発情捜査員は無意味に助けを求める
2021.03.09.Tue.21:00
「ふぅーっ……んふっ、ふむぅぅっ……!」
真夜中の道路で対向車とすれ違う度に、捜査員さんは諦め悪くくぐもった唸りを上げて助けを求めている。
無理矢理に強力な媚薬混じりの空気を吸入させられた肉体は気が狂う程の発情に襲われ声を出すことすらも苦しいはずだというのに、捜査員さんは黒いマスクの下に隠された喉奥までを満たす男性器に似せた棒と鼻の周囲を覆い容赦無く送り込まれる媚薬入りの空気以外での呼吸を禁じる器具越しに言葉にならない弱々しい叫びを発して救いを求め、黒いズボンの上から黒革のベルトを巻き付けられたことで左右を一まとめにされた足をもがかせつつ、助手席の後ろで左右の手首と二の腕を黒革の枷と鎖で繋がれた腕を力無く暴れさせている。
もちろん、そんなことをしても拘束は外せなどしない。幾ら一生懸命に声を上げてもその声は運転している私を愉しませるのが精一杯で、夜道での走行に注意を払っている対向車達は捜査員さんの窮地に気付く気配すら見せない。
「ほぉら、捜査員さん? どんどん私の所有している山に近付いていくよ? もっと頑張って助けを求めないと、私の部下以外誰もいない空間へと連れ攫われちゃうよー?」
「ふうぅ! んふっ、むぶ、うぅぅっ……!」
意地悪く指摘をしてあげると、捜査員さんは身悶えと呻きを一層激しくし、敵だらけの場所への移動を心から拒絶する無意味な足掻きを見せてくれた。
ここに来るまでの対向車の様子を考えれば徒労に終わることは分かりきっているだろうに、捜査員さんはじょじょに少なくなっていく対向車に一縷の望みを掛けて走行音に掻き消されるだけの声を発し続けた。
その滑稽な行動を愉しみ続けてどれくらいが経過した頃だろう。とうとう対向車が一台も居なくなり、捜査員さんが逃げ場の無い媚薬の発情に苛まれながら絶望し、拘束から抜け出そうとする試行錯誤の音さえも立てなくなった頃、私の運転する車は私が所有する山の入り口に存在する門へと辿り着いた。
「ボス、お待ちしておりました」
「ここからは私が運転致しますので、ボスは後部座席でゆっくり捜査員を弄んでください」
開いた門の内側で私を待っていた部下達が、深く頭を下げつつ運転の交代を申し出る。
だが、私は予定を変更してその申し出を断った。寒空の下で何時間も待ってくれていた部下達に褒美を与えたい。何より、目を見開きながらこちらに怯えた視線を送り、器具とマスクの下から漏れ出る苦しげな吐息に恐怖を滲ませている惨めな捜査員さんをもっと運転席という位置から味わいたい。そう考えた私は、左ポケットに入れていた二台のリモコンを後部座席に放り投げつつ、部下達に褒美を兼ねた指示を出した。
「いや、私は屋敷に着くまで情けなく苦しむ捜査員さんをここで堪能させてもらうよ。君達は後部座席からリモコンを操作して、捜査員さんを好きなだけ鳴き喚かせてあげなさい。私達に楯突いた愚かな捜査員さんがみっともなく悶え苦しむ様子のお裾分けだ」
「ふぶっ……!? んむっ、むぐっ……!!」
驚愕しながら、捜査員さんがイヤイヤと首を振る。けれど、部下達はその首振りを受け入れない。彼らにとって私の命令は絶対にある上に、彼ら自身も目障りだった捜査員さんをいたぶりたいと願っているからだ。
私の指示を受け取った部下達が、また深く頭を下げ手早く門を閉じ直し、先程私が放ったリモコンを手に取りつつ後部座席へと腰を下ろす。そして彼らは何の躊躇いも無く、それぞれのリモコンに取り付けられているダイヤルを右に回した。媚薬の効果で感度を高められた捜査員さんの肉体を苛烈に責め立てる、無慈悲な機械の振動が生み出す甘く苦しい快楽地獄の始まりだ。
