吊るされた青年は正反対の地獄に鳴き喚かされる
2020.12.11.Fri.21:00
「いやぁぁぁっ! もぅ、もぉやめでぇぇっ! イぐの、やらっ! おひり、ほじほじぃ……もぉ、お尻苛めないでぇぇぇっ!!」
黒革の目隠しの隙間から大粒の涙を頬に伝わせ、飲み込む力を失った唾液を喉元に垂らしながら悲痛に歪んだ声で慈悲をねだっても、青年を嬲る男は無防備な尻穴にねじ込んだ指の動きをとめてくれない。柔らかな腸壁を容赦無く掻き毟り、限界まで穴を拡張し過敏な弱点である前立腺をリズミカルに押して強烈な快楽を叩き込んでくる男の右手の指から逃れたいと願いながらめちゃくちゃに身をもがかせてみても、二の腕を胸部に括り手首を背中で縛る縄を与えられ、足首と太ももを結び足に伸ばすことを禁じる縄を施され、それらの縄と地下室の天井に位置するフックを後から足された縄で結ばれ無様な宙吊りの状態にされた青年の裸体は必死なもがきに合わせて情けなくゆらゆらと揺れることしか出来ず、体内を蹂躙する男の指からはどうやっても逃れられはしない。
視界を閉ざされ、肉体の自由を没収された青年はなりふり構わない哀願の絶叫を無視されながら、尻穴のみを嬲られての絶頂へと押し上げられ続けるしか無い。惨めに勃起した男根から精液が噴き出しても一切勢いを緩めずに腸内の柔らかな肉を甘く抉ってくる男の指を拒みたくても拒めない状況に置かれた青年は、断続的に襲い来る悦楽と絶頂の波に悶絶しながら、男の思い通りにイき狂わされること以外、何も出来ることなどありはしないのだ。
「ゆりゅっ、ゆるじでぇぇ! おひり、ぐるじぃ……ひんこぉ、おがじぐなりゅぅぅっ! イぎだぐない! イぐのやなのぉぉ! だじゅ、げで! あぁ、イぐぅぅ! イがされぢゃぅぅぅっ!!」
喉が破れんばかりに放たれる許しを請う言葉を聞き流されながら、青年がまた射精を迎えさせられた。執拗に絶頂を強要され、吐き出す体液も枯れ果てかけている男根がほとんど白の混じっていないほぼ透明な精液を力無くとろりと零しながら、持ち主である青年の苦悶を表わすかのように痛々しく脈打つ。
けれど、男はやはり慈悲を欠片も見せない。限界を超えた絶頂に喘ぐ青年と男根を目にしても男は快楽を弱めず、訪れた絶頂に合わせて無意識に窄まった尻穴を体内に侵入させた指で無理矢理に掻き分けながら、過敏になった腸壁を摩擦し前立腺を指の腹で殴り、青年を次の絶頂へと追い詰めていく。
「ひぁっ、うぁぁぁーっ!! やら、やべでぇぇっ! 指、ゆび、やあぁぁ! ひぬっ、ひんじゃぅぅっ! おにぇがいゆりゅじでぇぇっ! イぐっ、イぐイぐぅぅ! ひっ……ぎゅぅぅぅぅーっ!!」
裸体を吊るす縄を耳障りに軋ませ、目隠しの下で眉根を寄せつつ頭部を仰け反らせ、理性を失った淫猥な悲鳴を地下室中に反響させながら、とうとう青年はその時を迎えた。それは男根から液体を一滴も分泌させずに達する絶頂。解放感を伴わずに絶頂の感覚だけが長く鈍く続く、永遠とも思える不完全な射精の瞬間だ。
「はぎっ、ひおぉ……っ! あっ、か、は……んいぃ……っ!!」
悲鳴を上げる余裕すらも無い、普通とはかけ離れた苦しい絶頂に吊るされた青年が裸体を痙攣させる。その生き物とは思えない程の滑稽な痙攣を目で味わい、喉の奥から絞り出すような苦悶の呻きに連動させて収縮を繰り返す腸壁の蠢きを指で堪能した男は、青年を嬲っていた甘い電流の余韻が遠ざかると同時に腸壁をいたぶっていた三本の指を引き抜いた。
