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壊れた王子は牢獄で肉欲に溺れる

2021.03.24.Wed.21:00
部下である兵士達を守る為に自らの意思で捕虜となり敵国へと連れ攫われた第二王子は、敵国内で発生した革命によって暴虐の限りを尽くした指導者が処刑されたことで新たな指導者との和平が結ばれると共に元の国へと返還された。
だが、その事実は公にはされていない。両国の国民達には、捕虜となった王子は全指導者の手ですでに命を奪われてしまっていたという虚偽の情報が流されている。
非道な指導者とその臣下達の手で容赦の無い責め苦を施され誇りと心を砕かれてしまった王子は、表に出すことが困難な状態へと追いやられてしまっていたからだ。
第二王子として生まれた己の立場に驕ること無く誠実に振るまい、勇猛果敢に剣を振るっていた者はもう、何処にもいない。己を迷い無く差し出し部下を救った気高き青年はもはや、何処にも存在しない。
王宮の地下に存在する牢獄に監禁された青年は、牢獄とは思えぬ程絢爛に彩られた空間に閉じ込められている元第二王子の青年は、勃起した男根を苦しげに振り乱しながらベッドの上で四肢を拘束された裸体をみっともなくくねらせる色狂いでしか無い。淫薬、魔法具、肉体を直接改造する魔法。ありとあらゆる残忍な方法で思考と肉体を作り変えられてしまった青年は、言葉を封じる黒い魔法の口枷を外すことでも左右の手首と足首に嵌められた四肢を×字に伸ばしきった状態を強制する黒い魔法具の輪による拘束から抜け出すことでも牢獄からの逃走を求めることでもなく、淫らに渇く身体を潤す甘い悦楽を欲することのみを希求する淫乱へと貶められてしまったのだ。

「んぅっ、んむぅんっ! んふっ、あむっ、ふむぅぅんっ!」

見開いた目から涙を零し、誤って舌を噛まないようにと装着された口枷に歯を立てながら唸り、四肢の自由を取り上げ自慰を禁じていてもすぐに汗と淫液で汚れてしまうからと致し方無く全裸を保たれている身体をもどかしげによじらせつつ少しでも疼きを散らそうと必死になって腰を上下に動かしている。そんな青年に、王族の面影は一切残されていない。それどころか、淫欲に頭を埋め尽くされ快楽を得ることに思考を支配された青年からは、自身が王族であった頃の記憶すらも失われている。
牢獄の扉が開かれ、心からの敬愛を向けていた同じ王族の者が歩み寄っても、青年はただただ性交の時間の訪れを嬉しがるだけだ。その王族の者が自身のみが所有する板状の鍵を用いて口枷と四肢を縛めている輪の魔力を停止させても、青年は自由になった口で快楽をせがみ思い通りに動かせるようになった足でベッドから起き上がり手を使って拘束を解いた者の男根を、実の兄である第一王子の男根を取り出していくだけだ。

「ご主人様っ、お待ちしておりましたっ。今日もいっぱい、俺を犯しまくってください。お口でも、お尻でも、何処の穴でも良いですからめちゃくちゃにほじくり回して、俺をたくさんイき狂わせて、無様に精液ひり出させてくださいっ!」
「……あぁ、もちろんだ。今日も、失神するまで可愛がってやろうな」
「はいっ、ありがとうございますっ! あぁ、ご主人様のおチ○ポ様、今日も素敵です……! 今日はお口が先ですか? お尻ですか? それとも手ですか? 何なりとご命令ください、ご主人様ぁっ」

自慢であった弟が、淫らな行為で生計を立てている者でも口にしないであろうはしたない言葉を一生懸命に発している。密かに想いを寄せていた愛しい弟が、焦る手で取り出した自分の男根をなりふり構わずに求め今にもむしゃぶりつかんばかりの勢いで眺めている。
その光景に歪んだ興奮と哀しみに満ちた虚しさを募らせながら、兄である第一王子は自分を忘れきった弟に命令を下し淫らに躾け直されてしまった弟の苦悶を和らげる為の性交へと、訳も無く叫び出したい衝動を抑え複雑な感情に苛まれつつ、今夜ももつれ込んでいくのだった。






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