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主はペットの発情を長く愉しむ

2021.05.06.Thu.21:00
もう何年も、青年はその部屋から出ることを禁じられていた。まともな衣服を身に着けることも許されず、青年は身動きさえも制限された全裸と変わらない格好で、広く絢爛ながらも狭い部屋の中で人権を奪われたペットとして飼育されていた。
しかし、青年はその状況に何の不満も抱いていない。茶色い毛に覆われている犬の足を模した二の腕までを覆う手袋と太ももまでを覆うふわふわのブーツを装着され、犬の耳飾りと尻穴を埋め尽くすアナルビーズと繋がっている犬の尻尾を与えられ、淫らな犬の姿へと変えられた己を青年は悦びと共に受け入れている。隷属の証である黒革の首輪を巻き付けられ、その首輪の後部から伸びた鎖の先にある黒革の器具を嵌められたことによって犬の手袋に包まれた左右の腕の肘から手首までの部分を背中できつく密着させられた拘束の事実と、首輪の前部から伸びた長い鎖の端を巨大なベッドの天蓋を支える太い柱へと南京錠を用いて結合された本来屈辱であるはずの事実を、青年は堪らない至福を募らせつつ嬉しがっている。
犬として扱われ、何処にも逃れられないよう自由を取り上げられた状態を、青年は心の底から幸せと感じている。尻尾と一体化している尻穴に埋め込まれた幾つもの球へと柔らかな腸壁でしゃぶりつき、剥き出しの男根を硬く勃起させてもどかしげに脈打たせ、潤んだ瞳で壁掛けの時計を見つめつつ青年はだらしなく開ききり舌を垂らした口から発情に染まった熱い吐息を漏らしている。
そんな淫乱という表現がこれ以上無く似合う青年を作り出し、幸福に満ちたペットへと躾けた男は、事前に伝えていた時刻通りに青年を飼い慣らしている自室に戻ってきた。愛しいペットを思う存分可愛がる最高の娯楽に対する期待に胸を膨らませ、衣服の下で太く逞しい男根を熱く反り立たせながらだ。

「っ! わぉんっ、わぅぅんっ!」

いつも通りに約束した時間に沿って帰ってきた最愛の主を目にした青年は、腕を縛められた肉体をくねらせつつ蕩けきった犬の鳴き声を発した。
たっぷりと教え込んだ命令に従って今日も上手に主を迎える鳴き声を上げられた青年犬に満足げな笑みを零しながら、男はベッドの横に敷かれた絨毯の上で正座に近い体勢を取っている青年犬の近くへと歩み寄っていく。じょじょに全身から漂う発情の香りを強め、すでに緩んでいた顔をより可愛くはしたなく緩ませていく青年の分かりやすい変化に自身の笑みも濃く変化させながら、男はベッドに腰掛ける形で青年の前に陣取り、ゆっくりと時間を掛けてジーンズのジッパーを下ろしていく。

「あぅ、わぅぅんっ……きゃぅんっ……わんっ、わぉんっ……!」

焦らす目的を隠しもせずにじわじわとジッパーを動かす意地悪な主の指にすら興奮を加速させられ、無防備にさらけ出された乳首と男根の硬度を高めながら、ジーンズの厚い生地ごしに主の男根が放つ雄の淫臭を夢中で嗅ぎ、本物の犬のようにへっへっと荒く短い呼吸を繰り返しつつ無意識に腰をへこへこと揺すりながら、思考の全てを大好きな主の男根に集約させられていく淫ら極まりない青年。そんな青年の様子を自分だけの特等席で余すところなく堪能しながら、主の男は男根が飛び出たらすぐに青年を引き寄せられるよう左手を青年の頭部の後ろへと移動させつつ、ジッパーを摘まんだ右手の速度を更に落として、自分好みの快楽に溺れたペットの際限の無い発情を可能な限り長く愉しんでいた。






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