「あぅっ!? あおぉ、んくぅっ」
前触れ無く指を引き抜かれ、その衝撃に喘ぎ鳴きながらもわずかに残されていた思考能力で淫獄の終わりを認識し、青年が縛められた身をよじらせつつ安堵の反応を見せる。そんな愉快な反応を愉しみながら手と指を濡らす淫液をズボンで軽く拭った男は、吊るした青年の正面の位置に用意しておいたソファーに腰掛け、青年の安堵が恐怖と絶望に変わる様を残忍な笑みを浮かべつつ鑑賞し始めた。
「あひっ? は、へ、おぉ……っ?」
尻穴の違和感に気付いた青年が、疲弊に染まった困惑色の声を漏らしながら裸体をくねらせる。そのくねりはじょじょにじょじょに理性を失い切羽詰まった物へと変化していき、やがて耐えきれなくなった青年ははしたなくパクパクと開閉を行って刺激を欲している尻穴を突き出しながら、ほんの数分前まで心から嫌がっていたはずの肛虐をねだる言葉を紡ぎ始めた。
「たっ、たひゅけへ……おひり、うずうずすりゅぅっ! い、弄って、ほじってぇっ! 奥まで指入れて、ぐちゅぐちゅ掻き回してぇぇっ!!」
無我夢中で発せられる、腸内への責めをねだる絶叫に耳を傾けながら。凌辱の最中にこっそりと指にまぶされていた媚薬によって絶え間無い発情と疼きを引き起こされ、薬効が失われるまで刺激が無ければ落ち着かない淫猥な状態にされた尻穴が一生懸命にヒクついて快楽を要求する光景に目を細めながら。無慈悲な男はもう射精が出来なくなってたから、悲鳴で死んじゃうと訴えていたからと白々しい言い訳を胸に抱きつつ、途切れない絶頂とは正反対の地獄に悶え苦しむ青年の裸体がみっともなく宙で左右に動く様子を、無言でじっと観察し続けていた。
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黒革の目隠しの隙間から大粒の涙を頬に伝わせ、飲み込む力を失った唾液を喉元に垂らしながら悲痛に歪んだ声で慈悲をねだっても、青年を嬲る男は無防備な尻穴にねじ込んだ指の動きをとめてくれない。柔らかな腸壁を容赦無く掻き毟り、限界まで穴を拡張し過敏な弱点である前立腺をリズミカルに押して強烈な快楽を叩き込んでくる男の右手の指から逃れたいと願いながらめちゃくちゃに身をもがかせてみても、二の腕を胸部に括り手首を背中で縛る縄を与えられ、足首と太ももを結び足に伸ばすことを禁じる縄を施され、それらの縄と地下室の天井に位置するフックを後から足された縄で結ばれ無様な宙吊りの状態にされた青年の裸体は必死なもがきに合わせて情けなくゆらゆらと揺れることしか出来ず、体内を蹂躙する男の指からはどうやっても逃れられはしない。
視界を閉ざされ、肉体の自由を没収された青年はなりふり構わない哀願の絶叫を無視されながら、尻穴のみを嬲られての絶頂へと押し上げられ続けるしか無い。惨めに勃起した男根から精液が噴き出しても一切勢いを緩めずに腸内の柔らかな肉を甘く抉ってくる男の指を拒みたくても拒めない状況に置かれた青年は、断続的に襲い来る悦楽と絶頂の波に悶絶しながら、男の思い通りにイき狂わされること以外、何も出来ることなどありはしないのだ。
「ゆりゅっ、ゆるじでぇぇ! おひり、ぐるじぃ……ひんこぉ、おがじぐなりゅぅぅっ! イぎだぐない! イぐのやなのぉぉ! だじゅ、げで! あぁ、イぐぅぅ! イがされぢゃぅぅぅっ!!」
