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淫猥な苦悶は袋の中で際限無く膨らむ

2021.09.04.Sat.21:00
「むっ、ぐむぅぅぅっ!! ふぅ、ぶふっ……んむぅぅぅぅんっ!!」
「うー! んぐっ、むぅぅぅんっ! ぶっ、んぅっ! むぎゅぅぅぅっ!!」

黒の粘着テープで念入りに栓を施された口で焦りと怒りと恐怖が入り混じった唸りを発しながら、少年達が迫り来る危機からどうにかして脱しようと裸体を必死でもがかせている。左右の手首同士と二の腕同士を背中で縛る縄と伸ばしたままの状態に固定された腕を胴体へと括り付ける縄を厳重に与えられ、足首同士とすね同士、そして太もも同士をきつく結合する縄を緩み無く加えられ、指の使用を禁じる為にと手足に口を塞ぐ物と同じテープを隙間無くぐるぐると巻き付けられた絶望的な立場に置かれながらも、五人の少年はわずかな希望を信じて拘束との格闘を無我夢中で繰り返す。
けれど、やはり状況は変わらない。幾らなりふり構わずに裸体を暴れさせようとも、過剰なまでの縄に自由を奪われテープによって手足の指さえも使い物にならなくされた少年達の無意味な足掻きは五人を拉致した残忍な男達の目と耳を愉しませる効果しか生み出せない。
哀れな少年達はもう、醜悪な笑みを浮かべる男達が向けてくる悪意に沿って、すでに手も足も出せない身体に追い打ちの拘束をもたらされるしか無い。抵抗を全力で紡いでも男達の動きを煩わせることさえ叶わない惨めな少年達は、嫌がる意思も虚しく頭側から迫る細長い麻袋に全身を詰め込まれ始めてもどうすることも出来ぬまま、視界と共に行動の選択肢を更に没収された袋詰めの格好へと五人仲良く変えられるしか無いのだ。

「んぅっ! むー! んむぅぅぅっ!!」
「ぶぅ、ぶぐっ……むぶぅぅぅっ……!」

麻袋のせいで、少年達はすぐ近くにいるはずの仲間の姿も、自分達に愉悦の視線を寄せているであろう憎い男達の姿も見えない。それどころか、少年達は指を封じられた手足で仲間の拘束を解こうと試みることも口を縄で絞められた麻袋に阻まれて許されず、消えかけだった希望の火をより小さく絶望的なまでにか細い物へと弱められてしまった。
この状況では、何をしても逆転は手繰り寄せられない。閉ざされた口で無意識に気落ちした呻きを漏らしつつ、打ちひしがれた心模様を表わすかのように間抜けな鼻息を悲痛に歪ませる少年達。気落ちしつつも、打ちひしがれつつも諦め悪く麻袋の中で身をよじらせ、全身を這う縄と無慈悲なテープを軋ませる少年達。そんな少年達を満足げな表情を浮かべながら見下ろし、残忍な至福を存分に堪能した男達は芋虫のように床の上で蠢く五つの麻袋を拒絶をやすやすと制しつつ協力して持ち上げると、仕上げとして用意していた最後の拘束に悶える麻袋達を放り込み始めた。
それは、黒色をした大きな布製の袋。少年五人を辛うじて押し込める程度の広さを有し、勝手に抜け出すことを不可能にさせる鍵付きのファスナーとベルトが取り付けられている、監禁を目的として作成された非道な袋だ。

「うぐっ!? ぎゅぅっ!」
「ぶっ、ぐぶっ! むごぉっ!!」

異常な袋に荒々しく放り込まれる少年達が、お互いの肉体がぶつかり合う衝撃に悲鳴を上げる。その悲鳴を嬉しそうに愉しみながら抗う五人を袋内に押し込んでファスナーを終わり際まで閉め全てのベルトを締め上げて少年達を狭い空間に追いやった男達は、ほんの少しだけ開けたファスナーから見える五人の苦しげな様子を味わいつつ冷酷な薬品を小さな球状に固めた物体を封じ込めた手の平サイズの布袋を五人を入れた袋へと一緒に詰め込むと、完全に閉じたファスナーに鍵を掛けながら少年達に残忍な別れを口にした。

「さよなら、ヒーロー君達。明日の朝まで理性が残ってたらまた会おうな」
「その媚薬と一緒に一晩放置されて正気だった奴なんて今まで見たことねーけど……まぁ精々頑張って耐えてみな、ヒーロー君達?」
「んぅっ!? むー! ぶむぅぅっ!」
「うっ、ふぐっ、ぶー! うぶぅぅぅっ!!」

縄とテープ、麻袋と自分達を窮屈に閉じ込める袋。それら全てに戦慄を乗せた動きで力を送りありとあらゆる音を奏でながら己と仲間の絶望を加速させていく少年ヒーロー達に背を向けて去りゆく男達は、正義として根絶させようとしていた残酷な媚薬の香りがじょじょに充満する袋の中で淫らに翻弄され力の源であるヒーロースーツを剥ぎ取られた裸体を為す術無く気が狂う程の発情へと導かれ満足に快楽も得られぬまま崩壊へと叩き堕とされていく五人に興奮を滾らせつつ、部屋の中央で情けなく跳ねる黒の袋を淫猥な火照りが際限無く膨らむ地獄へと置き去りにしていくのだった。






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