FC2ブログ

男は無自覚に淫らな主役へと抜擢される

2021.02.04.Thu.21:00
今日のこの試合が、自分の引退試合だ。この試合が終わったら、密かに集めた自身が所属している団体の違法な行為の証拠を公にし、団体の悪事と共に自身の選手生命を終わりにする。
そんな決意を胸に、男は最後のリングへと上がった。自分を今まで生かしてくれたプロレスという舞台への感謝と、いつの間にか歪んでいた愛する団体との決別に対する哀しみを抱きながら、男は悔いの残らない試合をするべくリングに立った。
しかし、その時点で男は自分の行動を見抜いていた団体の罠に嵌まっていた。何も知らないのは悲壮な決意を募らせている男だけ。試合前にはあらゆる娯楽や余計な情報を断ち、試合相手の情報と己の鍛錬に集中するストイックな態度を逆手に取られて団体の悪事に与する者しかいない空間へと気付かぬ間に導かれていた男だけだ。
試合相手はもちろん、審判も、実況席に座っている者も敵。それどころか、観客席を埋め尽くしている者達もプロレスと称した非道で淫猥なショーを愉しみに来た男の敵。何処を見渡しても敵しかいないリングの上に立たされ、自身が公にしようとしていた異常な見世物の主役へと無自覚に抜擢された哀れな男は幾ら屈強な肉体を有していても逃走の叶わない状況へと追いやられ、罠に嵌められた事実に気付いた時にはリングに乱入した十数人の男と試合相手の男の手で肉体に拘束を仕掛けられ、抵抗すらも行えない無様な格好へと変えられてしまっていた。

「○○選手、全く動けない! 誇りに満ちたユニフォームを引き裂かれ、局部を丸出しにさせられているというのに隠すことも出来ない! これは勝負が決まったかーっ!?」
「くっ、うぅぅっ!」

普通の試合ではあり得ない光景を実況する声を聞きながら、男が身をもがかせる。自分から衣服を剥ぎ取り、数の暴力で身動きを封じている卑怯な男達の手から逃れようと、男が必死で裸体をよじらせる。
だが、幾ら暴れても男はやはり自由を取り戻せない。逞しく鍛えられた足を必死で動かしても、丸太のような太い腕を駆使して危機からの脱出を試みようと考えても、同じくらいに屈強な肉体を持つ男達に十数人がかりで抑え込まれた手足は状況を何一つとして覆せない。
大きく開かせた足を胸の高さに固定し、万歳をするように頭上へと移動させられた腕を足の高さと同じ位置となるよう背中側に向かって持ち上げさせられた男はもう、屈辱的な海老反りの格好のまま為す術無く弄ばれるしか無い。
逃走と抵抗を不可能にされた惨めな男は、味方のいない会場で情けない姿を数え切れない程の敵の目に晒し敵達に己の様子を嘲笑われながら、望まぬ責めにただただ辱められるしか無いのだ。

「○○選手、この状態でもまだ諦めていない! 露出させられた性器を振り乱しながら抜け出そうと足掻いているーっ! しかし、その頑張りを一蹴するかのように、媚薬のボトルが局部に近付けられていくーっ! このままでは媚薬を投与され、この大観衆の前で淫らに発情させられた上に苦しい体勢で射精に次ぐ射精を迎えさせられてしまうぞーっ! 急いで抜け出せ○○選手! 早くしないとイき地獄の到来だぞーっ!!」
「ひっ!? や、やめろ! やめろぉぉっ!!」

首を回しても見えない背後で繰り広げられる恥部への非道に戦慄しながら男は骨の軋みも忘れて不自然な格好に追いやられた裸体をくねらせる。けれど、求める効果は一切得られない。無意味に大観衆の前で裸体を踊らせる哀れな男は恥部の真上でボトルを逆さにされ、強い粘性を持った強力な液体媚薬をたっぷり男根と尻穴にまぶされ、激しい発情に苛まれ出した淫らな弱点を甘く嬲られながら堪えきれぬ絶頂の波に溺れ、今日を最後の試合にすると考えていた自分を完全に失い快楽欲しさに嫌悪していた見世物に悦んで協力する団体の従順な奴隷へとなるよう、常識と人格と淫猥に壊され団体にとって都合の良い存在へと作り直されていくのだった。






↓よろしければ、応援クリックお願いします↓

小説(BL) ブログランキングへ

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL短編小説へ
にほんブログ村

B L ♂ U N I O N
↓よろしければ、こちらも応援クリックお願いします↓





















関連記事
スポンサーサイト
[PR]

コメント

管理者のみに表示