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哀れな慰み物は絶頂しながら建物中を移動させられる

2021.08.04.Wed.21:00
左右の肘から先と、膝から先を飲み込んで締め付けている薄桃色のクッションは、幾ら手足に力を込めてもビクともしない。
言葉を発することと舌を噛むことを禁じる男根型の枷を喉近くまで飲み込まされた口から焦りと怯えに歪んだ唸りを発しながら必死で暴れても、男の裸体は自身に無様な四つん這いを強いるクッションを擁している箱状の機械から逃れられず、その箱から伸びたコードや金属製の台と繋がっている器具を遠ざけることさえ叶わない。
四肢を拘束され、しゃべることを封じられた哀れな男はもはや、哀願を紡ぐことさえ出来ぬまま無防備な裸体を辱められるしか無い。自身が閉じ込められている部屋に訪れた憎い敵の男達が放つ責め苦の開始を告げる言葉に誇りを捨てたやめてくれの叫びを返しながら、屈辱と恥辱に満ちた残忍な責めを為す術無く叩き込まれるしか無いのだ。

「捜査員さん、お早う。今日も、たくさん散歩して惨めなところをいっぱい見てもらおうな」
「さぁ、出発だ。捜査員さんの大好きなお散歩の始まり始まり-」
「えあっ、いぁぁぁぁっ! やえへっ、やぁぁぁぁっ!!」

嘲りを込めた笑い混じりの宣言に対してどんなに泣き喚いても、捜査員を捕獲した組織に属する悪の男達は愉悦と興奮を高めるのみで動きをとめない。
捜査員の自由を奪う箱の下部に取り付けられた六つの車輪と床の金具を結ぶ留め具を手早くつま先で解除した悪達は、無様に救いをねだる捜査員を堪能しながら丸出しとなっている左右の尻肉を手分けして鷲掴みにすると、正義の立場を忘れた絶叫を上げる捜査員を無理矢理散歩へと押し出した。
先程留め具を解除した車輪の回転と、捜査員の裸体にあてがった淫らな器具達の駆動が連動している。その事実をしっかりと把握した上で、悪達は捜査員を組織が所有する建物中を移動させ痴態を衆目に晒させ人間としての尊厳を痛め付ける地獄へと追いやってしまったのだ。
無論、抵抗を取り上げられた捜査員はその状況の変化を嫌でも受け入れさせられるしか無い。左右の胸に押し当てられた半球状の器具の内側で回転する白く柔らかい毛のブラシに乳輪と乳首を絶えず撫で回され始めても、逞しい男根を根元から先端まで包んでいる薄紫色のオナホールに振動を加えられ望まぬ勃起を強いられても、尻肉を揉み込みつつ前に向かって押す悪達の手の間で前後運動を繰り返す極太の張型に腸壁を激しく掻き毟られても、悪達の手で淫らに躾けられた裸体を嬲られる捜査員はただただ快楽に悶え狂わされるしか無い。
淫猥な弱点をいたぶるそれぞれの器具に強力な媚薬を少量ずつ塗布する機構によって快楽を余計に増幅させられている捜査員は、床に彫られた溝に沿って進み車輪を回転させて淫獄を生み出す箱に捕らわれた裸体が情けなく絶頂を迎え射精に至り続ける光景を、強まっていく一方の甘い悦びに喘ぎながら悪達を愉しませる見世物にされるしか無いのだ。

「んむっ、むぁぁぁぁっ! あぉっ、うぁ、おぉぉぉんっ!」
「おっ、早速イったね。その調子でどんどんイって、皆を愉しませるんだぞー?」
「ほらほら、休んでる暇なんて無いよ? 皆が捜査員さんのみっともない様子を待ちかねてるんだから、早く行って期待に応えてあげないとね、捜査員さん?」
「うぐ、ふぶぅぅっ! あっ、おぉ! んみゅぅぅぅぅぅーっ!!」

痛々しく跳ねる尻肉の感触を確かめつつ手加減無しに裸体を散歩と称して移動させる悪達の思い通りに弄ばれ、とうとう自分を運ぶ二人以外の悪がいる空間へと突き出された捜査員は、捕らわれた日から数え切れないくらいに浴びた侮蔑と好奇の視線に全身を貫かれながらまた甘く上り詰めさせられ、自分が非道な悪の慰み物に貶められた事実を思い知らされる状態で媚薬の力を借りた淫具の責めに屈して絶頂に達するのだった。






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