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残忍な機械は哀れな動物の射精を祝福する

2021.05.29.Sat.21:00
目を覚ますと、男達は朗らかな絵柄で彩られた円柱状の巨大な機械を取り囲む形で肉体の自由を奪われていた。それも、あどけない表情を浮かべた動物の着ぐるみに全身を包み込まれた状態でだ。

「うぁっ、おぅぅっ! あぉ、えぁぉぉっ!」
「うーぅっ! むっ、ぐぅぅぅっ!!」

着ぐるみ内部に突き出た棒を喉近くまで噛まされた口で言葉にならぬ唸りを放ちながら、男達は手足をじたばたともがかせる。着ぐるみの目にあたる部分に開けられた小さな複数の穴から用途不明の機械と身動きを封じられた仲間入りの着ぐるみを眺めつつ、男達は天井から鎖で吊るされた黒革の枷を手首に嵌められた腕と床から伸びた短い鎖の先にある枷を足首に嵌められた足に必死で力を込め続ける。
だが、男達が幾ら暴れようと拘束は外れない。着ぐるみの上から枷を嵌められ上下に引き延ばされた男達の肉体は、腰から垂れ下がっている尻尾を揺らし様々な動物をかたどったマスクを被せられた頭部を振り乱しながら、無意味にくねることしか出来ない。
自力での脱出を不可能にされた男達はもう、自分と仲間達を捕獲した者達が残した非道な機械によって為す術無く嬲られるしか無い。
全員が眠りから覚めているであろう時刻に駆動を開始するよう設定されていた機械があちらこちらを眩しく輝かせつつ放ち始めたアナウンスに従って、男達は陥落へと追いやられるしか無いのだ。

『可愛い可愛い動物さん達、お待たせ! 今から楽しい楽しいゲームが始まるよっ! さぁ、最初に選ばれるのはどの動物さんかなー?』

軽快な音楽と効果音を鳴らしつつ、機械が自身の上層に存在する扉を開けそこから一個の小さなゴムボールを放出した。そのゴムボールは、幾つものレールを走り、数個のゴンドラで運ばれ、緩やかに回転しているすり鉢状の物体に開けられた穴へと落ちながら下層へと移動していく。
男達が拘束と格闘しながら不穏な空気を感じ続けていた、自分達にあてがわれた着ぐるみと同じ種類の動物が描かれた籠が待つ空間へと進んでいく。

『さぁ、誰かな誰かなー? 最初に選ばれる、ラッキーな動物さんは誰かなー?』

拘束を解こうと試みる動きも忘れて、男達は着ぐるみの中からボールの動向を見守る。絶対に嬉しい結果にはならないという確信を募らせつつ、男達は抑えきれぬ怯えに身を震わせながらボールの行く末を目で追う。
そうして最終層に辿り着いたボールは、途中に存在する障害物の棒に弾かれ、自身とほぼ同じ大きさである籠の口で跳ね返されながら不規則に動き、とうとうすっぽりと一つの籠に収まった。
途端、機械が声のトーンを一段階上げたアナウンスを部屋中に響かせる。それと同時に、ボールが辿り着いた籠に自分を閉じ込める着ぐるみの動物を描かれていた男は予想外の衝撃に目を剥きつつ肉体を痛々しく仰け反らせ、アナウンスに負けない程の音量で甘く淫らに鳴き喚き始めた。

『おめでとう! 最初はウサギさんだよっ! ラッキーなウサギさんには、気持ち良いご褒美をプレゼント! 最初に射精出来るなんてついてるねっ、ウサギさんっ!』
「あぉぉぉぉぉっ!? む、ふぎゅぅぅ! んむぁぁぁっ!!」

不幸にもボールに選ばれてしまったウサギの着ぐるみの男は、白々しいくらいに明るく祝福する機械の声に怒りを抱く余裕も無い。着ぐるみ内部に仕込まれた淫具によって左右の乳首と男根を巧みに振動させられるウサギの男は、すぐ近くに仲間達がいても我慢出来ぬ無様な鳴き声を発し頭部に生えたふわふわの耳をぴょこぴょこと踊らせながら、憎い敵の思い通りに抗えぬ射精へと追い立てられていく。
そんな屈辱と恥辱に満ちた絶頂へと上り詰めていくウサギに、冷酷な機械は射精が確定したであろうタイミングを見計らって絶望の情報を後出しした。それは、ウサギの着ぐるみの男だけでなく、他の男達をも打ちひしがせる残酷極まりない内容の情報だ。

『他の動物さんも早く射精したいよね? でもダイジョーブ! このゲームは誰かが射精する度にボールを一つずつ増やしていくから、すぐに順番が回ってくるよ、やったね! 楽しくて気持ち良いゲームで、皆仲良く射精しまくろう! 無駄な我慢も、下らない正義も忘れて、本物の動物みたいになれるまで好きなだけイきまくろうね! 惨めな動物さん達!』

このまま射精に至ったら、自分と仲間をより苦しめる状況を後押ししてしまう。それを把握しても、手遅れの状態で無慈悲な事実を伝えられたウサギの男はせり上がる射精欲を塞きとめられず、イかないでくれと念を送る仲間達の前でボールの追加条件である絶頂に達し、着ぐるみの中を白く濁った雄の体液ではしたなく汚してしまっていた。






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