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男は為す術無く痴態を引きずり出される

2021.03.05.Fri.21:00
「んむぅぅっ! むぐっ、むぅぅぅぅぅーっ!!」

視界を塞ぐ黒色のテープの下で苦しげに眉根を寄せ、言葉を封じるテープ越しに甘く歪んだ悲痛な絶叫を放ちながら、男が正確な回数すらももはや分からない絶頂へと押し上げられた。
根本と亀頭近くに巻き付けられたベルトが行う振動によって淫らにいたぶられている男根が、訪れた絶頂に合わせてほとんど透明に近い精液を力無く零しながら、萎える暇さえ認められずに次の絶頂へと導かれていく。また、不完全な射精を強いられ限界の男根に快楽を極めさせられてしまう。その事実を心から嫌がりながら、男はどうにかしてこの淫らな責め苦から逃れようと汗に濡れた裸体をよじらせる。だが、男は何処にも逃れられない。衣服と所持品を剥ぎ取られた裸体に厳重な縄拘束を加えられた哀れな男がじたばたともがいてみても、手足をきつく縛めている縄は無駄な試みを嘲るように軋む音を立てるのみで解ける気配は欠片も見せない。
背中で左右の手首と二の腕同士を括られ、振り乱すことすらも行えないよう遊び無く胴体へと結合された腕に力を込めても無駄。足首同士と太もも同士を繋がれた足を必死で動かしてみても無駄。手首の縄と足首の縄を後から足された縄で短く結ばれ海老反りのような体勢から離れられないよう身動きを制限された裸体を、自分を捕らえた男の腕の中で必死に悶えさせてみてもやはり無駄。ありとあらゆる試行錯誤を全て無に帰される状態に追いやられた男はもう、憎い男に自分の痴態を堪能されながら為す術無くイき狂わされるしか無い。
視界と言葉、そして肉体の自由を大きく奪い取られた惨めな男は、男根を責め立てる小さな二本のベルトに甘く翻弄されながら、憎い男を悦ばせる鳴き声と悶絶を休みも慈悲も無く引きずり出され続けるしか無いのだ。

「むーっ! んむっ、むうぅ! ぶぐぅぅぅっ!!」
「あーぁ、またイっちまったな。もう先走りすら噴き出せなくなってきてるってのに情けなくイきまくって……無様ったらないなぁ、ん? 少しはイくのを我慢するって気になったらどうだ?」

屈辱を煽る非道な男の言葉が、笑い混じりに右耳へと囁かれる。その言葉に対し男は淫らに憔悴させられた思考に苛立ちを募らせるが、生まれた苛立ちを示す術は無い。目を封じられ、口を塞がれ、迫り来る絶頂を堪えることも不可能にされた男は、睨み付けも反抗の言葉を飛ばすことも叶わぬまま、ベッドヘッドに背中を預けた格好で左腕を自分の首に回している男の腕の中で断続的な絶頂に至るしか無い。
無様だと理解していても、無慈悲な淫獄で自分を嬲り倒す男の思い通りにされたくないと願っていても、抗えぬ男はただただ憎い男の意図に沿った己の姿を愉しまれること以外、取れる行動など残されてはいないのだ。

「みゅぅぅぅっ!! ぶー! んもぉぉぉぉっ!!」
「おいおい、今度は随分と派手にイったな。チ○コも玩具の振動なのか自前で脈打ってんのか分からないくらいに跳ねさせやがってよ。このままイってたら、あっという間に壊れちまうぜ? もうすぐ射精も出来なくなるだろうし、そうなったら今以上に苦しいぜ? 簡単に壊れないよう、しっかり意識しろよ。ほら、イくのは我慢だ我慢」
「ぶぐぅぅ! んふっ、むぅぅ!! ぶぅぅぅぅーっ!!」

愉悦に染まった残忍な表情が閉ざされた視界の向こうに見えてくるような声音で無茶な指示をぶつけてくる男の腕の中でより限界に近付いた絶頂を迎えさせられながら、男は射精が行えなくなってもこの責め苦が終わらないという冷酷な事実に打ちひしがれ恐怖を膨らませつつ、抑えきれぬ絶頂の波に屈してまた甘く苦しい頂点へと上り詰めさせられていくのだった。






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