男は堕ちた犬に向かって無意味な制止を呼びかける
2021.05.18.Tue.21:00
穴の空いた赤いギャクボールの穴から飲み込めない唾液を零しつつ、制止を促すくぐもった言葉を飛ばしても効果は無い。
左右の手首に巻き付けられた黒革の枷を地下室の天井に位置するフックへと鎖で繋がれ、足首の枷を壁のフックへと結合され、地下室中央の床に固定された四角い台の上で無様な万歳と開脚の体勢を強要された裸体を必死でくねらせてみても、男は拘束を振り払えず迫り来る危機を遠ざけることも出来ない。
男は無意味な唸りを発する己を眺めて笑みの醜悪さを深めていく憎い男達に屈辱を掻き立てられ、正面側の高い場所に取り付けられたタイマーが示す残り時間の表示に刻一刻と焦りを加速させられながら、自分と共に敵に捕らわれ元の面影を欠片も感じさせない淫らな生き物へと根底から作り変えられた先輩である男の姿に、際限無く絶望を膨張させられていくしか無いのだ。
「ひぇん、ぷぁいっ……ひょうひひ、もろっへ……っ!」
「わんっ、わぉっ……へっ、へっ……きゃぅぅんっ!」
後輩が手足の縛めを鳴らしながら不明瞭に呼びかけても、堕ちきった先輩から返ってくるのはまともからは程遠い反応だけだ。
頭部に装着させられた茶色い犬の耳飾りの下で、淫欲を剥き出しにした瞳を揺らしつつ獣じみた呼吸を繰り返している先輩の男は、もう人間とは到底呼べない。黒革製の拘束具で左右の肘から手首までの部分をきつくまとめられた腕をもがかせる素振りも見せず、裸体越しでもよく分かる程に尻穴にねじ込まれた張型と繋がっている茶色の尻尾を振り乱しながら淫らに肥大化した乳首と数日ぶりの射精に悦ぶ男根をぶるぶるとはしたなく跳ね回らせつつ、憎んでいた男達の手でとろとろに解された後輩の尻穴を食い入るように眺め腰を前後に振っている先輩の男はもはや、人間であった頃の己を完全に忘却し交尾への欲求に思考を支配された淫猥な雄犬でしか無い。
「はっ、はっ、わぅんっ、わぉぉんっ……!」
「へん、ひゃい……おにぇがい、もろに、もろっへぇっ……!」
目の前にいるのは、自分が知っている先輩とはかけ離れた存在だ。気高く、凜々しく、仕事の上でも人としても尊敬を向けていた先輩はもう、何処にもいない。自らの首が絞まることもいとわずに足を踏ん張らせ、黒い首輪の後部と床の金具を結ぶ鎖をビンと張らせている目の前の男は、自分を犯すこと以外何も考えていない淫獣だ。
それを理解していても、後輩は諦め悪く先輩であった犬に塞がれた口で声を放つ。絶望を更に強め、もうすぐ始まる愉快な交尾ショーに期待を寄せている非道な男達の興奮を引き上げるのみに終わってしまうと把握していても、目の前の現実を受け入れられない後輩は涙を零しながら無意味に声を張り上げる。
そうして、打ちひしがれながら跡形も無く砕き尽くされた先輩を呼ぶ後輩と、理性と正気を淫らな調教で削り尽くされた犬の惨めな発情姿を堪能する時間がどれだけ続いた頃だろう。犬の裸体で見え隠れしていた壁のタイマーが電子音を鳴らしながら全ての表示をゼロで埋め尽くし、それに伴って犬の首輪と床を結合していた鎖の床側が外され、どんなに腰を突き出しても挿入には辿り着けないもどかしさから解放された元先輩の犬は勢いよく前に踏み出し、待ち望んだ交尾の至福を可愛がっていた後輩の男の尻穴で貪り始めた。
「あぉっ、わぉぉんっ! ひゃぉっ、きゅぅぅんっ! あぉぉぉぉーんっ!!」
「ひゃめっ、んむっ、むぁぁぁぁっ! ひゃん、ぷぁ! ひゃめぇぇ! んむぅぅ! みゅぁぁぁぁぁっ!!」
ようやく手に入れた男根への快楽に酔いしれながら、犬は舌をだらしなく垂らし無我夢中でへこへこと腰を揺する。犬に堕ちた先輩程ではないとはいえ、連日の調教で性器と変わらぬ感度を有した器官に改造された尻穴を荒々しくほじくり回されている後輩は、絶えず湧き上がる雌の悦びに目を剥きつつ天井と壁に結合された手足を心地良さげに震わせ、自身もまた先輩と同じ方へと、肉欲に溺れた淫乱の方へと追いやられていく。
