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少年探偵は明晰な頭脳で淫獄からの助けを虚しく望む

2021.01.09.Sat.21:30
「おぅ、あえへぇっ! ひゅる、ひへっ! はふへへぇぇっ!!」

見開いた目から大粒の涙を零し、口に噛まされた黒色のギャグボールの穴から唾液を飛ばしながら、少年が自分を嬲る存在に向かって不明瞭な言葉で許しを請う。人間としての誇りと、探偵としての誇りをかなぐり捨てた少年は大人を凌駕するその明晰な頭脳で苦悶からの解放を欲し、惨め極まりない悲痛な哀願を繰り返し放っている。
だが、残忍な存在は少年探偵が心から紡ぎ出す哀願を耳にしても、痛々しく歪んだ表情を目にしても慈悲を見せない。鳴き喚いている探偵と同じ年頃の少年怪盗は手首同士と二の腕同士を背中で縛られ、足首同士と太もも同士を短く括られ、手首と足首の縄を遊び無く繋がれた無様な裸体が全身の縄を軋ませつつベッドの上で情けなく痙攣する様子に黒い微笑みを浮かべながら、探偵の右隣に寝転んだ体勢で無防備に露出させた幼い男根を右手で巧みに、容赦無く擦り上げ続けるだけだ。

「えぁっ、えぁぁっ! ひゃめへぇっ! まら、ひふっ、ひむぅぅっ!!」

もう何度目かも分からない射精へと押し上げられる。その甘い恐怖に怯えながら一層激しく救いを求めても、やはり少年怪盗は右手をとめてくれない。むしろ、怪盗は無駄な哀願と手の中の男根の跳ねが強まるのを感じて笑みを深めながら、右手の動きを更に早め淫蜜と精液に塗れた男根への刺激を躊躇い無く引き上げた。もちろん、その責めの引き上げを行ったら探偵は我慢すらも叶わずに絶頂へと至ってしまうことを理解した上でだ。

「えぉっ!? むぉぉんっ! あぉ、あぁ、はくっ、ふむぅぅ!」

塞がれた口で聞き流されるだけの懇願を放つ余裕も失い、少年探偵が男根を刺激されながら裸体を痛々しく痙攣させる。その裸体の震えを至近距離で堪能しながら少年怪盗は右手を夢中で上下に動かし、抗えぬ絶頂に追い立てられる探偵の痴態を余すところ無く鑑賞する。
そんな淫らで絶望的な濃い十数秒間ののち、限界に至った探偵は縛られた裸体を大きく反らし、腰をはしたなく上に向かって突き出しながらまた怪盗の手の中で欲望を弾けさせた。

「あ、かはっ、ほぉ、んむぅぅ……っ!」

執拗に射精を強要され、憔悴しきった男根から色の薄まった精液が溢れ出す。ほぼ透明に近い精液を力無く分泌させながら腰を浮かせた状態で小刻みに身を悶えさせていた少年探偵は、絶頂の波が引くと同時にぐったりと脱力し、無理矢理に迎えさせられた絶頂の余韻に浸り始めた。
しかし、残忍な少年怪盗は淫猥な余韻を本能のままに貪ることすら許さない。非道な少年怪盗達は、絶頂の残滓を心地良さげに受け入れ身をくねらせている少年探偵とその助手に向かって、笑い混じりに次の責めを宣言した。

「あーぁ、イっちゃったね。それじゃ、今度は助手君の番だよ」
「さっきあんなにもうイきたくないって言ってたのに、またイかされちゃうね。可哀想だけどイっちゃった探偵君のせいだから、恨むんなら探偵君を恨むんだよ? 良いね?」
「えやっ、えやぁぁっ! はひゅ、へへっ! ゆりゅ、ひっ……んむぅぅぅっ!!」

自分と同じように裸体に剥かれ、縄拘束を着せられた助手の少年が男根を嬲られながら上げる絶望色のくぐもった悲鳴を聞き左隣での悶絶を眺めながら。抵抗を封じられた自分達を挟む形でベッドに寝転がり、絶頂の到来をきっかけにして自分と助手に対する男根への責めを交互に行う残酷な少年怪盗達が放つ愉快さを露わにした声を聞き悪魔のような笑顔を見つめながら。少年探偵は無慈悲な絶頂地獄に疲弊させられた頭で怪盗達の計略に嵌まった己の情けなさと、誰にも届かない助けてを虚しく思い浮かべていた。






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