「んふぅぅっ!? ふぐ、ぶっ、んもっ……もぉぉんっ!」
ズボンの中で硬く張り詰めている男根へと巻き付けられていた二本のベルト型のローターが根本と亀頭近くを小刻みに震わせ、睾丸にも振動を流し込んで悦楽を味わわせる。シャツの内側で硬く尖っていた左右の乳首を強く挟み込んでいるクリップ型のローターが羽虫が鳴くような駆動音を鳴らしながら震え、捜査員さんの乳首に望まぬ淫猥な悦びを叩き込んでいく。
それらの刺激の強弱を部下達の気まぐれに変化させられるだけでも、さぞかし辛いことだろう。あっという間に痙攣を始め、ズボン内に精液を堪えることも出来ずに撒き散らし車内に雄の淫臭を漂わせている捜査員さんはもはや、嬲られるがままにイくしかない無様極まりない存在だ。
そんな無様な捜査員さんを横目で見つめ、悲痛な嬌声を聴きつつ、私は運転を再開した。車の操作に紛れ込ませて捜査員さんの鼻に繋いだ装置を動かして呼吸を支配する残酷な空気の媚薬濃度を引き上げ、部下達に新たな指示を与えながら、私は今日から捜査員さんを飼い慣らす場所となる私の別荘へ向けて車を走らせ始めた。
「二人共、その調子だよ。もっともっといたぶって、捜査員さんに自分の立場を思い知らせてあげなさい。思い思いにリモコンを操作して絶頂を強要しながら、捜査員としての誇りと人間としての尊厳を地に堕とさせてやりなさい。良いね?」
「んみゅぅぅ!? ぶっ、ふぶぅぅんっ!」
部下達の返事よりも早く発せられた許しての感情がこもっている捜査員さんの甲高い悲鳴を耳にしながら、私は思わず愉悦に満ちた冷酷な笑みを漏らし、隣にいる捜査員さんの瞳とバックミラー越しに見える部下達の表情を戦慄に染め上げさせていた。
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真夜中の道路で対向車とすれ違う度に、捜査員さんは諦め悪くくぐもった唸りを上げて助けを求めている。
無理矢理に強力な媚薬混じりの空気を吸入させられた肉体は気が狂う程の発情に襲われ声を出すことすらも苦しいはずだというのに、捜査員さんは黒いマスクの下に隠された喉奥までを満たす男性器に似せた棒と鼻の周囲を覆い容赦無く送り込まれる媚薬入りの空気以外での呼吸を禁じる器具越しに言葉にならない弱々しい叫びを発して救いを求め、黒いズボンの上から黒革のベルトを巻き付けられたことで左右を一まとめにされた足をもがかせつつ、助手席の後ろで左右の手首と二の腕を黒革の枷と鎖で繋がれた腕を力無く暴れさせている。
もちろん、そんなことをしても拘束は外せなどしない。幾ら一生懸命に声を上げてもその声は運転している私を愉しませるのが精一杯で、夜道での走行に注意を払っている対向車達は捜査員さんの窮地に気付く気配すら見せない。
「ほぉら、捜査員さん? どんどん私の所有している山に近付いていくよ? もっと頑張って助けを求めないと、私の部下以外誰もいない空間へと連れ攫われちゃうよー?」
「ふうぅ! んふっ、むぶ、うぅぅっ……!」
意地悪く指摘をしてあげると、捜査員さんは身悶えと呻きを一層激しくし、敵だらけの場所への移動を心から拒絶する無意味な足掻きを見せてくれた。
ここに来るまでの対向車の様子を考えれば徒労に終わることは分かりきっているだろうに、捜査員さんはじょじょに少なくなっていく対向車に一縷の望みを掛けて走行音に掻き消されるだけの声を発し続けた。
その滑稽な行動を愉しみ続けてどれくらいが経過した頃だろう。とうとう対向車が一台も居なくなり、捜査員さんが逃げ場の無い媚薬の発情に苛まれながら絶望し、拘束から抜け出そうとする試行錯誤の音さえも立てなくなった頃、私の運転する車は私が所有する山の入り口に存在する門へと辿り着いた。
