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改造された青年は陽光の中で愉快にイき狂う

2021.02.23.Tue.21:00
「むっ、んぐぅぅ! ふー! んむぅぅぅぅぅっ!!」

固く丸めた布を押し込まれ黒色の粘着テープで栓を施された口から恐怖に染まった絶叫を半狂乱になって放っても、青年を救い出す存在は現われない。私有地である山の奥深くに建てられた屋敷の庭先でどんなにくぐもった唸りを飛ばしても、その声は山の中に聞こえる風が葉を揺らす音に虚しく掻き消されていくだけだ。
ならばと、青年は自力での脱出を欲して庭に建てられた純白のパラソルの下で裸体を必死にもがかせる。白いビーチチェアの上に仰向けで転がされた肉体を支えている木の板の裏側に回された左右の手首同士と足首同士を拘束する黒革の枷と鎖をどうにかして外そうと、青年はなりふり構わずにじたばたと身悶え頑丈な拘束を絶えずがちゃがちゃと鳴らし続ける。
けれど、青年の努力はやはり結果に結び付かない。幾ら手足を暴れさせても人外としての力を封じられた青年は自由を奪われた事実を一向に覆せず、とうとう青年は絶望が満ちる瞬間である、陽光が逃げ場無く降り注ぐ時間帯を迎えてしまった。

「んぅ、むぐぅぅんっ……!」

裸体をすっぽりと守る形で設置されたパラソルが無ければ、今頃青年は陽光に全身をいたぶられている。緻密な調整の末にぎりぎり裸体全体を守る形となるようにパラソルは設置されている為、もはや青年は下手にもがくことすらも許されない。
もう自分は、拘束と格闘することも叶わない。その情報を嫌でも認識させられた青年は、チェアを構成する板を挟んだ頭部の後ろで左右を繋がれた手の動きと、丸出しにさせられた男根の下で足首同士を結合された足の動きを停止させ、これ以上無い屈辱に震えながら足掻きを諦めた。吸血鬼としての誇りと矜持を捨て、日光に焼き尽くされる死を回避する為の道を選んだ。
だが、青年を捕らえ日光の檻が完成するまで屋外に放置した残酷な男は、拘束を外そうともせず大人しくじっとしている惨めな吸血鬼の姿をわずかに開いたカーテンから窓越しに嘲笑いつつ、青年を無様に悶え狂わせる目的で用意した機構を作動させた。
青年吸血鬼を捕獲し己が生み出した技術で青年から吸血鬼としての様々な能力を没収した男は、人間よりも長命かつ高位で高貴な存在が滑稽に悶絶する光景を見たい一心で右手に握っていたリモコンを用いて日光を遮っていたパラソルを遠隔操作で閉じ始めてしまったのだ。

「むぐぅぅぅっ!? んー!! みゅぅぅぅぅっ!!」

耳障りな機械音を立てながら窄まり出したパラソルを目にしつつ、驚愕と恐れに染まった唸りを発して青年が身をよじらせる。
ほんのわずかな余裕の範囲で手足を揺らしながら、青年は死を意味する陽光の照射を拒絶しようと無我夢中で拘束の解除を試みる。
しかし、拘束はやはりビクともしない。青年がどんなにじたばたと手足を動かしても、拘束は冷たい金属音を立てるのみで外れない。
心の底から怯え、打ちひしがれながら試行錯誤を繰り返しても無駄で。みっともなくくねる青年の裸体は窄まったパラソルの縁から零れ落ちた日光に、容赦無く突き刺さされてしまった。
それは、青年にとっての崩壊の始まり。欠片も想定していなかったある意味死よりも残忍な、淫ら極まりない無慈悲な崩壊の始まりだ。
日光を浴びた肌が、激しく痺れる。その現象は今まで通りだった。けれど、吸血鬼の力を奪う際に非道な男の手で改造を加えられていた青年に次に訪れた感覚は肌が焼けただれる激痛ではなく苛烈な快楽で。じわじわと閉じていくパラソルに合わせて陽光に嬲られる箇所を裸体全体に拡大された青年は、これまでは感じたくても感じられなかった陽光の暖かさの中で乳首を尖らせ男根を勃起させながら、あっという間に堪えようの無い悦楽に流されるがままに達し続ける絶頂地獄へと追いやられてしまった。

「んむぅぅぅ-っ!? んっ、んー!! うぅ、ふぐっ、むぐぅぅぅぅっ!!」

人間と同じように陽光を浴び、命を果てさせられる身体になりたい。そんな願いを異常な男に聞きつけられた哀れな青年吸血鬼は陽光を浴びても死ぬことはなく強烈な快楽を得る肉体へと変化させられ、その上で幾ら絶頂に至っても死には達せぬ吸血鬼の不死の特性のみを残してその他の能力を一切封じられてしまった。
青年吸血鬼は、死にたくても死ねない。普通の人間と同じ程度の力しかない為、監禁から脱出することも出来ない。何より、心から求めた陽光を淫猥な地獄の材料へと変換させられてしまった。そんな冷酷な情報に思い至る余地も無いまま陽光の中で愉快にイき狂う青年を眺めながら、男は改造が目論見通りに達成されていることに対して満足げな微笑みを浮かべつつ、自分だけの物となった青年吸血鬼を飼い慣らす日々に期待を寄せ、湧き上がる興奮に合わせてズボンの中の男根を硬く張り詰めさせていた。






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