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昂ぶりきった裸体達は崩壊までの過程を観察される

2021.03.12.Fri.21:00
強力な媚薬を投与された男の身体は、拷問と呼んでも差し支えが無い程の発情に襲われ絶え間無い苦悶に苛まれ続けている。
無理矢理に火照らされた身体は大量の汗を噴き出させながら、小刻みに全身を震わせている。男根は堪えきれずに硬く勃起させられ、体内で暴れ回る欲望の波を誤魔化す為に行われる無意識の腰振りに合わせて情けなくひょこひょこと跳ね回っている。
限界を超えた欲情を促された男はもう、満足な抵抗すらもままならない。仮に手首同士と足首同士を短い鎖で繋ぐ黒革の枷を装着されていなくとも、男は下手に動けば過敏に高められた裸体を予期せぬ甘い刺激に襲われてしまう故に抗いすらも自由には行えない。
身動きを大きく制限する淫猥な苦悶と、手足の拘束。それらに縛められた男に残された選択肢はただ一つ、自分を捕らえた敵達の命令に従うことのみで。男は念の為にと口に噛まされた言葉と自害を禁じる黒い棒状の枷越しに甘く濡れた苦しげな吐息と唾液を零しながら、自分の裸体を取り囲む黒いスーツの男達が作る輪の中での不自由な歩行を為す術無く強要され続けていた。

「んふっ、ふぅ……あむ、んむぁぁ……っ!」

足を浮かせ、下ろす度にもたらされる振動が硬く膨らみきった乳首と男根を上下に動かし、男に悦楽の責めを味わわせる。左右の足を枷の鎖で遊び無く結合されている男は嫌でも歩幅が狭くなり、淫獄を生み出す歩行の振動も当然間隔を狭めて男を嬲り倒してくる。
だが、スーツの男達は悲痛に喘ぐ男に一切の慈悲を認めない。男が快楽で惨めに悶絶しようとも男達は輪を崩す気配すらも見せずに淡々と歩を進め、男に自らの足での歩行を、屈辱に満ちた快感を伴う移動を強いてくるのだ。

「あぶっ、ふぅ、ふぐっ……あむぅぅ……っ」

どんなに涙を零しても許されない。全身の痙攣を激しくさせ汗と淫蜜の分泌量を目に見えて引き上げながら救いを望む唸りを零してもわずかな休息すら与えてはもらえない。意識が遠のく程の疲弊と甘い悦びを感じさせられながら続けさせられる歩行に心と身体を容赦無く擦り減らされていく男は、どうにかして逃げ出してやるという気力を完全に失い仲間の救助を待ち望む思考も忘れ去った状態で、一刻も早い地獄の終わりを願いつつ足を前に運んでいく。
しかし、責めの終了を希求しながら歩き続けた男を待っていたのは、新たな地獄の開始を本能で理解させる残忍な空間だった。

「んーぅっ!? あむ……んまぁぁぁっ!」
「ぶふっ、ふぎゅぅぅっ!? んっ、んぎゅ、ぶみゅぅぅぅっ!!」

自分とは別の場所で知らぬ間に捕らえられていた仲間の絶叫を聞き、最後の希望が潰えた事実に打ちひしがれながら男は突然輪を解いた男達の手で裸体を辿り着いた部屋の中央へと、同じ手足の拘束を施された仲間が手枷の鎖を天井から吊されたフックに引っ掛けられ立ったままの体勢を取らされている場所へと、無様な自分達を愉しむ目的で集まった上等な衣服に身を包んだ男達の視線が集中する位置へと運ばれていく。
淫猥に昂ぶった男の裸体は、ただただ苛烈な快楽を覚えながら敵の思い通りに扱われるしか無い。仲間と背中合わせになるよう手枷の鎖をもう一本のフックへと引っ掛けられても、男は絶望しながら発情しきった裸体を鑑賞しやすい格好へとどうすることも出来ずに追いやられるしか無い。
自分をこの部屋まで連行した黒スーツの男達が去り、背後の仲間と共に鎮めたくても鎮められぬ淫らな火照りに狂う裸体を自分達が揃うのを待っていた男達に堪能され始めても、哀れな男はこれ以上無い戦慄と悔しさを募らせながら敵達の意図に沿って崩壊に向かう様を最期の時まで愉しまれ続けるしか無いのだ。

「ようこそ、スパイさん達。待っていたよ。では、今から私達全員でスパイさん達が陥落するまでの光景をじっくり味わわせてもらうよ。情報の白状なんて考えなくても良い。私達を悦ばせる仕草を取る必要も無い。私達に潜り込んだ愚かな薄汚いスパイさん達は、発狂するまで発情を強制されることだけを考えて身分に相応しく悶え苦しみ続けなさい。分かったね?」
「んまぁっ!? むー! あぶぁぁぁっ!」
「うっ、ぐふぅぅ! んー! んもぉぉぉんっ!!」

誇りを捨て仲良く滑稽に哀願を寄せてもスパイ達が潜入した組織の幹部以上の面々は一切動じず、みっともなく勃起した男根を振り乱しながら救いを欲する二人の絶叫に優越感を湧き上がらせつつ、下賎なスパイ達が淫欲に溺れて自我を失いゆく過程を言葉さえ発さず宣言通りに味わい続けていた。






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