喉が破れんばかりに放たれる許しを請う言葉を聞き流されながら、青年がまた射精を迎えさせられた。執拗に絶頂を強要され、吐き出す体液も枯れ果てかけている男根がほとんど白の混じっていないほぼ透明な精液を力無くとろりと零しながら、持ち主である青年の苦悶を表わすかのように痛々しく脈打つ。
けれど、男はやはり慈悲を欠片も見せない。限界を超えた絶頂に喘ぐ青年と男根を目にしても男は快楽を弱めず、訪れた絶頂に合わせて無意識に窄まった尻穴を体内に侵入させた指で無理矢理に掻き分けながら、過敏になった腸壁を摩擦し前立腺を指の腹で殴り、青年を次の絶頂へと追い詰めていく。
「ひぁっ、うぁぁぁーっ!! やら、やべでぇぇっ! 指、ゆび、やあぁぁ! ひぬっ、ひんじゃぅぅっ! おにぇがいゆりゅじでぇぇっ! イぐっ、イぐイぐぅぅ! ひっ……ぎゅぅぅぅぅーっ!!」
裸体を吊るす縄を耳障りに軋ませ、目隠しの下で眉根を寄せつつ頭部を仰け反らせ、理性を失った淫猥な悲鳴を地下室中に反響させながら、とうとう青年はその時を迎えた。それは男根から液体を一滴も分泌させずに達する絶頂。解放感を伴わずに絶頂の感覚だけが長く鈍く続く、永遠とも思える不完全な射精の瞬間だ。
「はぎっ、ひおぉ……っ! あっ、か、は……んいぃ……っ!!」
悲鳴を上げる余裕すらも無い、普通とはかけ離れた苦しい絶頂に吊るされた青年が裸体を痙攣させる。その生き物とは思えない程の滑稽な痙攣を目で味わい、喉の奥から絞り出すような苦悶の呻きに連動させて収縮を繰り返す腸壁の蠢きを指で堪能した男は、青年を嬲っていた甘い電流の余韻が遠ざかると同時に腸壁をいたぶっていた三本の指を引き抜いた。
「あぅっ!? あおぉ、んくぅっ」
前触れ無く指を引き抜かれ、その衝撃に喘ぎ鳴きながらもわずかに残されていた思考能力で淫獄の終わりを認識し、青年が縛められた身をよじらせつつ安堵の反応を見せる。そんな愉快な反応を愉しみながら手と指を濡らす淫液をズボンで軽く拭った男は、吊るした青年の正面の位置に用意しておいたソファーに腰掛け、青年の安堵が恐怖と絶望に変わる様を残忍な笑みを浮かべつつ鑑賞し始めた。
「あひっ? は、へ、おぉ……っ?」
尻穴の違和感に気付いた青年が、疲弊に染まった困惑色の声を漏らしながら裸体をくねらせる。そのくねりはじょじょにじょじょに理性を失い切羽詰まった物へと変化していき、やがて耐えきれなくなった青年ははしたなくパクパクと開閉を行って刺激を欲している尻穴を突き出しながら、ほんの数分前まで心から嫌がっていたはずの肛虐をねだる言葉を紡ぎ始めた。
「たっ、たひゅけへ……おひり、うずうずすりゅぅっ! い、弄って、ほじってぇっ! 奥まで指入れて、ぐちゅぐちゅ掻き回してぇぇっ!!」
無我夢中で発せられる、腸内への責めをねだる絶叫に耳を傾けながら。凌辱の最中にこっそりと指にまぶされていた媚薬によって絶え間無い発情と疼きを引き起こされ、薬効が失われるまで刺激が無ければ落ち着かない淫猥な状態にされた尻穴が一生懸命にヒクついて快楽を要求する光景に目を細めながら。無慈悲な男はもう射精が出来なくなってたから、悲鳴で死んじゃうと訴えていたからと白々しい言い訳を胸に抱きつつ、途切れない絶頂とは正反対の地獄に悶え苦しむ青年の裸体がみっともなく宙で左右に動く様子を、無言でじっと観察し続けていた。
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