笑い悶える男は自ら崩壊を選び取る
2021.05.22.Sat.21:00
手洗いの個室程度の広さしかない狭い部屋のあらゆる箇所から現われた手の形をしたアームが、何処にも逃れられぬ男の左右の乳首を嬲り、無防備な男根を甘く責め立て、皮膚の薄い場所を容赦無くくすぐり回す。
「うむっ、むぎゅふふっ! はぶっ、ぼぁ、むぶふふふぅっ!」
固く尖らされてしまった乳首を捏ねられる刺激が、気持ち良い。意思に反して勃起させられてしまった男根を摩擦し、過敏な亀頭を磨くように撫でる責めが、気持ち良い。足の裏や脇腹といった場所を巧みに這う作り物の指が、思わず身をよじらせてしまうくらいにくすぐったい。一方的に注ぎ込まれる悦楽とくすぐったさに悶え狂わされながら、男は黒い棒状の枷を装着された口から喘ぎ混じりのくぐもった笑いを発しつつ苦しげにのたうち回る。
もうこれ以上、乳首と男根をいたぶられたくない。そう願いながら、男は縛められた裸体を床の上で転がし、乳首と男根を守る為に仰向けからうつ伏せの体勢を取った。そんなことをしても、無慈悲なくすぐりからは逃れられはしないというのに。うつ伏せになったところで乳首と男根を苛んでいたアーム達は標的を別の弱点に移し、趣向を変えた悦楽を叩き込んでくるだけだというのに。少しでも快楽を減らし迫り来る絶頂を遠ざけたいと悲痛に請う男は、根本的な解決にはならぬと知りつつも縄に縛り上げられた裸体で寝返りを打ちアーム達に対して背を向けた。
そうして背面を晒した男に、偽物の手達は先程までとは違う責め苦を注ぎ込む。各所へのくすぐりはそのままに、左右の乳首を弄んでいた二つのアームは男の尻肉を鷲掴みにして解すように揉み込み、男根を刺激していた二つのアームは潤滑剤を指先部分から滴らせつつ丸出しとなった尻穴を丹念にほじり、じわじわと奥深くへと潜り込んでいく。
それを拒みたくても、二の腕を胸部に結ばれ、左右の手首を背中でまとめられた腕では拒めない。アームから抜け出したくても、足首とすねそして太もも同士をきつく括られた足では、狭い部屋の中で必死に逃げ回ることも叶わない。
身動きを封じられ、非道なアーム達と共に部屋に閉じ込められた男はもはや、限界を感じた自分が仰向けの体勢とうつ伏せの体勢を切り替える度に変化する快楽責めに翻弄されながら、どうすることも出来ずに塞がれた口で甘く笑い狂わされるしか無い。
選択肢を潰され敵の思い通りに辱められる以外の道を閉ざされた男は仲間による救出を信じながら、ただただ悶絶させられつつ待ち続けることしか出来はしないのだ。
「むぶふぅぅっ! あぶっ、ぼほっ、みゅふふふっ!」
見開いた目から涙を零し、枷に歯を立てつつ喘ぎ笑う男は、汗と淫らな体液に濡れたうつ伏せの裸体を痙攣させながらまた限界を察した。このままでは、尻穴を嬲るアームに奥深くまで侵入され、体内を蹂躙されてしまう。それを把握した男は、屈辱に震えながらも真の恥辱を避ける為に裸体をうつ伏せから仰向けに変えようとした。
だが、男は仰向けになれなかった。アームが邪魔をしているのではない。邪魔をする設定を施されてはいないアームを押しのける力すらも、男が知らず知らずの内に失ってしまっていたのだ。
「んみゅぅぅっ!? あぶっ、ほぼっ、ぶふあぁ! うー! みゅぐふふふふぅっ!!」
焦り、怯え、息を切らして笑いながら、男が半狂乱になってじたばたと悶える。けれど、疲労を自覚する余裕を持てぬ程に苛烈な拷問に憔悴させられた男の肉体は、無我夢中で仰向けを求めても転がる為に必要な力を紡げない。それまではなんとか尻穴の浅い部分に嵌まり込んだ機械製の指を引き抜きつつ仰向けになれたというのに、今の男は仰向けになれないばかりか尻穴にはまった指の更なる侵入を後押しする逆効果の行動しか取れない。
