全てを失った悪達は捕らえた正義に復讐を加える
2020.12.29.Tue.21:00
金属で作られた、小さな器具達。二つを重ねても片手で握り込めるくらいの大きさしかないそんな器具を眠っている間に与えられていた男は左右の手足の親指同士を結合され、身動きを封じられた状況へと追いやられてしまっていた。
「んぐっ、むっ、んむぅぅっ!」
固く丸めた布を押し込まれ、黒色の粘着テープで栓を施され言葉を封じられた口でくぐもった唸りを発しながらもがいても、手足の親指を縛める器具は外れない。衣服を剥ぎ取られた裸体を殺風景な部屋に置かれたベッドの上でのたうち回らせながら自由を取り返そうと必死で暴れても、背中で拘束された手と左右を密着させられた足は親指同士を繋ぐ指錠を振り払えない。
男がどんなに焦燥を募らせても、危機感と屈辱を抱きながら試行錯誤を繰り返しても、行動を制限された事実は一向に変えられない。
目を覚ました瞬間から逃走を求めて足掻き続けた男の努力は、ただただ体力を消耗し逃れられないという情報を思い知らされるだけに終わり、とうとう男は真の絶望が訪れる瞬間を、自分を襲い連れ去った男達がやって来る時を迎えてしまった。
「捜査員さん、おはよう。ぐっすり眠れたかい?」
「久しぶり、捜査員さん。アンタが俺達の組織に潜入して、組織を内側からぶっ壊してくれた時以来だねぇ」
「っ!? んっ、むぐぅぅっ!」
家路の途中に存在する暗がりで不意に襲われ、為す術無く嗅がされた薬品によって意識を奪われた捜査員の男は、自分を攫った者達の正体すらも把握出来ていない状態で拘束との格闘を行っていた。
そして今、自分を捕らえた者達の正体を把握した捜査員は、自身が過去に潜入し内部から壊滅へと追い込んだ犯罪組織の残党が相手だと知った捜査員は、恐怖に目を見開き一層濃い焦りの唸りを発しながら指錠からの脱出を求める為の動きを改めて取り出した。
しかし、やはり指錠は外れない。所属していた組織を壊され、失う物が一つも無くなった男達が狂気的な笑みを浮かべながら距離を詰めてきても捜査員から抵抗を奪う頑丈な器具は指に痛みが走る程に力を加えても全く外れる気配を見せず、哀れな捜査員はベッドの上で惨めに悶える無防備な裸体を男達に取り囲まれ、愉悦と恨みを乗せた言葉と共に抗えぬ裸体を男達の手で弄ばれ始めてしまった。
「幾ら頑張っても無駄だぜ? もう捜査員さんは俺達から逃げられねーよ」
「ただの同僚だと思ってた頃から、嬲り甲斐のある良い身体してると思ってたんだよねぇ……」
「俺達が逃げ出す時に持ち出した薬や道具も結構な量あるから、これを使ってたっぷりと、捜査員さんに復讐をしてやるよ。組織でやってた肉奴隷を作る用の責めじゃなくて、捜査員さんを快楽無しじゃいられない廃人にする為の責めを加えて……今度は俺達が、アンタを壊してやるからな? 覚悟しろよ?」
「むぐぅぅっ!? んむっ、むぶぅぅぅっ!!」
守る物の無い左右の乳首を指で転がされ、丸出しにさせられた男根の幹と睾丸を指で巧みに刺激され、潜入している最中に毎日嫌というくらいに目にした残酷で淫猥な薬品が詰め込まれたボトルを怯えに染まった顔の前に突き付けられ、非道な組織が生きた男を淫らな商品へと作り変える際に用いていたあらゆる器具をベッドの上へと並べられながら、捜査員はこれから味わわされる己の自我の瓦解を目的とした容赦の無い快楽調教からの解放を欲する悲痛な絶叫を味方のいない空間に虚しく響かせ、狂った悪の男達の歪んだ興奮を更に高めさせてしまっていた。
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固く丸めた布を押し込まれ、黒色の粘着テープで栓を施され言葉を封じられた口でくぐもった唸りを発しながらもがいても、手足の親指を縛める器具は外れない。衣服を剥ぎ取られた裸体を殺風景な部屋に置かれたベッドの上でのたうち回らせながら自由を取り返そうと必死で暴れても、背中で拘束された手と左右を密着させられた足は親指同士を繋ぐ指錠を振り払えない。
男がどんなに焦燥を募らせても、危機感と屈辱を抱きながら試行錯誤を繰り返しても、行動を制限された事実は一向に変えられない。
目を覚ました瞬間から逃走を求めて足掻き続けた男の努力は、ただただ体力を消耗し逃れられないという情報を思い知らされるだけに終わり、とうとう男は真の絶望が訪れる瞬間を、自分を襲い連れ去った男達がやって来る時を迎えてしまった。
「捜査員さん、おはよう。ぐっすり眠れたかい?」
「久しぶり、捜査員さん。アンタが俺達の組織に潜入して、組織を内側からぶっ壊してくれた時以来だねぇ」
「っ!? んっ、むぐぅぅっ!」
家路の途中に存在する暗がりで不意に襲われ、為す術無く嗅がされた薬品によって意識を奪われた捜査員の男は、自分を攫った者達の正体すらも把握出来ていない状態で拘束との格闘を行っていた。
そして今、自分を捕らえた者達の正体を把握した捜査員は、自身が過去に潜入し内部から壊滅へと追い込んだ犯罪組織の残党が相手だと知った捜査員は、恐怖に目を見開き一層濃い焦りの唸りを発しながら指錠からの脱出を求める為の動きを改めて取り出した。
しかし、やはり指錠は外れない。所属していた組織を壊され、失う物が一つも無くなった男達が狂気的な笑みを浮かべながら距離を詰めてきても捜査員から抵抗を奪う頑丈な器具は指に痛みが走る程に力を加えても全く外れる気配を見せず、哀れな捜査員はベッドの上で惨めに悶える無防備な裸体を男達に取り囲まれ、愉悦と恨みを乗せた言葉と共に抗えぬ裸体を男達の手で弄ばれ始めてしまった。
「幾ら頑張っても無駄だぜ? もう捜査員さんは俺達から逃げられねーよ」
「ただの同僚だと思ってた頃から、嬲り甲斐のある良い身体してると思ってたんだよねぇ……」
「俺達が逃げ出す時に持ち出した薬や道具も結構な量あるから、これを使ってたっぷりと、捜査員さんに復讐をしてやるよ。組織でやってた肉奴隷を作る用の責めじゃなくて、捜査員さんを快楽無しじゃいられない廃人にする為の責めを加えて……今度は俺達が、アンタを壊してやるからな? 覚悟しろよ?」
「むぐぅぅっ!? んむっ、むぶぅぅぅっ!!」
守る物の無い左右の乳首を指で転がされ、丸出しにさせられた男根の幹と睾丸を指で巧みに刺激され、潜入している最中に毎日嫌というくらいに目にした残酷で淫猥な薬品が詰め込まれたボトルを怯えに染まった顔の前に突き付けられ、非道な組織が生きた男を淫らな商品へと作り変える際に用いていたあらゆる器具をベッドの上へと並べられながら、捜査員はこれから味わわされる己の自我の瓦解を目的とした容赦の無い快楽調教からの解放を欲する悲痛な絶叫を味方のいない空間に虚しく響かせ、狂った悪の男達の歪んだ興奮を更に高めさせてしまっていた。
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