そんな滑稽な仕上げの様子を細めた目で見つめ、幸せな交尾を邪魔しないよう笑い声を喉の奥で小さく留めながら、残忍な男達は一人と一匹の元正義が二匹の淫乱に陥落するまでの過程を、歪んだ愉悦と充足に男根を滾らせつつ目と耳で鑑賞し続けていた。
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男は無意味な唸りを発する己を眺めて笑みの醜悪さを深めていく憎い男達に屈辱を掻き立てられ、正面側の高い場所に取り付けられたタイマーが示す残り時間の表示に刻一刻と焦りを加速させられながら、自分と共に敵に捕らわれ元の面影を欠片も感じさせない淫らな生き物へと根底から作り変えられた先輩である男の姿に、際限無く絶望を膨張させられていくしか無いのだ。
「ひぇん、ぷぁいっ……ひょうひひ、もろっへ……っ!」
「わんっ、わぉっ……へっ、へっ……きゃぅぅんっ!」
後輩が手足の縛めを鳴らしながら不明瞭に呼びかけても、堕ちきった先輩から返ってくるのはまともからは程遠い反応だけだ。
頭部に装着させられた茶色い犬の耳飾りの下で、淫欲を剥き出しにした瞳を揺らしつつ獣じみた呼吸を繰り返している先輩の男は、もう人間とは到底呼べない。黒革製の拘束具で左右の肘から手首までの部分をきつくまとめられた腕をもがかせる素振りも見せず、裸体越しでもよく分かる程に尻穴にねじ込まれた張型と繋がっている茶色の尻尾を振り乱しながら淫らに肥大化した乳首と数日ぶりの射精に悦ぶ男根をぶるぶるとはしたなく跳ね回らせつつ、憎んでいた男達の手でとろとろに解された後輩の尻穴を食い入るように眺め腰を前後に振っている先輩の男はもはや、人間であった頃の己を完全に忘却し交尾への欲求に思考を支配された淫猥な雄犬でしか無い。
「はっ、はっ、わぅんっ、わぉぉんっ……!」
「へん、ひゃい……おにぇがい、もろに、もろっへぇっ……!」
目の前にいるのは、自分が知っている先輩とはかけ離れた存在だ。気高く、凜々しく、仕事の上でも人としても尊敬を向けていた先輩はもう、何処にもいない。自らの首が絞まることもいとわずに足を踏ん張らせ、黒い首輪の後部と床の金具を結ぶ鎖をビンと張らせている目の前の男は、自分を犯すこと以外何も考えていない淫獣だ。
それを理解していても、後輩は諦め悪く先輩であった犬に塞がれた口で声を放つ。絶望を更に強め、もうすぐ始まる愉快な交尾ショーに期待を寄せている非道な男達の興奮を引き上げるのみに終わってしまうと把握していても、目の前の現実を受け入れられない後輩は涙を零しながら無意味に声を張り上げる。
そうして、打ちひしがれながら跡形も無く砕き尽くされた先輩を呼ぶ後輩と、理性と正気を淫らな調教で削り尽くされた犬の惨めな発情姿を堪能する時間がどれだけ続いた頃だろう。犬の裸体で見え隠れしていた壁のタイマーが電子音を鳴らしながら全ての表示をゼロで埋め尽くし、それに伴って犬の首輪と床を結合していた鎖の床側が外され、どんなに腰を突き出しても挿入には辿り着けないもどかしさから解放された元先輩の犬は勢いよく前に踏み出し、待ち望んだ交尾の至福を可愛がっていた後輩の男の尻穴で貪り始めた。
「あぉっ、わぉぉんっ! ひゃぉっ、きゅぅぅんっ! あぉぉぉぉーんっ!!」
「ひゃめっ、んむっ、むぁぁぁぁっ! ひゃん、ぷぁ! ひゃめぇぇ! んむぅぅ! みゅぁぁぁぁぁっ!!」
ようやく手に入れた男根への快楽に酔いしれながら、犬は舌をだらしなく垂らし無我夢中でへこへこと腰を揺する。犬に堕ちた先輩程ではないとはいえ、連日の調教で性器と変わらぬ感度を有した器官に改造された尻穴を荒々しくほじくり回されている後輩は、絶えず湧き上がる雌の悦びに目を剥きつつ天井と壁に結合された手足を心地良さげに震わせ、自身もまた先輩と同じ方へと、肉欲に溺れた淫乱の方へと追いやられていく。
そんな滑稽な仕上げの様子を細めた目で見つめ、幸せな交尾を邪魔しないよう笑い声を喉の奥で小さく留めながら、残忍な男達は一人と一匹の元正義が二匹の淫乱に陥落するまでの過程を、歪んだ愉悦と充足に男根を滾らせつつ目と耳で鑑賞し続けていた。
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