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無駄な足掻きを堪能しつつ残酷な男は布を押し付ける

2021.04.26.Mon.21:00
右の足首を掴んだ状態から離れられないよう、男は右手と右足を厳重に包み込む形で黒色のガムテープを施された。左の手足も同様にガムテープによる拘束を執拗に与えられた男は、文字通り手も足も出せはしない。箱型をした台の上に裸体を仰向けで縫い付けている腹部を通る黒革のベルトを外したくても外せず、口を塞ぐ為に貼り付けられた手足を縛めている物と同じテープを剥がしたくても剥がせない男はもはや、言葉にならぬ唸りを上げながら思い通りに動かせぬ手足を無意味にじたばたと振り回すことしか出来ない。
そんな無様な姿となった男に、無慈悲な男は追い打ちと言わんばかりに苛烈な責めを加えた。それは、雄としての尊厳を根底から叩き壊す淫らな恥辱の責め。決して自力では逃れられない状況で残忍な淫獄をもたらされ、幾ら騒いでも助けの訪れない地下室に一人きりで置き去りにされた男は、責めを与えられる前に示していた絶対に屈しはしないという気丈な態度を完全に忘れ惨めによがり狂うはしたない肉の塊と化していた。

「んっ、んむぅぅっ! んぐっ、ふぎゅぅぅ! んみゅぉぉぉっ!!」

閉ざされた口からくぐもった絶叫を発しつつ、男が身動きを封じられた裸体全体を滑稽に痙攣させながら涙に潤んだ瞳で自分を絶えず苛んでいる機械に哀願の思いを必死でぶつける。もうこれ以上快楽を味わわせないでくれ、これ以上絶頂を強要しないでくれ。悲痛その物な切望を込めて、男は心の底から許しを請う。
もちろん、無感情な機械は男の思いに応えなどしない。男根を模した極太のアナルバイブ、そしてそのバイブと一体化している男根全体をすっぽりと包み込んだ機械は、救いを希求する男を嘲笑うかのように腸壁をめちゃくちゃに掻き毟り自身の震動とバイブが生み出す不規則な揺れの合わせ技を用いて逃げ場の無い男根に悦楽を淡々と流し込んでいくだけだ。

「むぐぅぅぅーっ!! んもっ、むぎゅぅぅぅっ!!」

もう、長時間に渡ってほじくり回された尻穴から零れ落ちた腸液が床とぶつかる水音に羞恥を募らせる余裕も無い。吐き出す精液を失い何も放出出来ない射精にじくじくと痛みながら苦しんでいる男根を、次から次へと襲い来る絶頂の波から守ろうと試みる気力も無い。
為す術無くイきまくらされるだけの哀れな男。ありとあらゆる誇りを貶められ、反抗の意思すらも砕き尽くされた限界の男。だが、残忍な男はすでに正気と理性を無くす程に乱れきっている男をまだまだ許さない。数時間ぶりに地下室へと帰ってきた男は予想以上の痴態を晒している男の愉快な様に目を細めつつ、さも当たり前と言わんばかりに更なる淫獄を嬉々として宣告した。

「ただいま、刑事さん。待たせちゃってごめんね、一人で寂しかったでしょ? でも大丈夫、ここからは俺の手でちゃんと苛めまくってあげるよ。玩具で長い時間我慢させた分、イきまくって感度抜群のチ○コを擦ってあげながら、たっぷり熟したお尻を俺のチ○コでじっくり掻き回してあげる。またお薬をいっぱい吸わせてあげながら、雌の快感を刻み込んであげるからね?」
「んっ!? んもっ、むぎゅ、うぅぅぅ!!」

満面の笑みを浮かべながら、男の手が機械を恥部に固定していた留め具を手早く解除し、刑事の呼吸を遮るように湿った白い布を、淫欲を何十倍にも加速させる強力な媚薬を染み込ませた布を顔に押し付ける。
これを嗅がされたら、今の状態がまだマシと言えるくらいに快楽に溺れさせられてしまう。まだ平常だった数時間前ですら尻穴の弛緩を大きく手助けする程の絶望的なまでの発情を強いられたのだから、今の平常を失った状態で嗅がされたら間違いなく刑事として、人間としての自分を欠片も残さずにすり潰されてしまう。
そう考えながら一生懸命に息をとめ媚薬の吸入を拒んでも、それは言うまでも無く無駄な足掻きで。非道な男は支えを失ってじょじょに自重で尻穴から抜け落ち男根を外気に晒していく機械の様子を横目で眺めながら、堕ちる以外の選択肢が残されていないという情報を思い知らせるかのようにこの期に及んで陥落を嫌がる刑事の顔に一層強く、媚薬布を押し付けていた。






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