早くしなければ。焦燥を募らせても状況は求める方には動かない。急いで仰向けにならなければ。息苦しさとたっぷり緩められた尻穴を蝕むじょじょに強まっていく肛虐の悦びに鳴き喚きながらもんどり打っても、男の裸体は床で惨めに踊ることしか出来ない。
もう、自分は尻穴を征服され、意に染まぬ快楽に追い詰められるしか無い。絶望の情報を思い知らされ、打ちひしがれた瞬間、無意識に一際緩んだ男の尻穴はアームの指で一息に貫かれてしまった。
「むぎゅぅぅぅーっ!? はぶっ、もごほほっ、ふ、みゅぁぁっ!」
腸壁を襲う異物感と、否定しきれぬ淫猥な充足感。継続されるくすぐりがもたらす筋肉の強ばりに合わせて訪れる腸壁によるアームへの締め付けが生み出す、雌の至福。それらに骨抜きにされている男に、次の段階への移行を共有したアーム達はその数を倍以上に増やしつつ、より残忍な責めを淡々と送り込んでいく。
うつ伏せの状態から離れられずにいた男を無理矢理に右半身を下にした姿にさせたアーム達は、先程貫いた尻穴を好き勝手に掻き回しつつ同時に乳首と男根と尻肉にこれまでよりも熱烈で無情な責めを加えながら、快楽に意識を集中する方がまだ救いがあると思う程に激しいくすぐりを全身に与え始めたのだ。
「あぉ、は、ほぼほほっ! ふびゅ、むびゅふふっ! はぶほほほぉっ!!」
乳首と男根に慈悲の欠片も無い愛撫をされ、ついさっき貫通された尻穴を特に過敏な前立腺を重点的に苛める形で責め嬲られ、尻穴の淫蕩な圧迫を加速させるように荒々しく尻肉を揉みしだかれる刺激を積極的に汲み取って酸欠の苦悶を誤魔化しつつ理性の崩壊を選び取っていく男は、みっともなく転げ回ってまで遠ざけていた絶頂を断続的に迎え続けている己に気付くことも出来ぬまま、自分を拘束し淫獄に閉じ込めた敵達の思惑通りに誇りと人格を無残にも甘く叩きのめされていくのだった。
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固く尖らされてしまった乳首を捏ねられる刺激が、気持ち良い。意思に反して勃起させられてしまった男根を摩擦し、過敏な亀頭を磨くように撫でる責めが、気持ち良い。足の裏や脇腹といった場所を巧みに這う作り物の指が、思わず身をよじらせてしまうくらいにくすぐったい。一方的に注ぎ込まれる悦楽とくすぐったさに悶え狂わされながら、男は黒い棒状の枷を装着された口から喘ぎ混じりのくぐもった笑いを発しつつ苦しげにのたうち回る。
もうこれ以上、乳首と男根をいたぶられたくない。そう願いながら、男は縛められた裸体を床の上で転がし、乳首と男根を守る為に仰向けからうつ伏せの体勢を取った。そんなことをしても、無慈悲なくすぐりからは逃れられはしないというのに。うつ伏せになったところで乳首と男根を苛んでいたアーム達は標的を別の弱点に移し、趣向を変えた悦楽を叩き込んでくるだけだというのに。少しでも快楽を減らし迫り来る絶頂を遠ざけたいと悲痛に請う男は、根本的な解決にはならぬと知りつつも縄に縛り上げられた裸体で寝返りを打ちアーム達に対して背を向けた。
そうして背面を晒した男に、偽物の手達は先程までとは違う責め苦を注ぎ込む。各所へのくすぐりはそのままに、左右の乳首を弄んでいた二つのアームは男の尻肉を鷲掴みにして解すように揉み込み、男根を刺激していた二つのアームは潤滑剤を指先部分から滴らせつつ丸出しとなった尻穴を丹念にほじり、じわじわと奥深くへと潜り込んでいく。
それを拒みたくても、二の腕を胸部に結ばれ、左右の手首を背中でまとめられた腕では拒めない。アームから抜け出したくても、足首とすねそして太もも同士をきつく括られた足では、狭い部屋の中で必死に逃げ回ることも叶わない。
