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宝物達は新たな器具で苦悶を二倍にされる

2021.06.11.Fri.21:00
わざと大きな音を立てて、私は地下室の扉を開いた。そして私はわざと靴で強く床を叩きながら歩き、地下室の奥に飾られている宝物へと近寄った。
どんなに音を立てても、宝物の内側には届かない。それを再確認して愉悦に浸りつつ、双子の少年怪盗を私専用の淫らな娯楽に貶めたという事実を改めて認識し自らの興奮を掻き立てる為に、私は数々の音を立てながらそれらを耳にすることも叶わない姿となった滑稽な少年怪盗達の前に立ち、醜悪な欲望を露わにした声で二人に挨拶を行った。

「怪盗君達、お早う。今日もたっぷり可愛がってあげるからねぇ……」

もちろん、私の声は二人には聞こえていない。肉体の大部分を黒い小箱の中に詰め込まれた少年怪盗達は周囲の情報を一切手に入れられず、私の声はおろか存在さえも把握出来ない状態に置かれている。
しかし、唯一外気に触れている二人の器官は、訪れた私に対して怯えるような反応を見せてくれた。二つの小箱の上から無防備に生えている少年怪盗達の男根達は、昨夜私の手でいつものように媚薬を丹念に塗り込まれ限界を超えた発情に苛まれている男根は、箱の機構によって発狂も失神も睡眠も絶頂すらも認められずに延々と苦しみ続けている持ち主の恐怖を表わすかのように透明な蜜を噴き出させながら、捕らわれた日の可愛らしさを完全に無くした自身をビクビクと愉快に脈打たせてくれた。
そんな歓迎の仕草を眺め思わず口角を吊り上げながら、私はポケットに手を入れて二人をもっと愉しむ為に取り寄せた新たな器具を取り出し、聞こえていないことを承知でその器具の用途を弾む声音で説明してやった。

「ふふっ、怪盗君達。これが何か分かるかい? これはね、君達を閉じ込めている箱同士を繋ぐケーブルだよ。その箱を提供している所から高値で買った素敵なケーブル、君達の感覚を繋げて、自分ともう一人の苦しいや気持ち良いを同時に味わえるようにするケーブルだよ」

言いながら、私は箱の側面下部に位置する差し込み口に、ケーブルのプラグを挿入した。もう片方のプラグを箱に差したら、双子の少年怪盗は二人分の淫獄に悶え苦しむ羽目になる。制作が難しく故に価格も張るケーブルを購入した労力に見合う素晴らしい悶絶をきっと見せてくれる。
今までよりも淫猥に翻弄される二人を堪能出来ることへの至福と期待を募らせながら、私は残りのプラグを一息に突き刺し少年怪盗達に無理矢理感覚を共有させた。
その変化の効能は、視覚という明らかな形で私の前に現われ出した。逃げ場の無い箱に蓄積した二人分の苦悶をいっぺんに叩き込まれた怪盗達は、丸出しの男根の脈動を一層激しくさせながら逃げ出そうと暴れているかのように右に左に、前に後ろにと跳ね回り始めた。
無論、幾ら男根をみっともなく跳ねさせても二人の地獄の出口は無い。意に染まぬ発情の苦しみ、刺激が欲しいと喚く男根を放置されているもどかしさの苦しみ、そして私に捕らわれた日から一度も射精を許されていない男根を襲うイきたくてもイけない苦しみを二倍にされた少年怪盗達は、壊れるという選択肢さえ取れぬまま悶え苦しみ続けるしか無い。
私がケーブルと同時に購入した器具を新たに取り出し、暴れ回る男根へと躊躇い無くあてがい始めてもそれを拒む手段を奪われた惨めな少年怪盗達は、私の思い通りに嬲られ私を悦ばせる為の痴態を次々と引き出され続けるしか無いのだ。

「二人共、お次はこれだよ。この機械で怪盗君達のおチ○チンの先っぽを包み込んで、じっくりと気持ち良く捏ね回してあげる。半透明な機械越しに射精したがってるおチ○チンが口を無駄にパクパクさせてる所を観察しながら、二人の機械の動きを不規則に変えてバラバラの苦しいと気持ち良いを共有させてあげるからね-」

まるで薄い青色をしたクラゲのような見た目をしている器具を逃れられない二本の男根に被せられ、助けてと懇願するように箱をわずかに鳴らし自分ともう一人の感覚を繋いでいるケーブルを揺らしている少年怪盗達を嘲笑いながら、私は器具に包まれた亀頭を真上から覗き込みつつ二つの器具と連動している二つのリモコンを左右の手で不規則に操作し、宣言通りに射精に達せぬまま虚しく穴を開閉させる男根達を独占し、気が済むまで愉しみ続けていた。






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