気高き精液は淡々と採取される
2021.05.17.Mon.21:00
自らの身体を抱き締めるような位置に腕を固定し、左右の足をきつく一まとめにしている首から下をすっぽりと包む白色の拘束服はどんなに力を込めても振り払えない。その拘束服には男が有している人ならざる能力の大半を封じる呪術が込められている為に、男は本来ならば容易く引き千切れるはずの脆弱な拘束からどうやっても抜け出せない。
視界を閉ざす黒革の目隠しと、尖った口を上下から締め付けて閉じた状態に固定する黒革の口枷が一体化している器具を外そうと必死で頭部を振り乱しても、男は奪われた視界と言葉を取り返せない。拘束服の呪術に能力を封じられているせいで瞳を用いた技も言葉を用いた技も行使出来はしないというのに、保険と称して頭部に更なる拘束を装着された哀れな男は周囲の様子を伺うことも、誇りを捨てて助けを求める言葉を放つことも許されず、地下室に置かれた白く分厚いマットの上で惨めにのたうち回りながら屈辱と恥辱に満ちた責め苦の始まりを待つしか無い。
ありとあらゆる行動に制限を加えられた無様な犬獣人の男は、気高き神の末裔としての矜持を一分一秒ごとにじわじわと削り落とされながら、自分を非道な研究の材料としか見ていない者達の訪れをどうすることも出来ずに待ち続けるしか無いのだ。
「ふぅ、ふむっ、むぐぅぅ……っ!」
このままではまた、自分を捕らえた者達に研究材料を提供させられてしまう。捕らえられた際に聞かされた、妖怪達を平伏させる装置の研究を後押しさせられてしまう。罪無き妖怪達に被害が及ぶなど、絶対に許したくも認めたくも無い。そう考えながら犬の男は拘束服の呪術が綻びる可能性を信じて、じたばたと身をよじらせる。
だが、幾ら頑張っても犬が欲する結果はやって来ない。無我夢中で拘束と戦っても、犬が置かれた立場は変えられない。
故に、犬は今日も地下室へとやって来た者達に、為す術無く研究材料を搾り取られるしか無い。遠い昔に神と崇め奉られた偉大な先祖の血を引く犬獣人は、油断を一切見せない冷酷な男達の手で快楽に弄ばれ、淫らに屈した証である精液を搾取されるしか無いのだ。
「ふぅぅぅっ!? んーっ! むぐぅぅぅんっ!!」
地下室の扉が開く音と、もう二度と嗅ぎたくないと願っていた人間の男達の体臭に怯えながら、犬は手足を縛められた肉体を一層激しくもがかせ、目隠しの下で涙に潤んだ目を見開きつつ、鼻を鳴らしながら開けない口でくぐもった拒絶を叫ぶ。
もちろん、人間達はその反応を目にしても慈悲を欠片も抱かない。それどころか、人間達は愉悦や興奮といった感情すらも抱かず、無意味にもがく犬の肉体を押さえ付けて仰向けを強要し、拘束に緩みが無いことを確認しつつ拘束服の股間部分のチャックを下ろし、朝晩の餌に混ぜた淫薬の影響で硬く張り詰めている男根を取り出し、そのまま何の躊躇いも無く一台の機械を、神の血を受け継ぐ精液を効率的に放出させることのみを目的にして作製した筒状の機械を、犬の男根へと被せてしまった。
「あおっ、うぐぅぅ! んーぅっ! んもっ、むあぁぁ!」
もうすぐ機械が動き出し、男根に苛烈な悦楽が叩き込まれてしまう。抗いたくても抗えない甘い責め苦に流され、無害な妖怪達を不幸にする研究に使われるとすでに分かっているというのに、人間の男達の思惑に沿って神気がわずかに混じった自身の精液を絞り出されてしまう。
その事実に絶望し、嫌だの意思を込めて一生懸命に抵抗を試みる哀れな犬の様子を眺めながら、人間の男達は犬の聴覚でも違いが感じられぬくらいに平静な心拍を保ち、過敏な嗅覚を持ってしても感情の揺れが欠片も伝わらない落ち着いた体臭を維持したまま、無駄に身をよじる犬を大人しくさせる意味合いも兼ねて犬の男根にあてがった機械を淡々と操作し、組織の野望達成に必要な精液の採取を開始するのだった。
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ありとあらゆる行動に制限を加えられた無様な犬獣人の男は、気高き神の末裔としての矜持を一分一秒ごとにじわじわと削り落とされながら、自分を非道な研究の材料としか見ていない者達の訪れをどうすることも出来ずに待ち続けるしか無いのだ。
「ふぅ、ふむっ、むぐぅぅ……っ!」
このままではまた、自分を捕らえた者達に研究材料を提供させられてしまう。捕らえられた際に聞かされた、妖怪達を平伏させる装置の研究を後押しさせられてしまう。罪無き妖怪達に被害が及ぶなど、絶対に許したくも認めたくも無い。そう考えながら犬の男は拘束服の呪術が綻びる可能性を信じて、じたばたと身をよじらせる。
だが、幾ら頑張っても犬が欲する結果はやって来ない。無我夢中で拘束と戦っても、犬が置かれた立場は変えられない。
故に、犬は今日も地下室へとやって来た者達に、為す術無く研究材料を搾り取られるしか無い。遠い昔に神と崇め奉られた偉大な先祖の血を引く犬獣人は、油断を一切見せない冷酷な男達の手で快楽に弄ばれ、淫らに屈した証である精液を搾取されるしか無いのだ。
「ふぅぅぅっ!? んーっ! むぐぅぅぅんっ!!」
地下室の扉が開く音と、もう二度と嗅ぎたくないと願っていた人間の男達の体臭に怯えながら、犬は手足を縛められた肉体を一層激しくもがかせ、目隠しの下で涙に潤んだ目を見開きつつ、鼻を鳴らしながら開けない口でくぐもった拒絶を叫ぶ。
もちろん、人間達はその反応を目にしても慈悲を欠片も抱かない。それどころか、人間達は愉悦や興奮といった感情すらも抱かず、無意味にもがく犬の肉体を押さえ付けて仰向けを強要し、拘束に緩みが無いことを確認しつつ拘束服の股間部分のチャックを下ろし、朝晩の餌に混ぜた淫薬の影響で硬く張り詰めている男根を取り出し、そのまま何の躊躇いも無く一台の機械を、神の血を受け継ぐ精液を効率的に放出させることのみを目的にして作製した筒状の機械を、犬の男根へと被せてしまった。
「あおっ、うぐぅぅ! んーぅっ! んもっ、むあぁぁ!」
もうすぐ機械が動き出し、男根に苛烈な悦楽が叩き込まれてしまう。抗いたくても抗えない甘い責め苦に流され、無害な妖怪達を不幸にする研究に使われるとすでに分かっているというのに、人間の男達の思惑に沿って神気がわずかに混じった自身の精液を絞り出されてしまう。
その事実に絶望し、嫌だの意思を込めて一生懸命に抵抗を試みる哀れな犬の様子を眺めながら、人間の男達は犬の聴覚でも違いが感じられぬくらいに平静な心拍を保ち、過敏な嗅覚を持ってしても感情の揺れが欠片も伝わらない落ち着いた体臭を維持したまま、無駄に身をよじる犬を大人しくさせる意味合いも兼ねて犬の男根にあてがった機械を淡々と操作し、組織の野望達成に必要な精液の採取を開始するのだった。
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