身動きを封じられ、非道なアーム達と共に部屋に閉じ込められた男はもはや、限界を感じた自分が仰向けの体勢とうつ伏せの体勢を切り替える度に変化する快楽責めに翻弄されながら、どうすることも出来ずに塞がれた口で甘く笑い狂わされるしか無い。
選択肢を潰され敵の思い通りに辱められる以外の道を閉ざされた男は仲間による救出を信じながら、ただただ悶絶させられつつ待ち続けることしか出来はしないのだ。
「むぶふぅぅっ! あぶっ、ぼほっ、みゅふふふっ!」
見開いた目から涙を零し、枷に歯を立てつつ喘ぎ笑う男は、汗と淫らな体液に濡れたうつ伏せの裸体を痙攣させながらまた限界を察した。このままでは、尻穴を嬲るアームに奥深くまで侵入され、体内を蹂躙されてしまう。それを把握した男は、屈辱に震えながらも真の恥辱を避ける為に裸体をうつ伏せから仰向けに変えようとした。
だが、男は仰向けになれなかった。アームが邪魔をしているのではない。邪魔をする設定を施されてはいないアームを押しのける力すらも、男が知らず知らずの内に失ってしまっていたのだ。
「んみゅぅぅっ!? あぶっ、ほぼっ、ぶふあぁ! うー! みゅぐふふふふぅっ!!」
焦り、怯え、息を切らして笑いながら、男が半狂乱になってじたばたと悶える。けれど、疲労を自覚する余裕を持てぬ程に苛烈な拷問に憔悴させられた男の肉体は、無我夢中で仰向けを求めても転がる為に必要な力を紡げない。それまではなんとか尻穴の浅い部分に嵌まり込んだ機械製の指を引き抜きつつ仰向けになれたというのに、今の男は仰向けになれないばかりか尻穴にはまった指の更なる侵入を後押しする逆効果の行動しか取れない。
早くしなければ。焦燥を募らせても状況は求める方には動かない。急いで仰向けにならなければ。息苦しさとたっぷり緩められた尻穴を蝕むじょじょに強まっていく肛虐の悦びに鳴き喚きながらもんどり打っても、男の裸体は床で惨めに踊ることしか出来ない。
もう、自分は尻穴を征服され、意に染まぬ快楽に追い詰められるしか無い。絶望の情報を思い知らされ、打ちひしがれた瞬間、無意識に一際緩んだ男の尻穴はアームの指で一息に貫かれてしまった。
「むぎゅぅぅぅーっ!? はぶっ、もごほほっ、ふ、みゅぁぁっ!」
腸壁を襲う異物感と、否定しきれぬ淫猥な充足感。継続されるくすぐりがもたらす筋肉の強ばりに合わせて訪れる腸壁によるアームへの締め付けが生み出す、雌の至福。それらに骨抜きにされている男に、次の段階への移行を共有したアーム達はその数を倍以上に増やしつつ、より残忍な責めを淡々と送り込んでいく。
うつ伏せの状態から離れられずにいた男を無理矢理に右半身を下にした姿にさせたアーム達は、先程貫いた尻穴を好き勝手に掻き回しつつ同時に乳首と男根と尻肉にこれまでよりも熱烈で無情な責めを加えながら、快楽に意識を集中する方がまだ救いがあると思う程に激しいくすぐりを全身に与え始めたのだ。
「あぉ、は、ほぼほほっ! ふびゅ、むびゅふふっ! はぶほほほぉっ!!」
乳首と男根に慈悲の欠片も無い愛撫をされ、ついさっき貫通された尻穴を特に過敏な前立腺を重点的に苛める形で責め嬲られ、尻穴の淫蕩な圧迫を加速させるように荒々しく尻肉を揉みしだかれる刺激を積極的に汲み取って酸欠の苦悶を誤魔化しつつ理性の崩壊を選び取っていく男は、みっともなく転げ回ってまで遠ざけていた絶頂を断続的に迎え続けている己に気付くことも出来ぬまま、自分を拘束し淫獄に閉じ込めた敵達の思惑通りに誇りと人格を無残にも甘く叩きのめされていくのだった。
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