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悍ましき魔物は新たな餌を淫らに躾ける

2021.04.18.Sun.21:00
薬草の採取目的で訪れた村人を操り、その村人を助け出す為に乗り込んだ冒険者達も同じように操る魔物が洞窟に住み着いた。どうか、操られた者達を救い出してくれ。そんな依頼を目にした手練れの冒険者である男達は、すぐさま村へと赴き入念な準備を整えた上でその洞窟へと足を踏み入れた。
村人達からの情報を集め、操られた者達の様子と先に洞窟へと乗り込んだ冒険者達の装備を把握し、長年の経験で原因となっている魔物に数種類の候補を挙げそれら全ての対処法をしっかりと揃えて、手練れ達は一切の油断も慢心もせずに魔物の手に堕ちた者達を救う為にと洞窟に突入した。
しかし、彼らの計画は予想外の形で崩れてしまった。多くの者を操り支配下に置いた魔物は、洞窟に潜んでいた魔物は、彼らの経験が一切役に立たない相手である新種の魔物だったからだ。
全く予想していなかった魔物相手に怯みつつも、彼らは少しでも目の前の相手の特性を理解しようと得物を振るった。撤退の選択肢を最優先に置きつつ、あわよくばここで相手を討とうと培った技を行使した。
だが、それは完全な悪手で。どんな魔法をぶつけても即座に傷が塞がる規格外の治癒力と、辛うじて反応が可能な速度で迫る無数のイボを生やした悍ましい触手を剣で切り落とせば落とすほど本体から離れた箇所を起点にして新たな個体が生まれる再生能力の前ではどんな攻撃も無意味以前の逆効果でしかなく、撤退の判断を全員で共有した時にはもう、冒険者達は決して逃れられない程の数となった魔物に取り囲まれてしまっていた。

「っ、離せっ! くぅっ……ぐぁっ!」
「こ、こんな化け物がいるなんて……何とか伝えないと……うぎぅぅっ!」

手足に絡み付いた触手を振り払おうともがいても、触手は冒険者達に更なる圧迫を注ぐのみで外れる気配すら見えない。
せめて外部にこの危険性だけでも知らせなければ、そう考えながら必死で足掻きを繰り返しても、冒険者達は魔物に四肢を拘束された状況から抜け出せず、纏っていた武具類を一つ残らず引き剥がしていく触手の動きを制することも叶わない。
返り討ちに遭い、全員まとめて制圧され、裸体に剥かれた冒険者達はもはや、新種の魔物に為す術無く扱われるだけの惨めな存在だ。先に魔物に捕らわれた者達と同じように思考すらも支配され、従順な下僕として飼育されるしかない存在だ。
頭部を包み込む形で触手を巻き付けられた冒険者達は、触手のイボと滑りが味わわせてくる不快さと呼吸の通り道を大きく遮られたことによる息苦しさを塗り潰すくらいに強烈な悦楽を脳内に直接書き込まれ、巧みに動く触手に無防備な男根と尻穴を蹂躙されながら陥落を迎えることしか、出来ることなどありはしないのだ。

「んっ、んぐっ、んもっ、ぼぉぉっ!?」
「ぶふっ、ふぼっ、ぶぁ!! んもぁぁぁっ!!」

この魔物以外に使い手を見たことの無い魔術で、頭の中を好き勝手に弄くり回されている。一切興奮など感じていなかったはずの男根を硬く勃起させられ、異物を受け入れたことなんて無かった尻穴がはしたなく緩まされ、魔物にとって都合の良い変化をもたらされたであろう箇所が触手で甘く淫らに嬲り倒されている。
今発生しているその状況を分析する余裕すらも失ってよがり狂い、早くも意に染まぬはずの絶頂を悦んで何度も迎えている哀れな冒険者達を本能のままに弄びながら、魔物達は受けた攻撃のおかげで十数倍に増えることが出来た事実と新たな餌が手元にやって来た事実を嬉しがるかのように冒険者達の頭部を包み男根を休み無く扱き尻穴を奥深くまでほじくり回す触手を仲良くぶるぶると震わせていた。






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