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力尽きた男はより残忍な悦楽に悶絶する

2021.09.03.Fri.21:00
睾丸と共に括り出す形で根本を柔らかなクッションに緩くも力強く締め付けられ機械で作られた箱から引き抜くことを不可能にされた四本の男根は、逃げ場の無い箱の内側で休み無く動く無慈悲な責め具の刺激に為す術無く翻弄されながら抗うことすら叶わずに絶頂に次ぐ絶頂へと追い立てられ続けていた。

「うぐぅぅ! あむっ、んむぁっ! むぶぅぅぅっ!!」
「はふぅっ、むっ、んみゅぅぅぅ!! うぅ、おうぅ! むぐぅぅぅぅーっ!!」

地下室の床と一体化している箱の側面に無理矢理押し込まされた男根と睾丸を丹念に撫で回して嬲る強力な液体媚薬を含んだ筆達がもたらす暴力的な悦楽に鳴き喚きながら、同じ立場に追いやられた仲間と視線を交わす余裕も無くした男達は口を塞ぐ黒色の棒枷に歯を立てつつ、腕を縛める縄と足に無様ながに股を強要する床と足首を短く繋ぐ黒革の枷と鎖を振り払おうと裸体を必死でもがかせる。
しかし、幾ら頑張っても胴体と二の腕をきつく結合し、背中で捻り上げた手首を縛った上で二の腕を拘束する縄へと遊び無く結わえ付ける上半身の縄は解けない。望まぬ連続絶頂に疲弊し痛々しく震える足を踏ん張らせても、頑丈な枷と鎖はビクともしない。
どんなに試行錯誤を繰り返しても淫獄の状況から逃げられない男達は、手足の動きを封じる拘束を無意味に鳴らし、惨めな悲鳴を発して腰を苦しげにくねらせながら、限界の足を踏ん張らせ続けるしか無い。
今与えられている地獄を拒む手段を一つ残らず没収された男達は、今を越える淫獄が始まらないようただひたすらに足の力を保ち続けることしか出来はしないのだ。

「あぅ、あおぉっ! もぉ、んむぉぉぉんっ!!」
「ふぅ、んぶぅぅぅ!! んぐ、むっ、ぎゅぅぅぅっ!!」

箱に閉じ込められた四人の男根は、とっくの昔に精液はおろか淫蜜さえも噴き出せない絶頂を絶え間無く迎えている。媚薬筆に捏ね回される睾丸は、悲痛に縮こまりながらも甘い攻撃を嬉しがるように跳ねる男根に負けず劣らずの性感帯へと仕立て上げられてしまっている。そんな二箇所を同時に容赦無くいたぶられる拷問に悶え苦しみながら、男達は朦朧とする意識で忍耐を継続する。涙に霞んだ視界はもう他三人の仲間を認識出来ず、追い詰められた思考は自分達をこの辱めに放置した者達への怒りも思い出せない。崩壊寸前の極限状態に陥りながらも、男達は更なる苦悶を嫌がり足に意識を寄せ続ける。
だが、イき地獄に苛まれながらの忍耐が永遠に保てるはずもない。一人の男の鈍った思考では数十度目の絶頂に至っても耐えられていた足は、完全に抗いを破壊され理想とはかけ離れた無自覚の脱力を行っていた。その事実を理解し絶望するよりも早く、男の裸体が仲間達の前で哀れに落下していく。足の間に配置されていた別の箱型の機械目掛けて落下していく。そうして落下した男は、腰回りに這わされたベルトによって固定された筒状の器具によってぽっかりと開かされた尻穴を真下に位置する箱から生えた作り物の男根で奥深くまで貫かれていき、最奥を満たす偽の男根の衝撃に絶叫する暇さえ許されぬまま体重が掛かったことを認識した真下の箱と、真下の箱からの電波を受けた男根を捉えている前方の箱に、より残忍な淫獄を叩き込まれ始めてしまった。

「あぉっ!? ぶみゅぅぅぅっ!? んっんっ、んむぅ! ぶむぅぅぅぅーっ!!」

下から串刺しにされた尻穴が、荒々しい首振りを開始した偽の男根でめちゃくちゃにほじくり回される。勝手に座った罰と言わんばかりに動きを速めた筆達が、すでにイきっぱなしとなっていた男根と睾丸を激しく摩擦し一層間隔の短い絶頂地獄を男に味わわせる。
それを拒みたくても、一度弛緩してしまった裸体は立ち上がれない。腸壁を掻き毟られる刺激と、腰を下ろしたことで斜め下に向かって引き延ばされる状態となった男根を甘く殴り付ける媚薬筆の拷問から逃れたくても、男は自分を助けられぬ三人に助けての唸りを叫びながら力の入らぬ足を虚しく震わせるしか無い。

「あぁっ、おぅぅぅーっ!! んもっ、むあぁ! んぎゅ、えぎゅぅぅぅぅっ!!」

これまでを軽く上回る快楽に喉が破れんばかりに喚き散らし、呆けていた思考が嫌でも目覚める程の理性を失った悶絶を見せる仲間を戦慄の眼差しで見つめる他の三人は同じ地獄をもたらされたくないという思いを胸に強く抱きつつ無慈悲な機械を間に用意された足に力を込め直し、決して拒絶は出来ぬ淫猥な地獄の到来を抗えぬ絶頂をまた極めさせられながら諦め悪く遠ざけ続けていた。






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