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気高き虎は外道な正義達に尋問される

2021.07.11.Sun.21:00
「んぐっ、ぐ、ふぐぅぅ! あぉっ、が、ぐぅぅんっ!」

金属で作られた棒状の口枷に牙を立てながら必死で唸っても、助けは訪れない。手足の指と爪の使用を禁じる黒い鍵付きの手袋を内側から変形させつつ、二の腕を胴体に繋ぎ背中で重ねさせられた肘から手首までの部分を縛る上半身の縄と、足首とすねそして太もも同士をきつく括った上で太くしなやかな縞柄の尾を左右を一まとめにした足の裏側へと縫い付ける下半身の縄との格闘を繰り返しても、捕らわれた虎獣人の男はベッドの上から下りることも出来ず、部屋に充満している発情を強いる薬品によって疼きに疼かされた裸体を自らの手で慰めることさえも許されない。
だが、虎はそんな状況に追いやられながらも発情に逆らい、憎い敵への反抗心を鋭く募らせ続けている。絶対に欲望になど屈しない、敵の望む情報などくれてやらない。そう固く誓いながら、虎は縄に縛められていても行えるうつ伏せに転がっての自慰に耽りたいと願う張り詰め切った男根の衝動を制しつつ、一人きりの部屋で欲望に抗い続けている。
しかし、どんなに耐え忍ぼうが虎に希望は無い。仲間がやって来る可能性も、仲間ではない誰かが救いに来る未来も存在しない。
それを理解しているからこそ、虎を捕獲し拘束と発情地獄を施して去った犬獣人の男達は背後への警戒もせずに部屋へと戻り、予想通り無駄に陥落を耐えていた虎に嘲りを乗せた笑みを浴びせながら、何処にも逃れられぬ虎の逞しい裸体を挟むようにベッドへと横たわり、本来の立場とは真逆に取られても不思議ではない意地の悪い言葉を虎にぶつけた。

「虎用の媚薬が漂う部屋で、一人無様に発情し続けた気分はどうだい? 味方のいない警察の施設で、みっともなく勃起させられ続けた感想はどうだ? 幹部さんよ」
「辛いだろ? 苦しいだろ? 今すぐ楽にして欲しいだろ? お前を見捨てた組織に忠誠を捧げても意味なんて無いってもう分かってんだろ? さっさと白状しちまえよ。そしたら、俺達で思う存分イかせまくってやる。部屋に注入してる媚薬を中和剤に変えつつ、発情が引くまで気持ち良く射精させまくってやるぞ、ん?」

とても警察とは思えない態度で屈服を促す黒と白の犬獣人達の言葉に揺さぶられた虎の心が、反抗をぐらつかせる。悔しいが、組織から見捨てられたことも、限界を超えた発情に苛まれ苦悶を味わっていることも間違いなく事実。ならば欲望に正直になっても良いのではと虎の思考が掻き乱される。

「っぐぅっ! ふぅ、むふうぅ……!」

けれど、虎は理性が崩れる寸前で反抗を取り戻した。悪の矜持や組織への忠誠は関係無しに、淫猥な尋問を平然と行う警察官達の思い通りにされたくないという雄の誇りを糧に、虎は情報の白状を拒む反応を示した。
そうして強気に屈服を否定する唸りを返した虎に、正義であるはずの犬達は邪悪な笑みを返した。初めて対峙した時から感じていた予感の通り、やはりこの虎はいたぶり甲斐がある。屈強な裸体も、気丈な態度も、気が狂う程の火照りに責め立てられながらも凜々しさを失わないプライドの高さも、何もかも加虐心をそそる最高の玩具だ。
悪人であるはずの虎の非道さが霞むような思いを抱きながら、黒犬と白犬は地下室の空調をリモコンで操作し虎の発情を加速させる淫薬の散布量を増やさせつつ、無防備な虎に残酷な責め苦を躊躇い無く注ぎ始めた。

「あーらら、まだ白状しちゃくれないか。なら、もっともっと苦しめてやらないとなぁ」
「先に言っとくけど、選んだのはお前だぜ? 俺達にしつこく苛められても、イきたがってる身体を延々焦らされ続けても、それを選んだのはお前なんだからな? しっかり覚悟して……無様に鳴き喚くんだぞ?」
「っむっ! んーぅっ! ふぅ……むぎゅぅぅぅっ!!」

表向きには存在せず警察内でもほんの一握りしか知らない手段を選ばぬ裏の部署の手に堕ち、呼吸の度にこれまでを超える発情を掻き立てられながら二人がかりで男根を緩く弄ばれ尖りきった左右の乳首を舌で転がされる虎の男は、早くも後悔を覚えようとする自身の脳に否定を言い聞かせつつ、その必死の抵抗を至近距離で堪能する正義の犬達の興奮と劣情を際限無く膨らませ続けていた。






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