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捕まった青年は今夜も気持ち良く苛め抜かれる

2021.08.28.Sat.21:00
どうすれば、自らの胴体へと巻き付けているかのような状態を腕に強いる白色の拘束服から抜け出せるのだろう。何をすれば、左右の足を窮屈に折り畳んだまま伸ばせなくさせる白の拘束具を振り払えるのだろう。黒色の首輪と床の金具を結ぶ鎖はどうしたら、口を塞ぐ黒色の棒枷はどうやったら、上半身に着せられた拘束服の背面から伸ばされた縄の先に結び付けられている尻穴を満たす釣り針状の淫具はどうもがいたら、外すことが出来るのだろう。
そんな屈辱的な問いを、分厚い薄桃色のマットの上に転がされた肉体を時折悶えさせながら青年が繰り返し思い浮かべる。しゃべることを禁じられた口からくぐもった呻きと唾液を零しつつ、青年は遠くに見える牢獄の鉄格子を虚しく眺めながら手足の自由を奪われた肉体をよじらせ続ける。
もちろん、青年が幾ら思案を巡らせようとも状況は変わらない。尻穴を抉る淫具の刺激に弱々しく悲鳴を上げ隠したくても隠せない丸出しの尻穴を震わせながらじたばたと必死で暴れても、厳重な拘束は青年の努力を嘲るように軋む音を立てるのみだ。

「うぅっ、んー……むぐっ、ふむぅぅっ……!」

無意味と知りつつも、辱めから逃れたい一心でひたすらにのたうち回る青年。無駄だと理解しつつも、ほんのわずかな希望を欲してめちゃくちゃに拘束達を鳴らす惨めな青年。しかし当然、青年自身が分かっている通りに逆転の展開は起こり得ない。ただただ体力を消耗するばかりの試行錯誤を哀れに試み続けた青年は、今夜も何一つとして望ましい変化を手繰り寄せられぬまま、牢獄の扉が開く時間を迎えてしまった。
それは、自分を捕らえた非道な男が地下に作られた牢獄へと訪れる時間。泣いても喚いても助けは永遠にやって来ない。そんな認めたくない情報を改めて思い知らされながら、容赦の無い恥辱で好き勝手に弄ばれる淫猥な苦悶の時間だ。

「スパイ君、ただいま。今夜もいーっぱい、気持ち良く苛めてあげようね-」
「んぐっ、むうぅ! ふぅ、むぶぅぅぅんっ!」

優しげな笑みを向けながら残忍な宣言を口にする男に、スパイと呼ばれた青年は誇りを捨て去った本心からの哀願を示す絶叫を飛ばした。もう嬲られたくない。淫らな地獄に苛まれたくない。怯えに染まった悲痛な願いを込めながら、男を探り捕らえられた青年スパイは無我夢中で許しを請う。
けれど、男は青年に許しを与えない。最高に無様で滑稽な懇願の光景を満足げに頷きながら堪能する男は、喉が破れんばかりに叫んだ青年の息が切れた瞬間を狙ってポケットに隠し持っていたリモコンを操作し、青年の尻穴を塞ぐ淫らな釣り針の機構を作動させ始めてしまった。

「ふぐっ、ぶふぅぅ!? あふっ、んもっ、むああぁ!」

恥ずかしい穴を貫く器具が、小刻みな振動を開始する。呼吸の谷間を狙われた青年は息苦しさを覚えさせられながら男の調教で雌に堕とされた尻穴をいたぶる刺激に屈して快楽を抱かされ、嫌がる意思に反して男根をむくむくと膨張させていく。
その情けなく体積を増した男根を見下ろして至福の表情を浮かべた男は、抗おうとする青年の諦めの悪い行動をやすやすと制しながら折り畳ませた足を無理矢理に開かせると、マットの上で跳ねながら絶望の眼差しを寄せるスパイの青年に、これまでの経験からとっくに分かりきっているであろう責め苦を愉悦をたっぷりと混ぜた声で伝えてやった。

「それじゃ、頂きます。私の舌で思う存分気持ち良くなって、我慢せずにみっともなく精液を漏らしまくりなさい、スパイ君?」
「あーっ! うぁっ、むー! んぎゅぅぅぅーっ!!」

イヤイヤと頭部を振ってやめてくれの思いをぶつけてくる青年スパイを無視しながら、男は大きく開いた口でゆっくりとくわえ込んだ男根を巧みに舐めしゃぶり、痙攣を抑えきれぬくらいに苛烈な悦楽の並に悶絶する痴態を様々な器官で味わいつつ尻穴の刺激と男根への刺激で逆らえぬ青年を無慈悲にイき狂わせ、甘い悲鳴と精液を次から次へと放出させていくのだった。






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