「ボス、お待ちしておりました」
「ここからは私が運転致しますので、ボスは後部座席でゆっくり捜査員を弄んでください」
開いた門の内側で私を待っていた部下達が、深く頭を下げつつ運転の交代を申し出る。
だが、私は予定を変更してその申し出を断った。寒空の下で何時間も待ってくれていた部下達に褒美を与えたい。何より、目を見開きながらこちらに怯えた視線を送り、器具とマスクの下から漏れ出る苦しげな吐息に恐怖を滲ませている惨めな捜査員さんをもっと運転席という位置から味わいたい。そう考えた私は、左ポケットに入れていた二台のリモコンを後部座席に放り投げつつ、部下達に褒美を兼ねた指示を出した。
「いや、私は屋敷に着くまで情けなく苦しむ捜査員さんをここで堪能させてもらうよ。君達は後部座席からリモコンを操作して、捜査員さんを好きなだけ鳴き喚かせてあげなさい。私達に楯突いた愚かな捜査員さんがみっともなく悶え苦しむ様子のお裾分けだ」
「ふぶっ……!? んむっ、むぐっ……!!」
驚愕しながら、捜査員さんがイヤイヤと首を振る。けれど、部下達はその首振りを受け入れない。彼らにとって私の命令は絶対にある上に、彼ら自身も目障りだった捜査員さんをいたぶりたいと願っているからだ。
私の指示を受け取った部下達が、また深く頭を下げ手早く門を閉じ直し、先程私が放ったリモコンを手に取りつつ後部座席へと腰を下ろす。そして彼らは何の躊躇いも無く、それぞれのリモコンに取り付けられているダイヤルを右に回した。媚薬の効果で感度を高められた捜査員さんの肉体を苛烈に責め立てる、無慈悲な機械の振動が生み出す甘く苦しい快楽地獄の始まりだ。
「んふぅぅっ!? ふぐ、ぶっ、んもっ……もぉぉんっ!」
ズボンの中で硬く張り詰めている男根へと巻き付けられていた二本のベルト型のローターが根本と亀頭近くを小刻みに震わせ、睾丸にも振動を流し込んで悦楽を味わわせる。シャツの内側で硬く尖っていた左右の乳首を強く挟み込んでいるクリップ型のローターが羽虫が鳴くような駆動音を鳴らしながら震え、捜査員さんの乳首に望まぬ淫猥な悦びを叩き込んでいく。
それらの刺激の強弱を部下達の気まぐれに変化させられるだけでも、さぞかし辛いことだろう。あっという間に痙攣を始め、ズボン内に精液を堪えることも出来ずに撒き散らし車内に雄の淫臭を漂わせている捜査員さんはもはや、嬲られるがままにイくしかない無様極まりない存在だ。
そんな無様な捜査員さんを横目で見つめ、悲痛な嬌声を聴きつつ、私は運転を再開した。車の操作に紛れ込ませて捜査員さんの鼻に繋いだ装置を動かして呼吸を支配する残酷な空気の媚薬濃度を引き上げ、部下達に新たな指示を与えながら、私は今日から捜査員さんを飼い慣らす場所となる私の別荘へ向けて車を走らせ始めた。
「二人共、その調子だよ。もっともっといたぶって、捜査員さんに自分の立場を思い知らせてあげなさい。思い思いにリモコンを操作して絶頂を強要しながら、捜査員としての誇りと人間としての尊厳を地に堕とさせてやりなさい。良いね?」
「んみゅぅぅ!? ぶっ、ふぶぅぅんっ!」
部下達の返事よりも早く発せられた許しての感情がこもっている捜査員さんの甲高い悲鳴を耳にしながら、私は思わず愉悦に満ちた冷酷な笑みを漏らし、隣にいる捜査員さんの瞳とバックミラー越しに見える部下達の表情を戦慄に染め上げさせていた。
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