい少年の尻穴だった。
少年の尻肉に乗せていた左右の手に力を込めて顔をほんの少し浮かせながら、男は寝ぼけた思考で眼前に広がる光景が存在している理由を思い出す。指の使用を禁じる機構を有した黒革の手袋を指先から腕の付け根に被せられ、右手首の金具と左の二の腕の金具を繋ぎ左手首と右の二の腕の金具を結ぶ南京錠のせいで暴れさせることも叶わなくされた少年の腕が規則正しい寝息に合わせて上下する様子をまだ霞んでいる目で眺めながら、男は黒革に圧迫され伸ばすことを禁じられた少年の足を押さえ付けている左右の腕に伝わる心地良い震えを味わいつつ、昨夜の出来事を思考に蘇らせる。
そして、男は十数秒の間を置いて眼前にいる少年が自身の邸宅に潜り込んだ怪盗の少年であるという情報と、捕らえた怪盗少年を意のままに弄ぶ至福に酔いしれすぎた己が疲れから後始末もせずに寝入ってしまった事実に辿り着いた。
幾らいたぶっても常に新鮮な反応を示す少年の尻穴を、緩急を付けながら舌で舐めしゃぶり思い通りに悶え狂わせる快楽は、思わず夢中になってしまうくらいに痛快だった。強気な反抗の態度を表わしていた少年怪盗が、黒い棒状の枷を噛まされた口でくぐもった哀願を繰り返しながら身動きを完全に封じられた裸体を無様にくねらせつつ尻穴を苛む舌の責めに屈して悦楽を覚えさせられる痴態は、最後の記憶が曖昧になる形での就寝に至ってしまう程の愉しさだった。
そんな愉快な娯楽を鮮明に想起させた男は、長時間に及んだ尻穴への恥辱で憔悴しきり自分以上に深い眠りを貪っている少年怪盗を見つめながら、加虐心と興奮を一気に掻き立てさせた。
じっとしていても関節が軋むであろう不自然な体勢で自由を没収されているとは思えないくらいにぐっすりと眠っているこの少年怪盗の尻穴を、再び舐めてやったらどんな悲鳴を聞かせてくれるだろう。尻穴を襲う舌の刺激で意識を覚醒へと追いやった少年怪盗を昨日以上の勢いで容赦無く責め立ててやったら、どれ程の絶望に満ちた甘い悶絶を晒してくれるのだろう。
次から次へと膨らんでいく男の残忍な欲を妨げる物は無い。男に捕らえられ、抵抗と逃走を不可能にされた少年はもう、非道な男の欲望の赴くままに無防備な尻穴を嬲られるしか無い。
無我夢中で尻穴を撫で回し浅い部分を熱烈にほじくる舌という無慈悲で淫猥な目覚ましによって睡眠から引きずり出された少年はもはや、自分を翻弄することを心の底から堪能する異常な男が望む鳴き声を発し、男が欲する光景を提供させられながら、怪盗の誇りと共に人としての尊厳を為す術無く、男好みに叩き壊されていくしか無いのだ。

「んぐぅっ!? あぶっ、むあぁっ! やぇ、やぇろぉっ! やぇへ! もぉ、ひやらぁぁぁっ!!」

意識を取り戻すと同時に昨夜の物と同じ恥辱を心と身体に再び受け付けられ始めた少年怪盗が叫ぶ哀願の声を聞き、昨夜散々無意味だと思い知らされたはずの足掻きをうつ伏せの裸体に行わせる少年の姿を観察しながら、男は満足げに目を細めつつ左右の手で尻肉を鷲掴みにして穴を一層惨めに露出させ、シワを怯えるようにヒクつかせている窄まった穴に対して愛しげに口付け、実に苛め甲斐のある少年を淫らに堕とす目的で、尖らせた舌の先端を侵入を拒む穴へと嬉々としてねじ込ませていくのだった。






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