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蕩けた青年は大嫌いな挨拶を口にする

2021.06.26.Sat.21:00
「あぁっ! もぉ……もぅやらぁぁぁっ! ゆるじでぇっ! もぉイぎだぐないのぉぉぉぉっ!!」

不意打ちで嗅がされた肉体の自由を奪う薬品の効果は、とっくに抜けている。だが、青年は目の前の男から逃れられない。温厚な人格の仮面を外し、非道で醜悪な本性を露わにした男が容赦無く加えてくる淫らな責め苦から、青年は抜け出したくても抜け出せない。
経口、注射、全身への塗布。あらゆる方法で投与されてしまった強力な淫薬の作用で限界を超えた発情へと誘われ、あらゆる箇所の感度を異常なまでに増幅させられた青年は男の悪意を拒む為の抵抗を何一つとして行えぬまま、どこもかしこも性感帯と化した裸体を無慈悲に弄ばれ続けていた。

「イぐのっ、やぁぁぁーっ! くるひっ、だじゅげでぇぇっ! もぅ、やなのぉっ! きもぢいいの、やりゃぁぁぁぁぁーっ!!」

子供のように泣きじゃくりながら、青年は喉が痛むことも忘れて絶叫を上げ自身を嬲る男に心から許しを請う。だが、男は青年が誇りを捨てた哀願をどんなに発しても理不尽で淫猥な責めの勢いを緩めない。淫薬のせいでベッドから離れようとする動きすらも苛烈な快楽へと変換させられる惨めな状態へと陥った青年の裸体を嬉々としていたぶる男は、真っ赤に充血し尖りきった乳首を好き勝手に捏ね回し、吐き出す精液も失った男根を萎えることさえ認めずに扱き、すでに異物の侵入を拒絶する方法を忘れきっている尻穴を指でほじくり回し、男の物とは思えぬくらいに整った顔をはしたなく蕩けさせている青年の表情を堪能しつつ唇を奪って舌で口内を蹂躙し、悦楽と絶頂を泣き喚いて嫌がる青年に新たな悦楽と何十度目かも分からない絶頂を残酷に叩き込んでいくのだ。

「んんっ、んむぅぅ! あぶっ、も……ふみゅぅぅぅぅぅっ!!」

同意無く口付けを仕掛けてきた男の口にくぐもった悲鳴を吸われながら、青年がまた快楽を極めさせられた。
今自分が何処で快楽を感じているのかすらも把握出来ないくらいに追い詰められた青年は、口内で動き回る男の舌へと無意識に己の舌を絡め、心の底から怒りと憎しみを募らせていた男の背に腕を回して抱き付きながら、その無意識の行動が生み出す甘い刺激によって自らにとどめを刺す形で一際大きな絶頂へと至った。
準備は整った。一生懸命に自分へと抱き付きながら絶頂に達した青年の痴態を至近距離で堪能しつつ、男は青年の唇に重ねた己の唇を残忍に歪ませる。
回される仕事に不満を示しつつ事務所を辞めると宣言され、予定を大きく早めて最終段階である調教へと踏み切ったが、元々素質があったらしい肉体は問題無く屈してくれた。安堵と愉悦を湧き上がらせながら、男は絶頂の波が引くと同時に自分に抱き付く力を無くしぐったりとベッドの上に転がった、理性を計画に沿って砕かれた青年に黒く染まった満面の笑みを浴びせる。
もはや青年は、その笑みに戦慄を覚える思考能力も無い。男がベッド横のテーブルに置いていた機械のボタンを押してもそれを認識出来ず、その操作によって天井のスピーカーから鳴り始めた電子音を耳にして別室からやって来た男達を目にしても、放心した青年は恐怖を欠片も抱けない。
長時間に渡る凌辱で心と身体を服従へと導かれた青年は、起こさせた上半身を自身の上半身に預けさせながら足を開いて解れきった尻穴をやって来た男達に見せ付けさせてくる男の言葉に疑問すら感じられぬまま、教え込まれた挨拶を口にすることしか出来はしないのだ。

「はい、○○君。この方々が、○○君を本当の女の子にしてくれるお客様だよ。しっかり愉しんでもらえるよう、いつものように可愛く挨拶しようね?」
「ひゃい……私は、□□所属の女装モデル、○○です。本物の女の子より可愛い私を、どうか皆さん、可愛がってください……」

普通のモデルとして活躍したい思いを自ら切り付け、真摯に頑張っている女性モデルの方まで侮辱する。そんな下品で大嫌いだった挨拶を口にしながら、青年はこれから追加の媚薬を投与されつつ何本もの男根で雌の至福を刻み込まれる絶望の展開も理解出来ぬまま涙と汗と唾液に汚れた赤ら顔で緩みに緩んだ営業用の笑みを、震える両手であざといピースサインを作り、商品として仕立て上げられた自分から雄の自覚を跡形も無く削り落とす男達の興奮と、最初から自分を淫らな商品として堕とすつもりだった所属事務所の社長の男の充足を、無自覚に加速させてしまっていた。






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